氣楽亭 日乗

大阪生まれで奈良県広陵町の長閑で氣楽な田舎暮らしの氣功師が氣ままに綴る懐かしい昭和の年代記です。

てなもんや三度笠

2005-09-18 09:36:16 | 懐かしいTV番組
昭和37年にABC朝日放送で日曜日の夜6:00~6:30まで毎週「てなもんや三度笠」を楽しみに見ていました。
あんかけの時次郎(藤田まこと)、珍念(白木みのる)、駒下駄茂兵衛(香山武彦、美空ひばりの実弟)のお惚け三人組が幕末の街道で繰り広げるコメデイです。
準レギュラーに蛇口一角(財津一郎)、鼠小僧(南利明)らが出演しました。
主題歌は「雲と~いっしょに~あの山越えて・・・」です。

番組提供は大阪堺の前田製菓で公開生放送のCMが話題になり大人気でした。
番組が始まる前、ゴ~ンと鳴る寺の鐘の音とともに時次郎が辻堂の扉を開けて出てきます。
そこに場違いな扮装(毎回扮装が変わる)をした人物が出てきてショートコントで時次郎に斬られる。
斬った後に時次郎が「俺がこんなに強いのは~あたり 前田のクラッカ~!」と言いながら懐から前田製菓のクラッカーを取り出し見栄を切ります。
このCMが流行に流行って大人気と成りました。

切られ役は的場剣友会の主催者である的場さんで真面目でトボケた味が有る。
有る時は現代の消防士の扮装で出たり女形で出てみたり楽しみでした。

怪浪人、蛇口一角を演じた財津一郎の「・・・チョウ~ダイ!」「サミ~シ~イ!」などのギャグも人気が出て出世作になる。
鼠小僧を演じた南利明の名古屋弁も可笑しくて人気がでた。

大阪発の連続マゲ物コメデイで忘れられない「てなもんや三度笠」です。