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資金繰りの改善手法-Ⅲ.財産管理から資金繰りを楽にする-27.在庫を見たら借金と思え

2010-02-28 09:44:32 | 企業支援
過剰在庫の弊害は資金繰りを圧迫するだけにとどまりません。

「在庫には金利がかかる」ということがあります。
在庫はそのまま当社に停滞する限り、当社に資金をもたらすことのない、
使えないキャッシュです。
ということは、仕入で支払った資金は「借入金で調達した」ものと考えると、
在庫を持っている=借入金がある=金利負担がある…ということを理解しましょう。

在庫を保管していると「保管コストがかかります。」
第一に、「在庫をおくためのスペースが必要です」そのためには、倉庫などを用意しなければならなくなります。
第二に、在庫を管理するための人件費がかかります。在庫が多い分、棚卸しにかかる負担も増大します。
第三に、諸経費がかかります。光熱費や保険料、フォークリフトなどの費用です。
さらに、在庫の滞留期間が長期化すると、劣化・陳腐が進み、いずれ販売不能な在庫となり、廃棄処分することとなります。この時代、廃棄するにもコストがかかることは言うまでもありません。
このように、過剰な在庫があるだけで資金繰りはますます苦しくなるのです。




【在庫は借金そのものであり、金利や諸経費がかかる】


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