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サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

mini review 09351「奇跡のシンフォニー」★★★★★★★☆☆☆

2009年01月24日 | 座布団シネマ:か行
孤児の少年が音楽と出会い、音楽によって両親とのきずなを取り戻す感動のファンタジードラマ。『ネバーランド』『スパイダーウィックの謎』の子役フレディ・ハイモアが主人公の少年を好演。少年を音楽の世界へと導く元ストリート・ミュージシャンをロビン・ウィリアムズが演じる。監督は『イン・アメリカ/三つの小さな願いごと』で脚本を手掛けたカーステン・シェリダン。音楽が人に与えてくれる不思議な力と親子愛が、感動の涙を . . . 本文を読む

mini review 09348「クライマーズ・ハイ」★★★★★★★★☆☆

2009年01月04日 | 座布団シネマ:か行
1985年、群馬県御巣鷹山で起きた日航機墜落事故をめぐって翻弄(ほんろう)される地元の新聞記者たちの姿を描く社会派ドラマ。実際に記者として日航機墜落の取材をした作家・横山秀夫が自らの体験を反映した同名小説を、映画『金融腐蝕列島 [呪縛]』の原田眞人監督が映像化した。地元新聞社の熱血漢デスクを『ALWAYS 三丁目の夕日』の堤真一が演じたほか、『殯(もがり)の森』の尾野真千子ら実力派が集結。感情が激 . . . 本文を読む

mini review 08323「KIDS」★★☆☆☆☆☆☆☆

2008年08月28日 | 座布団シネマ:か行
若者に絶大な人気を誇り、“切なさの達人”と称される乙一の短編小説「傷 -KIZ/KIDS-」を映画化した感涙ファンタジー。人の傷を自分の体に移すことができる特殊な能力を持つ少年と、孤独な青年の友情を描く。監督は、『きみにしか聞こえない』の荻島達也。ダブル主演を果たしたのは、映画やテレビ、CMなどで人気の小池徹平と玉木宏。純粋であるがゆえに、人の傷を背負ってしまう難役に挑んだ小池が、アイドルから俳優 . . . 本文を読む

mini review 08318「ぐるりのこと。」★★★★★★★☆☆☆

2008年08月05日 | 座布団シネマ:か行
前作『ハッシュ!』が国内外で絶賛された橋口亮輔監督が、6年ぶりにオリジナル脚本に挑んだ人間ドラマ。1990年代から今世紀初頭に起きたさまざまな社会的事件を背景に、困難に直面しながらも一緒に乗り越えてゆく夫婦の10年に渡る軌跡を描く。主演は『怪談』の木村多江と、『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』の原作者リリー・フランキー。決して離れることのない彼らのきずなを通して紡がれる希望と再生の物語が . . . 本文を読む

mini review 08317「母べえ」★★★★★☆☆☆☆☆

2008年07月29日 | 座布団シネマ:か行
山田洋次監督が昭和初期につつましく生きる家族の姿をとらえて、現代の家族へのメッセージとしてつづった感動の家族ドラマ。夫のいない家族を支える強くてけなげな母親を演じた主演の吉永小百合をはじめ、坂東三津五郎や浅野忠信、子役の志田未来、佐藤未来が、戦前の動乱に翻弄(ほんろう)されながらも懸命に生き抜く人々にふんする。戦争の悲劇を描きながらも、平和や家族の大切さ、幸せとは何かを、改めて思い出させてくれる。 . . . 本文を読む

mini review 08315「カルラのリスト」★★★★★★★☆☆☆

2008年07月23日 | 座布団シネマ:か行
旧ユーゴ紛争の戦争犯罪人を探し出し、起訴するために闘う国連検察官カルラ・デル・ポンテの姿を追った社会派ドキュメンタリー。紛争下で起きた集団虐殺の責任者たちを告発する旧ユーゴスラビア国際刑事法廷に初めてカメラが入り、“国際正義”を貫こうと奔走(ほんそう)する女性の活動を映し出す。戦犯捜査に非協力的な当事国の対応など、国際社会の中で戦争犯罪を裁き、正義を貫くことがいかに困難なことであるかを浮き彫りにし . . . 本文を読む

mini review 08312「君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956」★★★★★★★☆☆☆

2008年07月08日 | 座布団シネマ:か行
ソ連の弾圧支配から自由を求める民衆が、武装蜂起した1956年のハンガリー革命を背景に、過酷な運命に翻ろうされるカップルの愛を描く歴史感動大作。祖国のために立ち上がる恋人たちを、ハリウッドでも活躍するハンガリーの若手スター、イヴァン・フェニェーとカタ・ドボーが熱演する。オリンピック史に残る実在の水球チームのエピソードを織り交ぜながら、暴力によって自由を奪われる人々の悲劇を描いた物語は世界中の観客の涙 . . . 本文を読む

