ベンヤミン「歴史哲学テーゼ」精読 2016年10月10日 | 哲学 ベンヤミンの生涯の思考を結晶させた絶筆「歴史哲学テーゼ」は,歴史の連続性を基本とする進歩史観や勝者の歴史観に対峙する.反ファシズム自体が進歩の名において行われた時代にあって,敗者のありうべき過去の可能性を探し求めた彼の「歴史」とは何か.破局としての「今」をひたすら見つめた独自の歴史哲学を解読する. « ベンヤミンの「問い」―「目覚... | トップ | 思想の死相―知の巨人は死をど... »