氣楽亭 日乗

大阪生まれで奈良県広陵町の長閑で氣楽な田舎暮らしの氣功師が氣ままに綴る懐かしい昭和の年代記です。

パン喰い競争

2005-09-27 08:06:12 | 懐かしい思い出
運動会のシーズンですが昔はもつと遅かったように思います。
昭和30年代の運動会には今は見られない競技種目が有りました。
食糧事情が悪かった所為か「パン喰い競争」「飴喰い競争」など食べ物を使った競技が有り人気が有ります。
学校の運動会では児童の競技ではなく見学の大人参加の競技でした。

「パン喰い競争」にははスタートからゴールまでの中間にコースを跨ぐ竹竿に5~6個の餡パンが糸で地上1.6m位の高さにぶら下がっている。
手を使わずに空中で揺れる餡パンに齧り付きパンを咥えてゴールへ走るのです。
餡パンが食べたくて早く大人に成りたかった。
しかし大人に成った時には「パン喰い」競争はもう有りません・・・

「飴喰い競争」はスタートからゴールの間に机が置いてあり白い飴(センタン飴?)米の粉を分厚くかけて飴を隠してある。
手を使わずに息を吹きかけて白い粉の中に隠れている白い飴を探し口に入れゴールへ走るのです。
この「飴喰い競争」には参加した経験がありました。
手を後ろで組んで眼を閉じて大きな息を吹きかけ粉を吹き飛ばす。
何度か吹き飛ばし飴の形が見えたら飴を咥えゴールへ走る。
懐かしい運動会の競技でした。