ブルックナーと言えば、交響曲と宗教曲となります。伝記の付録に作品表がありますが、それを見ると、室内楽曲、ピアノ曲、合唱曲などがあることがわかります。ブルックナー・ファンの私はぜひとも聴いてみたいと探しました。
1.L'Archibudelli/Anton Bruckner String Quintet・Intermezzo・Rond・String Quartet
と題するCDを見つけました。
弦楽五重奏曲と弦楽四重奏曲を収めたものです。後者は習作と言われるもので、あまり重要作品ではないかもしれませんが、前者は傑作です。それもそのはず、第5と第6の2つの交響曲の間に作られたのですから。Intermezzoは弦楽五重奏曲のスケルツォ(第2楽章)の代作です。Rondは弦楽四重奏曲の第4楽章の代作です。最近ブルックナーの作品はWAB番号が付けられますが、このロンドはこの番号が付けられていません。私がブルックナーの作品表を見て不思議に思うことの一つです。室内楽曲には、他にバイオリンとピアノのための「夕べの音楽」がありますが、これはまだCDを見つけていません。
2.ブルックナー弦楽四重奏団/弦楽四重奏曲
ブルックナーの名を冠した弦楽四重奏団なので購入しました。カメラータから出たものです。これには代作のロンドは付いていません。モーツァルトの21番「プロシア王第1番」がフィルアップされています。
ここまでは珍盤ではないかもしれません。
3.Brunner & Schopper/Anton Bruckner Piano Works
これを見つけた時は「珍盤」発見と思いました。ブルックナーの全ピアノ作品が収められています。作品的にはあまり重要ではないかもしれませんが、ブルックナーの一面を見られた気がしました。やはりWAB番号のないものが1つあり、これもWAB番号の不思議の一つです。
この中には、4手用の作品も2つあります。4手用作品を除いた一人だけでピアノ作品を収めた
4.anton bruckner piano works / fumiko shiraga
を見つけた時は、またびっくりしました。そしてこれには、もう一つのびっくり、第7交響曲の第2楽章のピアノ編曲版が付いているのです。もちろん作曲家自身の編曲ではありません。これは間違いなく珍盤でしょう。
5.CHORUS VIENNENSIS / Musik, du himmlisches Gebilde! Anton Bruckner - Hugo Wolf
これも珍盤です。ブルックナーは男声合唱団の指揮者をしていたことがあります。そのため宗教音楽でない世俗の男声合唱作品を数多く書いています。しかしブルックナーを語る上であまり大切なものではないということでほとんど録音されてないでしょう。その中で、CD店でこれを見つけた時はこれまた本当にびっくり。タイトルにあるようにHugo Wolfの作品とほぼ半々で収められてあり、8曲だけとなります。ちなみに、Wolfと言えば、リート作品が主と思っていた私にとって、Wolfの合唱曲も初めて知りました。
ブルックナーの作品表を見ると、第3交響曲がマーラーによって、ピアノ4手用に編曲されたとあります。いくらなんでもこれは出ていないだろうと思っていたら、もうずいぶん前になりますが、見つけました。珍盤発見です。
6.Anton Bruckner Symphony No. 3 / Trenkner & Speidel
がそれです。第3は一番多く改訂されたことで知られていますが、1878年の出版ということで、第2稿によるものです。
7.ANTON BRUCKNER Symphony No. 8 in C minor Transcribed for organ and performed by LIONELROGG
これを見つけた時も驚きました。交響曲のオルガン・バージョンと言うわけです。ブルックナーの作品はオルガン的と言われることがあります。それでこの録音が出されたのでしょう。先ほどの第7も私などオルガン版が出ればと思ってますが、出るだろうか?最近CD店をじっくり見ていないのであるいは出ていたりして。
ブルックナーには、オルガン曲もその名手だけあり、ありますが、数は11曲ほどです。この中の一つ通称「ペルク前奏曲」と呼ばれる「前奏曲 ハ短調」(WAB129)も所持するLD(レーザーディスク)中に入っていました。しかし、他では彼のオルガン曲は見ていないです。ぜひとも全曲ほしいところです。
ブルックナーの作品がほぼすべて全集の形で出ることはこれからもないでしょう。今あるLP、CDをしっかり聴いていきたいと思います。聴いてみたいときに聴く彼の作品は本当に私にとって心の慰藉となるものです。
