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一身二生 「65年の人生と、これからの20年の人生をべつの形で生きてみたい。」

「一身にして二生を経るが如く、一人にして両身あるが如し」

中国経済のアキレス腱(けん)である「貧富の格差」

2014年02月25日 | 国際・政治

 ■不満爆発と社会不安に懸念

 中国経済のアキレス腱(けん)である「貧富の格差」が一段と深刻化している。北京大学の中国社会科学調査センターの調べでは、世帯所得で上位5%の富裕層と下位5%の貧困層の年収格差が、2012年時点の全国平均で234倍に達した。2年前の10年段階の調査では129倍だった。既得権益層とも重なる富裕層の世帯所得の伸びが貧困層を大きく上回ったものとみられる。

 中国においては社会治安の維持が中国共産党による一党支配体制の基盤とされる。だが、経済格差の拡大は党や政府の幹部の汚職とも深くかかわり、大衆の不満爆発に直結しやすい。都市部では若者が運転するBMWやポルシェなど高級輸入車がわがもの顔で疾走し、自転車やリヤカーが粉塵(ふんじん)を浴びる異様な光景が日常的にみられる。中国の有識者は、「格差拡大がこのまま続けば何らかの事件を契機に貧困層による暴動が広がる懸念がある」と話している。

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『おどろきの中国』(講談社現代新書、2013)、隣りのチャイナ(2005)

2014年01月30日 | 国際・政治

中国はそもそも「国家」なのか? 2000年以上前に統一できたのはなぜか? 毛沢東の権力とはいかなるものだったか? 冷戦が終わっても共産党支配が崩れなかった理由とは? 中国は21世紀の覇権国になるのか? 対症療法ではない視座を求めて、日本を代表する知性が徹底討論。真に中国を理解するための必読書! (講談社現代新書)

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反発か? 協調か? ダイナミックに変動する超大国・中国と真摯に渉りあうために私たちは何をすべきか。日本と似て非なる国・中国の、社会の成り立ちと現代化に関する論考や、中国をリードする知識人へのインタビューを収録。


川島武宣「日本人の法意識」

2013年11月13日 | 国際・政治

蒙的な著作を多く著し、丸山眞男大塚久雄とともに戦後民主主義、啓蒙主義を代表する論者。

『日本人の法意識』は、川島の代表作の一つである。そこでは「伝統的な日本の法意識においては、権利・義務は、あるような・ないようなものとして意識されており、それが明確化され確定的なものとされることは好まれない」(139頁)と説かれている。また、「わが国では、西洋ならば当然であるような場合に訴訟をおこす者は、「かわり者」「けんか好き」「訴訟きちがい」等々のことばで烙印をおされる。訴訟を忌避する態度は、ふかくわれわれの心の奥底に沈着しているのである」(141-142頁)とも主張されている。

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丸山眞男「政治学」

2013年11月01日 | 国際・政治

  1960年、安保闘争の昂揚期に東京大学法学部で行われた講義の記録である。「講義録」全7冊の中では唯一「政治思想史」ではなく「政治学」を直接扱い、思想史という縦軸に対する一本の太い横軸を貫く意義を持っている。

  本書の「解題」によると、丸山眞男がこの年の「政治学」の講義を担当したのは、前任者の退官というあくまでも偶然の産物だったらしい。が、それにしても、60年安保闘争に積極的に関与し、後には全共闘の弾劾運動の矛先ともなった丸山が、東大の学生を相手に「政治学」を語ったという事実、その内容には興味をそそられずにいられない。

  ここでの丸山の論法は明解である。自我の問題から発し、態度形成、集団化、そして政党・代表制の問題へ、下から上へとたどりつつ、政治とは何かを理論的に分析している。「私」という行為主体から出発して、市民の立場から積極的に状況を操作できるような民主主義を、という丸山の理想は、しかし現実の日本ではついに達成されないまま、いたずらに迷走の途を進み、むしろ「消費文化、イメージの流通が、大衆を政治的無関心へと導く」という彼の警告ばかりが皮肉にも現実化している。

