氣楽亭 日乗

大阪生まれで奈良県広陵町の長閑で氣楽な田舎暮らしの氣功師が氣ままに綴る懐かしい昭和の年代記です。

変な癖?

2005-06-21 00:46:31 | 氣に為ること
煙草の吸殻を自分専用の四角いガラスの灰皿に向きを並べて捨てる。
家族やお客さんに吸殻の向きを無頓着にバラバラに捨てられると凄く氣に為る。
つい吸殻の向きを同じ方向に修正している自分の・・・変な癖も氣に為る。

財布にお札を入れる時にお札の顔の向きと種類を並べ替える。
買い物でお釣を貰ったり銀行で引き出したりした時はその場で素早く並べ替える。
そんな自分がとても氣に為る。

駐車する時に車がラインと平行でないと氣に為る。
前輪のタイヤの向きが車と平行でないと同じく氣に為る。

難儀な癖が人より多いのも氣に為る。


夜店

2005-06-20 10:34:34 | 懐かしい思い出
私が幼年時代を過ごした大阪近郊の京阪沿線の下町では盛大な夜店が開催されました。
夏場の6月~9月まで毎月の3日、13日、23日の3回、露天の夜店が数百メートルにわたり出店されます。
玩具、駄菓子、輪投げ、当て物、射的、スマートボール、パチンコ、金魚すくい、ヒヨコ釣、古本、花火、東京コロッケ、関東煮、イカ焼き、タコ焼き、お好み焼き、お面、薄荷糖etc。
小遣い銭を握り締めて端から端まで胸を躍らせ飛び歩きました。
なかでも当て物には射幸心を煽られて不運の挫折を味わいました。
夜店の終点辺りには何故か植木屋さんがあつたのが不思議です。
夜店の出る駅前通りからは近い場所に遊郭も有りました。
大人も子供も、お年よりも、男も女も華やいでそぞろ歩いていた事を思い出します。
生臭いアセチレンランプの灯りが揺らめいている夏の思い出です。

夏の夕べに野外映画大会があった。

2005-06-19 10:12:07 | 懐かしの映画
サマータイムで記憶が甦ったのですが・・・
昭和20年代中頃から30年代の初めにかけて夏の夕べに野外映画大会がありました。
公園や校庭で開催され入場料は無料でした。
楽しみで待遠しくて会場設営の午後から友達仲間と集合しました。

なにもない広場にポールを2本立ててスクリーンを張ります。
観客席なんて有りません立ち見か持参したゴザが指定席です。
我々悪ガキ連はスクリーンの裏側(観客が少ない)から映画を見ます。
其の画像は当然鏡面像で左右反対です。
夜風にはためくスクリーンの画像は歪んでいました。
スピーカーからの音声は割れていますしハウリングなどで聞き取れません。
映画の内容なんて覚えていませんし如何でも良かったのです。
しかし面白かったし楽しかった。
心躍らせる数少ない公認の夜遊びでした。

サマータイム

2005-06-18 09:38:59 | 懐かしい思い出
敗戦後の一時期に「サマータイム」と云う制度がありました。
夏時間制度と云うのでしょうか?
1時間時計の針を進めて朝の涼しい時を利用し仕事の能率を上げるのです。
仕事始めを早めて就業も早める制度です。
クーラーなんて特殊な一部の装備で庶民には無縁です。
せいぜいが扇風機であとは扇子か団扇で暑さを凌ぎます。
占領軍が持ち込んだサマータイムは懐かしく屈辱的なあの時代特有のものでした。
なぜなら日本には定着しなかった制度だからです。

サマータイムって言葉が懐かしく感じます。
自動車やクーラー,TV・・・物は無かったけれど未来への希望は溢れるほど有りました。
21世紀の今はセカンドカー、PC、エアコン、住宅、食物・・・物は溢れています。
しかし未来への希望は・・・如何でしょうか?

「クールビズ」!?

