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一身二生 「65年の人生と、これからの20年の人生をべつの形で生きてみたい。」

「一身にして二生を経るが如く、一人にして両身あるが如し」

平川 祐弘(1931年7月11日 - )

2013年09月08日 | 人文科学

平川 祐弘(ひらかわ すけひろ、1931年7月11日 - )は、日本の比較文学者。東京大学名誉教授国家基本問題研究所理事。

修士課程在学中に5年近くフランスイタリアドイツに留学し、各国語に通じる。帰国後の1961年、修士論文を短縮した『ルネサンスの詩』を刊行、またダンテの『神曲』を口語体で翻訳し、広く読まれる。1971年、博士論文『和魂洋才の系譜』で高い評価を受け、河出文化賞受賞。1974年に『西欧の衝撃と日本』、1976年に『夏目漱石 非西洋の苦闘』を刊行し、中編論文を雑誌に発表した後に著書を出版する手法を確立する。

1981年、『小泉八雲 西洋脱出の夢』を刊行し、ラフカディオ・ハーン研究の端緒となった。82年、同書と『東の橘 西のオレンジ』においてサントリー学芸賞、1991年マンゾーニの『いいなづけ』の翻訳で第42回読売文学賞、2005年『ラフカディオ・ハーン 植民地化・キリスト教化・文明開化』で和辻哲郎文化賞、2009年『アーサー・ウェイリー』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞する。

1988年から1992年まで東大比較文学比較文化研究室主任を務める。1996年に刊行された『米国大統領への手紙』では、硫黄島の戦いで戦死する際に、米国大統領ルーズベルト宛の手紙を残した、海軍航空司令官市丸利之助の生涯を描いた。

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