次回から、3番目に好きと公言しているシューベルトのコレクションを書きたいと思います。
1.L'Archibudelli/Anton Bruckner String Quintet・Intermezzo・Rond・String Quartet
と題するCDを見つけました。
弦楽五重奏曲と弦楽四重奏曲を収めたものです。後者は習作と言われるもので、あまり重要作品ではないかもしれませんが、前者は傑作です。それもそのはず、第5と第6の2つの交響曲の間に作られたのですから。Intermezzoは弦楽五重奏曲のスケルツォ(第2楽章)の代作です。Rondは弦楽四重奏曲の第4楽章の代作です。最近ブルックナーの作品はWAB番号が付けられますが、このロンドはこの番号が付けられていません。私がブルックナーの作品表を見て不思議に思うことの一つです。室内楽曲には、他にバイオリンとピアノのための「夕べの音楽」がありますが、これはまだCDを見つけていません。
2.ブルックナー弦楽四重奏団/弦楽四重奏曲
ブルックナーの名を冠した弦楽四重奏団なので購入しました。カメラータから出たものです。これには代作のロンドは付いていません。モーツァルトの21番「プロシア王第1番」がフィルアップされています。
ここまでは珍盤ではないかもしれません。
3.Brunner & Schopper/Anton Bruckner Piano Works
これを見つけた時は「珍盤」発見と思いました。ブルックナーの全ピアノ作品が収められています。作品的にはあまり重要ではないかもしれませんが、ブルックナーの一面を見られた気がしました。やはりWAB番号のないものが1つあり、これもWAB番号の不思議の一つです。
この中には、4手用の作品も2つあります。4手用作品を除いた一人だけでピアノ作品を収めた
4.anton bruckner piano works / fumiko shiraga
を見つけた時は、またびっくりしました。そしてこれには、もう一つのびっくり、第7交響曲の第2楽章のピアノ編曲版が付いているのです。もちろん作曲家自身の編曲ではありません。これは間違いなく珍盤でしょう。
5.CHORUS VIENNENSIS / Musik, du himmlisches Gebilde! Anton Bruckner - Hugo Wolf
これも珍盤です。ブルックナーは男声合唱団の指揮者をしていたことがあります。そのため宗教音楽でない世俗の男声合唱作品を数多く書いています。しかしブルックナーを語る上であまり大切なものではないということでほとんど録音されてないでしょう。その中で、CD店でこれを見つけた時はこれまた本当にびっくり。タイトルにあるようにHugo Wolfの作品とほぼ半々で収められてあり、8曲だけとなります。ちなみに、Wolfと言えば、リート作品が主と思っていた私にとって、Wolfの合唱曲も初めて知りました。
ブルックナーの作品表を見ると、第3交響曲がマーラーによって、ピアノ4手用に編曲されたとあります。いくらなんでもこれは出ていないだろうと思っていたら、もうずいぶん前になりますが、見つけました。珍盤発見です。
6.Anton Bruckner Symphony No. 3 / Trenkner & Speidel
がそれです。第3は一番多く改訂されたことで知られていますが、1878年の出版ということで、第2稿によるものです。
7.ANTON BRUCKNER Symphony No. 8 in C minor Transcribed for organ and performed by LIONELROGG
これを見つけた時も驚きました。交響曲のオルガン・バージョンと言うわけです。ブルックナーの作品はオルガン的と言われることがあります。それでこの録音が出されたのでしょう。先ほどの第7も私などオルガン版が出ればと思ってますが、出るだろうか?最近CD店をじっくり見ていないのであるいは出ていたりして。
ブルックナーには、オルガン曲もその名手だけあり、ありますが、数は11曲ほどです。この中の一つ通称「ペルク前奏曲」と呼ばれる「前奏曲 ハ短調」(WAB129)も所持するLD(レーザーディスク)中に入っていました。しかし、他では彼のオルガン曲は見ていないです。ぜひとも全曲ほしいところです。
ブルックナーの作品がほぼすべて全集の形で出ることはこれからもないでしょう。今あるLP、CDをしっかり聴いていきたいと思います。聴いてみたいときに聴く彼の作品は本当に私にとって心の慰藉となるものです。
次回から、3番目に好きと公言しているシューベルトのコレクションを書きたいと思います。
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