mini review 08300「グッド・シェパード」★★★★★★★☆☆☆

2008年05月27日 | 座布団シネマ:か行
CIAの誕生をめぐり、1人の男が運命に翻弄(ほんろう)されていく様を描いた壮大な人間ドラマ。『ブロンクス物語/愛につつまれた街』以来13年ぶりにメガホンを取ったロバート・デ・ニーロが、監督、製作、出演の3役をこなす。主演の諜報部員役にマット・デイモン、その妻役にアンジェリーナ・ジョリーがふんする。これまであまり描かれることのなかったCIAメンバーの、1人の人間としての苦悩が胸に突き刺さる。[もっと . . . 本文を読む

mini review 08285「クローズド・ノート」★★★★★★☆☆☆☆

2008年03月18日 | 座布団シネマ:か行
前の住人が忘れていった1冊のノートを読んだことによって、ヒロインが真実の愛に出会うまでを描く感動作。携帯サイトで連載され100万アクセスを突破した雫井脩介の同名小説を基に、1冊のノートによって結ばれていくかけがえのないきずなをつづる。『世界の中心で、愛をさけぶ』の行定勲監督がメガホンをとり、『手紙』の沢尻エリカと『いま、会いにゆきます』の竹内結子が初共演を果たした。運命が巡り合わせる切ないドラマに . . . 本文を読む

mini review 08282「輝ける女たち」★★★★★★★☆☆☆

2008年03月15日 | 座布団シネマ:か行
大切な人の死によってそれまで疎遠だった“ファミリー”が再び集い、新しいスタートを切る人間讃歌。南仏のキャバレーに集う人々の、複雑に絡み合う人間模様を軽やかにみせる。下り坂の中年男を演じるのは『ムッシュ・カステラの恋』のジェラール・ランヴァン。彼の元妻役にカトリーヌ・ドヌーヴ、現在の恋人役にエマニュエル・ベアールと豪華キャストが勢ぞろい。フランスを代表する二人の大女優が、劇中で披露する見事な歌声は必 . . . 本文を読む

mini review 08280「キムチを売る女」★★★★★★★☆☆☆

2008年02月22日 | 座布団シネマ:か行
中国北部の片田舎でキムチの露天商をして幼い息子と細々と暮らす韓国系中国人の女性の孤独と絶望をストイックな演出と詩情豊かな映像で綴る異色ドラマ。監督は、自身も韓国系中国人でこれが長編2作目のチャン・リュル。 「わたしのこころがゆっくり死んでいく」という主人公の哀切さ。 中国の若手監督で一番好きなのは、ジャ・ジャンクー監督だ。 中国山西省の小さな村で生まれたジャ・ジャンクーは、文革以降の、資本制に . . . 本文を読む

mini review 08279「歌謡曲だよ、人生は」★★★★☆☆☆☆☆☆

2008年02月21日 | 座布団シネマ:か行
昭和を代表する歌謡曲をモチーフに、11人の個性豊かな監督たちが大胆な発想で撮りあげた短編オムニバス。『ウォーターボーイズ』の矢口史靖監督と妻夫木聡が久々にタッグを組んだ『逢いたくて逢いたくて』、漫画家としても活躍する蛭子能収が武田真治を主演に迎えた『いとしのマックス/マックス・ア・ゴーゴー』など、ユニークな12作品が勢ぞろい。昭和テイストあふれる曲とストーリーが見事に融合したアンサンブルを楽しめる . . . 本文を読む

mini review 07253「氷の微笑2」★★★★★☆☆☆☆☆

2007年08月25日 | 座布団シネマ:か行
シャロン・ストーンを一躍トップスターにした大ヒット作『氷の微笑』の続編。ロンドンを舞台に、スターの不可解な死に関わる美ぼうの女流作家キャサリン・トラメルと、彼女の魅力に引き込まれる精神科医の駆け引きが展開する。魔性の女キャサリンを演じるのは、前作に引き続きシャロン・ストーン。監督は『ジャッカル』のマイケル・ケイトン=ジョーンズが担当している。相変わらずセクシーなストーンと、ラストの大どんでん返しに . . . 本文を読む

mini review 07252「毛皮のエロス ダイアン・アーバス」★★★★★★★☆☆☆

2007年08月24日 | 座布団シネマ:か行
過激な題材によって写真芸術の概念に一石を投じた、天才写真家ダイアン・アーバスにオマージュを捧げる官能ラブストーリー。多毛症の隣人との出会いをきっかけに、貞淑な妻から自立した写真家へと変化していくヒロインを『めぐりあう時間たち』のニコール・キッドマンが演じる。監督は『セクレタリー』の異才スティーヴン・シャインバーグ。ダイアン・アーバスの人生に、独自のイマジネーションで肉薄した監督の手腕が光る。[もっ . . . 本文を読む

mini review 07246「今宵、フィッツジェラルド劇場で」★★★★★★★★☆☆

2007年07月17日 | 座布団シネマ:か行
『ショート・カッツ』などの巨匠、ロバート・アルトマン監督の遺作となった極上の音楽コメディ。30年あまり続いた音楽バラエティショーが放送を終了する最後の夜の様子を、流れるようなカメラワークでみせる。実際、長年ラジオ番組の司会を務めてきたギャリソン・キーラー本人が舞台を盛り上げ、『プラダを着た悪魔』のメリル・ストリープらが美声を披露。さまざまな人間模様がからみ合い、最高のハーモニーをつむぎ出すラストは . . . 本文を読む