氣楽亭 日乗

大阪生まれで奈良県広陵町の長閑で氣楽な田舎暮らしの氣功師が氣ままに綴る懐かしい昭和の年代記です。

夜店

2005-06-20 10:34:34 | 懐かしい思い出
私が幼年時代を過ごした大阪近郊の京阪沿線の下町では盛大な夜店が開催されました。
夏場の6月~9月まで毎月の3日、13日、23日の3回、露天の夜店が数百メートルにわたり出店されます。
玩具、駄菓子、輪投げ、当て物、射的、スマートボール、パチンコ、金魚すくい、ヒヨコ釣、古本、花火、東京コロッケ、関東煮、イカ焼き、タコ焼き、お好み焼き、お面、薄荷糖etc。
小遣い銭を握り締めて端から端まで胸を躍らせ飛び歩きました。
なかでも当て物には射幸心を煽られて不運の挫折を味わいました。
夜店の終点辺りには何故か植木屋さんがあつたのが不思議です。
夜店の出る駅前通りからは近い場所に遊郭も有りました。
大人も子供も、お年よりも、男も女も華やいでそぞろ歩いていた事を思い出します。
生臭いアセチレンランプの灯りが揺らめいている夏の思い出です。