  本書から浮かび上がるのは「戦後知識人」という丸山の「イメージ」ではない。まさに「知」とは何か、ということを身をもって体現した人物像である。「知」の価値が急激に薄れていく現代にあって、本書はいっそう価値を深めていくだろう。(三木秀則)

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Angela Dorothea Merkel

2013年09月24日 | 国際・政治

Angela Dorothea Merkel (born 17 July 1954) is a German politician and former research scientist who has been the Chancellor of Germany since 2005, and the leader of the Christian Democratic Union (CDU) since 2000. She is the first woman to hold either office.

Having initially trained as a physical chemist, Merkel entered politics in the wake of the Revolutions of 1989, briefly serving as the deputy spokesperson for the East German Government. Following reunification in 1990, she was elected to the Bundestag for Stralsund-Nordvorpommern-Rügen in the state of Mecklenburg-Vorpommern, a position she has held since. She was later appointed as the Federal Minister for Women and Youth in 1991 under Chancellor Helmut Kohl, being promoted to become Federal Minister for the Environment, Nature Conservation and Nuclear Safety in 1994. After the CDU/CSU coalition was defeated in 1998, she was elected Secretary-General of the CDU, before being elected the party's first ever female Leader in 2000.

Following the 2005 federal election, she was appointed Germany's first female Chancellor at the head of a grand coalition consisting of her own CDU party, its Bavarian sister party, the Christian Social Union (CSU), and the Social Democratic Party of Germany (SPD). In the 2009 federal election, the CDU obtained the largest share of the vote, and Merkel was able to form a coalition government with the support of the CSU, and the Free Democratic Party (FDP). At the 2013 federal election, the CDU/CSU achieved a landslide victory with 41.5% of the vote. Talks are currently ongoing on coalition agreements after the FDP lost all of its representation in the Bundestag.

In 2007, Merkel was President of the European Council and chaired the G8, the second woman (after Margaret Thatcher) to do so. She played a central role in the negotiation of the Treaty of Lisbon and the Berlin Declaration. One of her priorities was also to strengthen transatlantic economic relations by signing the agreement for the Transatlantic Economic Council on 30 April 2007. Merkel is seen as playing a crucial role in managing the financial crisis at the European and international level, and has been referred to as "the decider." In domestic policy, health care reform and problems concerning future energy development have been major issues of her tenure.

Angela Merkel has been described as the de facto leader of the European Union, and is currently ranked as the world's second most powerful person by Forbes magazine, the highest ranking ever achieved by a woman.

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政治思想(Political thought)

2013年09月18日 | 国際・政治

政治思想(Political thought)とは、政治についての思想、あるいは政治に関連した思想、政治を含む思想と、その許容範囲は広い。

政治哲学と似ているようだが、政治哲学は、政治についての哲学的考察であり、哲学的な方法論哲学史上の議論に基づくのに対して、政治思想は必ずしも哲学的であるとは限らない。このあたりは「哲学」と「思想」の明確な違いにも関連している。

また、哲学者の政治についての考察は、大抵の場合「政治哲学」と呼ばれるが(例、プラトンの政治哲学、カントの政治哲学、ヘーゲルの政治哲学など)、哲学以外の思想家や思想家以外の場合は「政治思想」と呼ばれる場合が多い(例:ルソーの政治思想、江戸期国学の政治思想、近世民衆の政治思想など)。また、政治的思考についての方法的考察に対しては「政治哲学」と言い、政治的思考についての個別的内容に対しては「政治思想」と言う場合も多い。

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Margaret Hilda Thatcher (1925 ? 8 April 2013)

2013年04月11日 | 国際・政治

Margaret Hilda Thatcher, Baroness Thatcher, LG, OM, PC, FRS was a British politician who was Prime Minister of the United Kingdom from 1979 to 1990 and the Leader of the Conservative Party from 1975 to 1990. She was the longest-serving British Prime Minister of the 20th century and is the only woman to have held the office. A Soviet journalist called her the "Iron Lady", a nickname that became associated with her uncompromising politics and leadership style. As Prime Minister, she implemented policies that have come to be known as Thatcherism.

