けんけんブログ -guide diary-

国際山岳ガイド近藤謙司の冒険案内記!
“ハイキングからチョモランマまで”

AG隊エイド活動報告

2015-05-14 17:59:48 | エベレスト&ローツェ&ロブチェ登山隊2015


今週の月曜日からボランティアでのエイド活動を続け今日で4日目。



初日の月曜日は、大木ハカセ達とブンガマッティへ。
2日目の火曜日以降は、推薦のあったダルマスタリへ通い、
本日で3日間通ってくることになりました。

 
<レンガが落ちてきて頭に当たった女性。とても痛そうなのに明るいんです。>

僕らの活動は、村人の安否の確認と簡単な怪我や疾病の対応、
薬や食料などの配布作業が主な仕事ですが、

やはり、僕らの個人資金は枯渇してきており、
僕らの活動費用や移動交通費用、支援物資の費用なども
かなり厳しく、苦しくなってきました。

AG隊の有志メンバーとコスモの協力なくしてはできない作業ですが、
自らも被災しているにもかかわらず、ボランティアにでていくネパールスタッフにも
頭が下がると共に、なんとか彼らのホームへの支援もしたいと考えています。

 

そのための直接的な資金援助のためのファンドを近々弐立ち上げたいと考えています。
皆さんからの大きなサポートをいただければ幸いです。



そんな、こんなですが、
その活動中にあの大きな余震もやってきて…。

隊員たちもかなりの頑張りをしています。
是非是非、この後も応援をしてください。



この後は、レポートの時間の余裕が無いので、
まだ報告させていただきます。


では、本日もダルマスタリに行ってきます。

秋になったら、ネパールに、ヒマラヤに、エベレストに、
そして、この小さな村にたくさんの日本人が立ち寄ってくれると
嬉しいと思っています。

またまた。


<i-nacの生徒だった峻にばったり出会って、その1時間後にはAG隊の活動に参加!即戦力です!>

ネパールでのボランティア活動には登録が必要です!

2015-05-14 17:57:02 | エベレスト&ローツェ&ロブチェ登山隊2015
けんけん@カトマンズPART2です。



さて、こちらでのエイド活動ですが…

ネパールでのボランティア活動には登録が必要となりました!
先週末に政府の発表がありました。


<こちらは英訳したもの。>

それは、支援活動中の事故やトラブルが多く、
それらを最小限に押さえたいためとの見解だそうだけど…。

実は別の大きな意味もあります。


それは…

ボランティア活動という名目で、自分の店や家の修復費用に使っていたり、
集まったテントなどの支援物資をさらに横流しして販売してたり、
集まった募金額をNPO団体の上役が自分の生活に使っていたり、

などなど…。

もっとも悪質なのは、
身寄りの無くなった子供をボランティア団体が保護すると言って
連れ去られて、人身売買というケースもあるらしいんです。

酷い…。


25000人いたボランティアは土曜日までで活動を制限され、
医療関係のボランティアは厚生省など、技術者は関係各省庁、

それ以外の特殊技術の無い人は、地方公共団体に届出をする事がきまり、
AG隊は、カトマンズ市に、その初日に申請を出し受理されています!

その手続きの際に、カトマンズ市のCDO(最高責任者)より
推薦された村が「ドルマスタリ」でした。

ここは政府のサポートや警察、軍の手が入っていなくて、
ちょうど、「まわりから忘れ去られた村」との事でした。


実際にはシャブルベンシやカカニの丘にむかう幹線道路より
少し外れただけの、小さな丘の上にたつ小さな村でした…。

  
<ドルマスタリに赤十字が浄水器を設置してました。絵を描いて記録してチャリティしようという若者も。>


<支援活動の後のタメルの夕食。この日に自衛隊の方にあってお話も聞きました。>