一身二生 「65年の人生と、これからの20年の人生をべつの形で生きてみたい。」

「一身にして二生を経るが如く、一人にして両身あるが如し」

ハーバーマス

2017年10月24日 | 哲学
フランクフルト学派第二世代に位置。公共性論や、コミュニケーション論の第一人者である。ドイツの哲学者ハンス・ゲオルグ・ガダマーとの論争、フランスの哲学者ジャック・デリダ、ジャン=フランソワ・リオタールとの論争、ドイツの社会学者ニクラス・ルーマンとの論争、また1986年6月にフランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング紙に発表されたエルンスト・ノルテ(de:Ernst Nolte)による論文「過ぎ去ろうとしない過去」に対して批判を加えたことによる歴史家論争(de:Historikerstreit)、アメリカ合衆国の哲学者ジョン・ロールズとの論争でも有名である。東西ドイツの再統一に際しては、目先の経済的利益や、民族主義的に基づく性急な統合ではなく、「すべての人間にあてはまる規範を掲げる憲法を尊重せよ」とする「憲法パトリオティズム」を提唱した。