氣楽亭 日乗

大阪生まれで奈良県広陵町の長閑で氣楽な田舎暮らしの氣功師が氣ままに綴る懐かしい昭和の年代記です。

ニッキ紙

2005-09-26 08:43:17 | 懐かしい御菓子
昔々(昭和30年代初め頃)の駄菓子屋さんに「ニッキ紙」と謂う駄菓子が有った。
「ニッキ紙」は駄菓子なのだが果たして菓子と謂えるのか?
簡単に説明すれば薄い和紙に肉桂(ニッキ)の香りがする砂糖で絵が書いてある。
その紙をチューインガムのように噛んで甘い味を楽しむ。
甘味が無くなれば捨てる。(長く噛んでいれば紙の味がしてくる)
捨てる時にも噛みかすの紙を遠くに飛ばす遊びをした。

「ニッキ紙」は大きさが数種有り当て物で運も試せる安価(5円)なお楽しみです。
食紅が赤、青、黄と3色くらい使って漫画や野球選手、相撲の関取などが書いて有りました。
甘味も今思えば砂糖では無かったと思う。
サッカリンやズルチン、チクロなどの危険な人造甘味料と着色料がふんだんに使ってあつたと確信する。

舌と唇を不気味な色に染めて美味しく無邪気に食べていた。
発癌物質の禁断の味は今は探しても無い。
子供や若年者は禁止にして中高年専用に復活して欲しいと思う。(笑