Originally a research chemist before becoming a barrister, Thatcher was elected Member of Parliament (MP) for Finchley in 1959. Edward Heath appointed her Secretary of State for Education and Science in his 1970 government. In 1975 Thatcher defeated Heath in the Conservative Party leadership election to become Leader of the Opposition and became the first woman to lead a major political party in the United Kingdom. She became Prime Minister after winning the 1979 general election.

Upon moving into 10 Downing Street, Thatcher introduced a series of political and economic initiatives to reverse high unemployment and Britain's struggles in the wake of the Winter of Discontent and an ongoing recession. Her political philosophy and economic policies emphasised deregulation (particularly of the financial sector), flexible labour markets, the privatisation of state-owned companies, and reducing the power and influence of trade unions. Thatcher's popularity during her first years in office waned amid recession and high unemployment, until economic recovery and the 1982 Falklands War brought a resurgence of support, resulting in her re-election in 1983.

Thatcher was re-elected for a third term in 1987. During this period her support for a Community Charge (popularly referred to as "poll tax") was widely unpopular and her views on the European Community were not shared by others in her Cabinet. She resigned as Prime Minister and party leader in November 1990, after Michael Heseltine launched a challenge to her leadership. After retiring from the Commons in 1992, she was given a life peerage as Baroness Thatcher, of Kesteven in the County of Lincolnshire, which entitled her to sit in the House of Lords. Thatcher died on 8 April 2013, from a stroke.

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藤田 省三(1927 - 2003)

2013年03月21日 | 国際・政治

藤田 省三(1927年9月17日 - 2003年5月28日)は、日本の思想史家政治学者(日本思想史)。戦後を代表するリベラル派知識人。

『藤田省三著作集』(みすず書房, 1997年-1998年)

  • 1巻「天皇制国家の支配原理」
  • 2巻「転向の思想史的研究」
  • 3巻「現代史断章」
  • 4巻「維新の精神」
  • 5巻「精神史的考察」
  • 6巻「全体主義の時代経験」
  • 7巻「戦後精神の経験(1)」
  • 8巻「戦後精神の経験(2)」
  • 9巻「『写真と社会』小史」
  • 10巻「異端論断章」

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福田 歓一

2013年03月01日 | 国際・政治

福田 歓一(1923年7月14日 - 2007年1月7日)は、日本政治学者で、東京大学名誉教授。専門は、西欧政治思想史。

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佐々木毅加藤節編『福田歓一著作集(全10巻)』(岩波書店, 1998年)

  • 1巻「ホッブスにおける近代政治理論の形成」
  • 2巻「近代政治原理成立史序説」
  • 3巻「政治学史」
  • 4巻「政治・政治学・政治哲学」
  • 5巻「近代の政治思想/近代民主主義とその展望」
  • 6巻「ルソー/ルソーを巡って」
  • 7巻「現代政治と民主主義の原理」
  • 8巻「アジアの解放と民主主義の条件」
  • 9巻「人間形成と高等教育」
  • 10巻「邂逅――研究生活の途上で」

全体主義

2013年01月28日 | 国際・政治

全体主義は一般に、市民が通常は国家の意思決定に重要な割合を持たない権威主義体制と、公的および私生活の最も重要な側面を指示する定式化された意味で広く公布された政治思想の、結合である。

全体主義の体制や運動は、国家が管理するマスメディアによる網羅的なプロパガンダや、しばしば一党制計画経済言論の規制や制限、大規模な監視、国家暴力の広範な使用などによって政治権力を維持する。

