サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

バクダッド陥落の日

2006年04月09日 | インドア歳時記
4月9日は「バクダッド陥落の日」。2003年のこの日、イラク戦争で首都バグダッドが事実上陥落した。

圧倒的な米軍の物量の前に、フセイン親衛隊も予想通り、白旗をあげた。
それから3年、「選挙」はおこなわれるようになったが、当初のアメリカの目論見は大幅に狂っている。大量破壊兵器の疑いは、予想されたとおり、アメリカのでっち上げであったが、現状のイラクは内戦状態に近い。この3年間でも、いったいどれほどの民間人が、殺されたことだろう。

戦争の意図が、石油にあるとすれば、そんな混乱など、どうでもよいのかもしれない。

アメリカが「危機」であると認定すれば、世界は結局、それに従わざるを得ない、という流れを作り出したのが、このイラク戦争の本質である。

「ものいえば、唇寒し」

日本政府も、マスコミも、すべてが及び腰になっている。人質事件の際のふるまいは、忘れてはならない。「自己責任」というもっともらしい言葉で、結局、アメリカに従わざるもののアクションを封印した。そこに、日本政府も、マスコミも、大衆も、迎合したのである。


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