2005-06-17 10:05:08 | 解らない事
クールビズなんて訳の解らないカタカナ語が氾濫している。
平たく言えばノーネクタイかな?
ノーネクタイも外人には理解できない和製英語でした。

TVのニュースや国会中継を見ていて異様に感じた。
背広を脱いだ議員諸先生がたのなんとも似合わないクールビズスタイル。
悪徳周旋屋のオヤジか因業金貸しの番頭位にしか見えない。
「馬子にも衣装」の俚諺があるが本当だと考え直した。
見せ掛けの衣装を取られたらその人の品位や品格がもろに出てしまう。

クールビズなる軽薄なスタイルがドンピシャに似合っている先生もお気の毒だ。
「才あれど徳無し」の中身の無さも暴露されてしまう。

頑固に議員スタイルを堅持している先生も浮いて見えてお気の毒だ。

いっそ「国会ユカタ祭り」でも開催して全議員ユカタで登院して審議したら如何?

「巧詐不如拙誠」

2005-06-16 10:15:24 | 名言
「韓非子」の名言です。
「巧詐は拙誠にしかず」
人の目を騙し一時的に糊塗し表面を取り繕っても何時かは露見する。
素晴らしい詐術ほど馬脚を現した時は世間の激しい反発と怒りを買ってしまう。
愚直でも拙誠に徹して居れば世間に恥を曝し糾弾される事はない。

三井物産と云う歴史有る大企業がDPF(ディーゼル排気微粒子除去装置)の排ガス浄化データーを捏造し東京都の指定を受け都交通局にDPFを62台売り込んでいた。
逮捕者は全員が元三井物産幹部や元子会社の幹部である。
三井物産社内ではデーター捏造を承知していたのであろうか?
だからこそ現役の三井物産社員は誰も逮捕されていない。
例によっての「トカゲの尻尾切り」で幕を引きたいのが見え透いている。
お詫びの記者会見を見ても三井物産幹部の巧詐しか感じられず拙誠は見えなかった。

三菱自動車のリコール隠蔽や三菱マテリアルの跡地汚染を隠蔽しマンションを販売した事など日本を代表する旧財閥系企業の不祥事が後を絶たない事は如何してだろう?

「是非之心 智之端也」

2005-06-15 09:37:56 | 名言
「孟子」の名言です。
「是非の心は智の端なり」
善悪を判断する心を磨くことは智の芽生えである。

この孟子が説く「四端の説」で「仁」 「義」「礼」「智」が生まれます。
残念ながら現代の日本も中国も韓国も忘れてしまった人々が多い事は事実です。
自国の主張をゴリ押しするだけではなく相手国に譲ることも学んで下さい。
かと言って日本の政府みたいに譲りっぱなしでは話になりません。
譲るばかりでは能無し政府です。
「是非」を真摯に学んで国の将来を誤らないで下さい。

「辞譲之心 礼之端也」

2005-06-14 10:17:03 | 名言
「孟子の名言です」
「辞譲の心は礼の端なり」
譲り合いの心は「礼」の芽生えであると説いています。
謙譲の心とも謂います。
人を押しのけてでも自分の利益に走る輩の多い事には呆れてしまいます。
「お先にどうぞ」の気持ちで日常の生活全てが円満になります。
「礼」を失った民族は哀れです。
古来より「衣食足りて礼節をを知る」と言います。
今の我が国は「衣食足りて礼節を忘れた」のではないか?
「礼節」を忘れた日本の将来は危い・・・

「羞悪之心 義之端也」

2005-06-13 09:48:28 | 名言
「孟子」の名言です。
「羞悪の心は義の端なり」
悪を恥じ憎む心は「義」の芽生える始めだと説いています。
自分の欲望を満たす為なら悪事をも厭わない恥知らずがなんと多い事か。
連日のニュースや新聞を賑わしています。
少年や子供は大人を見習います。
乱れた大人達がしてきた事の結果が現代の世相に現れています。
悪い事が露見するまでには社会(世相)も身体(病気)長い時間がかります。
病巣は深く潜行して姿を現すまでには何年もの月日が何事も無く経過します。
表面に出て来た時には取り返しが付かない事が多いのです。

「惻隠之心 仁之端也」

2005-06-12 15:15:49 | 名言
「孟子の名言です」
「惻隠の心は仁の端なり」
可哀そうだと思う心は「仁」の始まりだと謂う。
孟子の明言「四端の説」の一つなのです。
「四端の説」は「仁」「義」「礼」「智」の心の芽生えを説いたものです。
残りの三端は明日から連載します。
この四端の心を育ててゆけば誰でも立派な「大丈夫」(侠氣ある男)になれます。