きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

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タカの渡り・白布峠Ⅱ’21.9/20

2021年09月27日 | タカの渡り観察
前回の結果が当たりだったのか、ハズレだったのか、確かめるために2回目の白布峠。この日は、鳥友人と一緒に二人でタカの渡り観察。時間は、スタートが7時で、終了は12時半頃。
今日も晴天。風は1,2mといったところか。遠くには会津磐梯山、手前下にはその磐梯山の噴火でできた湖の一つ・桧原湖が見える。

15分ほどして、早速1羽飛んだ。ハチクマだ。北の方角の山の上に姿を現し、旋回しながら上昇して、西の方に流れて行った。そして、2回目の登場は、それから2,30分ほどして。双眼鏡で確認して写真を撮っていると、友人が「2羽いる!」との事。再度双眼鏡で確認すると、確かに2羽飛んでいる。同時に複数飛ぶのを見るのは今回が初めてだ。なんか、やっとタカの渡りを観察しているという実感が湧いた。2羽ともハチクマだった。これで、ハチクマが3羽だ。

その後、ノスリがチラッと姿を見せた後はパッタリと出なくなった。小鳥類では、駐車場脇の草藪にキクイタダキが2羽。時々「ギャー、ギャー。」とカケスが飛ぶ姿を観察。ヤマガラも複数観察できた。
そうこうしているうちに、10時過ぎ、山の上にタカが出現。何度か旋回しながら北西の方に消えて行った。双眼鏡で見た時はハチクマという意識で見ていたが、撮った画像をずっと見ているうちに違和感を感じてきた。飛翔時のハチクマの頭は細長い感じで見えるのだが、このタカの画像では、頭が太く短い感じに見える。結局、家に帰ってから画像と図鑑を見比べ、わかった。これは、タカではなく、ワシでした。「イヌワシ」でした。ワシ・タカ好きの自分には、天然記念物に指定され、かつ絶滅危惧種であるイヌワシを観察撮影できたことは、今回のタカの渡り観察で最高のプレゼントだった。


※ミニ情報として・・・
絶滅危惧種に指定されているイヌワシの生息数は、2006年時点で、全国でおよそ650羽ほどと推定されている。現在、山形県には約20つがいが生息すると推定され、つがいを形成していない個体や幼鳥、若鳥を含めるとおそらく50羽前後と思われる。この生息数は、岩手県に次いで東北では2番目の多さである。しかし、イヌワシの生息する環境が悪化したり、失われたりすることで、イヌワシの生息数は年ごとに減少していると言われ、絶滅が危惧される。

 【本日の結果】 ハチクマ:3羽 ノスリ:2羽 イヌワシ:1羽
小鳥類:カケス4羽、ホシガラス2羽、ヤマガラ2羽、キクイタダキ2羽

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