サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

キムラカメラ/木村恒久(グラフィック・デザイナー)/80歳

2009年01月06日 | 毎日がメメント・モリ

<訃報>木村恒久さん80歳=グラフィック・デザイナー


1月6日19時33分配信 毎日新聞




 木村恒久さん80歳(きむら・つねひさ=グラフィック・デザイナー)昨年12月27日、肺がんのため死去。葬儀は近親者で済ませた。後日、しのぶ会を開く予定。自宅は東京都港区高輪1の15の1の1206。喪主は妻史子(ふみこ)さん。

 60年に日本デザインセンターの設立に参加。66年、宇野亜喜良、永井一正、和田誠各氏ら当時気鋭のグラフィック・デザイナーが集まって前年に開催した展覧会「ペルソナ」で毎日産業デザイン賞。複数の写真を切り張りしてつくる「フォト・モンタージュ」で現代社会を鋭く風刺する作品を発表し、79年度の毎日デザイン賞を受賞した。作品集に「キムラカメラ」。

僕たちの世代から見たら、「批評的デザイン」のお師匠さんみたいな人である。
亜流の作品、フォトモンタージュ手法は、多く出たが、やはり木村恒久は木村恒久だ、と思わせられるほどの、オリジナルな切口があったと思う。

デジタルフォトの時代になって、コンピュータを使って、フォト素材は自由にコラージュできたり加工できるようになった。
若い人のフォトグラファーやグラフィックデザイナーの展覧会に行くと、そういう作風がてんこもりである。
でも、「キムラカメラ」のどの作品でもいいのだが、その批評眼のようなものに、肉迫する作品は皆無と言ってもいいかもしれない・・・合掌!


 

 


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