
このところの長い猛暑続きや、検診等の体調不良もあって、
時たま近場を訪問するばかりでありまして、鳥見は至って不調続き。
秋の渡りの鳥さんもどうやら見過ごすばかりでありました。
でもって、えいやッという気分で八幡高原までお出かけしてみました。
少し体調も戻って来たのかお試しでもありますか。
目指すところは赤蕎麦畑のノビタキさん。ぼやぼやしていると、
渡りが済んでいなくなってしまうところ。間に合いますやらどうやら半信半疑。
まずもって、高原手前、久々の深入山です。

お天気よろしいので、平日ながら結構な人出。それなりにハイキングモードで
登山をしている様子です。私目はもう登る体力もありませんけど。
さて、ノビタキくんはどうかと云えば、

ススキの繁みから運よく飛び出してくれました。

何だかこれは幸先がよさそう。赤蕎麦畑でも若しかすると間に合うかもと期待。
でもって、赤蕎麦畑へ到着すれば、終り頃とはいえ、まだ花が残っており、
しばらく待っていると、ノビタキさん、わずかとはいえ飛び回っているではありませんか。



ちょっと遠いところではありますが、何とか間に合ったみたいです。喜ばしい限り。





ススキの野原はどうかと云えば、こちらも遠くの方で飛んでいるような様子なのですが、
なかなか近いところには寄ってくれません。



まあまあ、今までの鳥見不調を思えば贅沢は言えません。
ようやく、秋の渡りの鳥さんを見ることが出来て、わたくしめにも
秋の訪れという感じですよ。
と思って、ベンチにへたり込んで遅めのおにぎりをかじっておりますと、
傍のおおきな木の繁みの中が何だかザワザワ。

おやおや、数羽のアトリです。こちらは冬鳥さん。やがて20羽ほどもいたのか、
群れになって一斉に飛び立っていきました。

そうして、霧が谷湿原も覗いてみるのですが、こちらで見かけたのは、
何とジョウビタキ。もうお馴染み冬鳥さんの到来のようです。

高原では秋の訪れを感じたかと思えば、もう冬の訪れがそこまで。
何ともせわしないことでありますが、いささかこの日は夏日のようなお天気。
ついこの間までの猛暑の日々の名残りがまだ少しあるようです。
季節もいつものように巡っているようで、また少し違って狂っているところも
あるかと、渡りの鳥さんも感が狂ったりするでしょうか。
とりあえず、秋鳥さん冬鳥さんの賑わいを願いたいところですよ。