氣楽亭 日乗

大阪生まれで奈良県広陵町の長閑で氣楽な田舎暮らしの氣功師が氣ままに綴る懐かしい昭和の年代記です。

6月4日の中国が不気味?

2005-06-01 11:41:11 | Weblog
来る6月4日は16年前の天安門事件の日である。
天安門事件で失脚した趙紫陽(元共産党総書記)が今年の1月に名誉回復もなく死去した。
去年までの天安門事件記念日と今年の記念日は訳が違う。
4月の反日デモは公安当局に押さえ込まれたが今度は如何だろう?
もし北京で6月4日に何かが起きるとすれば反日を標榜したデモになるだろうが単純ではない。
勿論、反日デモは政府や公安当局の目を逸らす為の錦の御旗で本音は別に有る。
国内での失業問題や地域による所得の格差があり貧富の差は増大している。
政府に対する不満が臨界点に達し何時反政府デモから暴動に発展するか解らない。

中国人民は幾多の弾圧を潜り抜けてきたしたたかな戦略を持っている。
反日デモから始まり趙紫陽元総書記の追悼集会に変わるか目を離せない。
北京を始め上海、広東などは戒厳下に置かれるだろう。
緊急を要する訪中以外は暫く様子を見るのが賢明だと思う。