Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

4年ハードル走 3

2008-11-08 23:07:45 | 体育
【第4時間目】

 新しい課題の提示である。
「ハードルで速く走るには,どこから跳んでどこに着地するのがよいか」である。

 一般には,遠くから跳んで近くに着地するのがよいとされている。比率は2:1程度である。
 これを子どもたちにどのように認識させるか。
 今回もカラーコーンを使った。

 カラーコーンとハードルを,次のように3種類置いた。

 A…コーンの先端部分をハードルに合わせる(本記事の写真)
 B…コーンの真ん中をハードルに合わせる
 C…コーンの底の部分をハードルに合わせる

 Aの場合,近くから跳んで,遠くに着地することになる。
 Bの場合,飛ぶ位置と着地位置との距離がほぼ1:1の割合となる。
 Cの場合,遠くから跳んで,近くに着地することになる。

 3つのコースを全て跳び,どれが一番跳びやすく,速く走り抜けられるかを検討させた。

 子どもの予想で多かったのは,Bである。

 結果は次のようになった。
 A…1人
 B…16人
 C…15人
 
 Aは危険であるという意見が多かった。
 遠くに着地するために,コーンを踏みそうになる。また,跳ぶときにハードルにぶつかりそうになるのである。
 これが誤りであることは明白である。