アリストテレスは政体を君主政共和政民主政と分類し、その堕落形態を専政寡頭政衆愚政として分類した。

近代では戦間期から「全体主義」の語が登場し、第二次世界大戦に入ると全体主義および全体主義体制の語は民主主義および民主体制への対置として用いられはじめた。

1970年代以降は、非民主的な政治体制をすべて「全体主義体制」として把握することを避けるため権威主義体制の概念が提唱され、政治体制をどのように規定すべきかという議論とともに「全体主義体制権威主義体制民主主義体制」という分類が定着しつつある。

研究者・小説など

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民主主義的中央集権制

2013年01月03日 | 国際・政治

民主主義的中央集権制、または民主集中制(みんしゅしゅうちゅうせい)とは、レーニン主義の系譜を引く政党が採用する組織原則で、民主制中央集権制を折衷・統一した制度。実際の内容は国や時期によって異なる。

現在、民主主義的中央集権制という組織原則を維持しているのは、一定の政治的影響力をもつ政党でいえば、世界で6党のみである。一党独裁型社会主義国の中国、ベトナム、北朝鮮、キューバの4カ国共産党・労働党と、資本主義国の日本共産党、ポルトガル共産党である。

 1989年からの東欧革命とソ連崩壊で、10カ国の社会主義国が崩壊し、民主集中制も放棄された(現在のロシア共産党は不明)。ユーロコミュニズムの諸党もそれを続々と放棄した。1989年イタリア共産党、1991年スペイン共産党、1994年フランス共産党が放棄し、イギリス、オランダ、ベルギーの各共産党は解党し、または解党状態にある。

日本共産党は2000年に改訂された党規約において民主集中制を維持しており、第3条で以下のようにその内容を規定している。

  1. 党の意思決定は、民主的な議論をつくし、最終的には多数決で決める。
  2. 決定されたことは、みんなでその実行にあたる。行動の統一は、国民にたいする公党としての責任である。
  3. すべての指導機関は、選挙によってつくられる。
  4. 党内に派閥・分派はつくらない。
  5. 意見がちがうことによって、組織的な排除をおこなってはならない。

また、日本共産党員の権利と義務のうち、民主集中制に関係が深いものは以下のとおりである(第5条)。

  • 党の統一と団結に努力し、党に敵対する行為はおこなわない。
  • 党内で選挙し、選挙される権利がある。
  • 党の会議で、党の政策、方針について討論し、提案することができる。
  • 党の諸決定を自覚的に実行する。決定に同意できない場合は、自分の意見を保留することができる。その場合も、その決定を実行する。党の決定に反する意見を、勝手に発表することはしない。
  • 党の会議で、党のいかなる組織や個人にたいしても批判することができる。また、中央委員会にいたるどの機関にたいしても、質問し、意見をのべ、回答をもとめることができる。
  • 党の内部問題は、党内で解決する。
  • 自分にたいして処分の決定がなされる場合には、その会議に出席し、意見をのべることができる。

近代官僚制

2013年01月02日 | 国際・政治

官僚制についての本格的な研究は、マックス・ヴェーバーに始まる。ヴェーバーは、近代社会における特徴的な合理的支配システムとしての近代官僚制に着目し、その特質を詳細に分析した。

近代官僚制は、前近代に見られる家父長制的な支配に基づく家産型官僚制(中世の家臣団や中国の科挙官僚などが典型的な例)とは異なり、組織を構成する人間の関係は、能率を重視する非人格的(非人間的ではない)な結びつきによって成り立っているとされる。つまり、血縁によるつながりや感情的な結びつきなどではなく、合理的な規則に基づいて体系的に配分された役割にしたがって人間の関係が形成されているということである。なお近代官僚制は、以下のような特質を備えていることがヴェーバーによって指摘されている。

  • 権限の原則
  • 階層の原則
  • 専門性の原則
  • 文書主義

ヴェーバーは、近代官僚制のもつ合理的機能を強調し、特に機能障害については論じておらず、官僚制は優れた機械のような技術的卓越性があると主張した。ただし、官僚制支配の浸透によって個人の自由が抑圧される可能性や、官僚組織の巨大化によって統制が困難になっていくといった、近代官僚制のマイナス面について予見している点は見落としてはならない。

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