昼ぐらいに目が覚めて、居間に行く。
母親がいたので「何か食べるものある?」と聞く。
「うーん、そうねー。うどん作ろうか?」と面倒くさそうに答える。
今にも「だいたいね、こんな時間に起きてきて、食べるものある?なんてよくもずうずうしいこと言えるわね」と言いそうだったので、「いいや、なんか昨日の残り物温めるからいいよ」とすかさず答えた。
すると「あ、じゃあ、ちょうど良いものあるから作ってあげる。フレンチトースト」と何かひらめいたらしい。うどん作るよりめんどうくさそうだけど、何やらのりのりだし、これ以上会話を続けるのも面倒だから、そのまま作ってもらうことにした。
待つこと数分「さ、できたわよ」と母親が料理を持ってきた。
皿の上に盛られてたのは
パンの耳
を炒めたもの。
「・・・えーと、これってなんだっけ?」
「え?フレンチトーストよ?この前神戸屋行ったらパンの耳タダで配ってたからもらってきたの」
「あ、ふーん。へー。そうなんだ」
作ってもらった手前「こんなの食いたくない」なんて言われるわけもないので、とりあえず「フレンチトースト風パンの耳炒め」を口の中に放りこんでみた。
うーん。
パンの耳の味の無さに拍車をかけて、「ミルクと砂糖少な目、玉子多め」の何とも言えない淡白な味わい。なんだか「おぼっちゃまくん」のびんぼっちゃまがこんな料理食べてた気がする・・・。
その後、外出予定があったので、他には何も食べずに家を出たが、わずか1時間ほどで腹がぐーぐーなる始末。消化の良さとカロリーの低さに涙・・・。その後に食べた牛丼がやたらおいしかった。
しかしながら、この飽食の時代に改めて食の大切さを身に染みて知ることが出来た。そんな母親のさり気ない心遣いに胸がいっぱいになるのでした。
母親がいたので「何か食べるものある?」と聞く。
「うーん、そうねー。うどん作ろうか?」と面倒くさそうに答える。
今にも「だいたいね、こんな時間に起きてきて、食べるものある?なんてよくもずうずうしいこと言えるわね」と言いそうだったので、「いいや、なんか昨日の残り物温めるからいいよ」とすかさず答えた。
すると「あ、じゃあ、ちょうど良いものあるから作ってあげる。フレンチトースト」と何かひらめいたらしい。うどん作るよりめんどうくさそうだけど、何やらのりのりだし、これ以上会話を続けるのも面倒だから、そのまま作ってもらうことにした。
待つこと数分「さ、できたわよ」と母親が料理を持ってきた。
皿の上に盛られてたのは
パンの耳
を炒めたもの。
「・・・えーと、これってなんだっけ?」
「え?フレンチトーストよ?この前神戸屋行ったらパンの耳タダで配ってたからもらってきたの」
「あ、ふーん。へー。そうなんだ」
作ってもらった手前「こんなの食いたくない」なんて言われるわけもないので、とりあえず「フレンチトースト風パンの耳炒め」を口の中に放りこんでみた。
うーん。
パンの耳の味の無さに拍車をかけて、「ミルクと砂糖少な目、玉子多め」の何とも言えない淡白な味わい。なんだか「おぼっちゃまくん」のびんぼっちゃまがこんな料理食べてた気がする・・・。
その後、外出予定があったので、他には何も食べずに家を出たが、わずか1時間ほどで腹がぐーぐーなる始末。消化の良さとカロリーの低さに涙・・・。その後に食べた牛丼がやたらおいしかった。
しかしながら、この飽食の時代に改めて食の大切さを身に染みて知ることが出来た。そんな母親のさり気ない心遣いに胸がいっぱいになるのでした。