一身二生 「65年の人生と、これからの20年の人生をべつの形で生きてみたい。」

「一身にして二生を経るが如く、一人にして両身あるが如し」

日本古典文学体系

2018年12月31日 | 社会
日本古典文学大系(にほんこてんぶんがくたいけい)は1967年までに、また新日本古典文学大系は2005年までに岩波書店が出版した日本の古典文学を対象とした全集である。

概要 編集
上代から近世(江戸時代後期)までの古典文学を対象に、全100巻が刊行された(他に別巻が総索引である)。第1期(第1巻~第66巻)は1957年から1962年にかけ、第2期(第67巻 - 第100巻)は1967年までに刊行された。書目は概ね第1・2期共年代順に並んでいる。

1989年から2005年にかけ、改訂版の形も兼ね収録書目を一部入れ替え、「新日本古典文学大系」全100巻(他に別巻5巻と総索引)が刊行された。これは当初発行されたもの(「旧大系」や、背表紙の色から「赤大系」と呼ばれる)に対して「新大系」、あるいは背表紙の色から「青大系」と呼ばれている。

「旧大系」は今日大半が絶版だが、旧大系にあって新大系に入っていない書目のいくつかは、1990年代になって「日本古典文学大系 新装版」で再刊された。『日本書紀』、『源氏物語』などいくつかの書目は岩波文庫に編入している(ただし、文庫収録のものは校異・注釈・解説などが一部省略されている)。

「旧大系」、「新大系」ともに収録書目は江戸時代以前のみであったが、2001年より明治期の日本文学を対象に「新日本古典文学大系 明治編」全30巻が刊行している(2013年1月完結)。

収録書目 編集
日本古典文学大系 編集
監修:高木市之助、西尾実、久松潜一、麻生磯次、時枝誠記

第1期 編集
日本古典文学大系 1 古事記・祝詞 1958年6月発行 倉野憲司、武田祐吉
日本古典文学大系 2 風土記 1958年4月発行 秋本吉郎
日本古典文学大系 3 古代歌謡集 1957年7月発行 土橋寛、小西甚一
日本古典文学大系 4 万葉集 1 1957年6月発行 高木市之助、五味智英、大野晋
日本古典文学大系 5 万葉集 2 1959年9月発行
日本古典文学大系 6 万葉集 3 1960年10月発行
日本古典文学大系 7 万葉集 4 1962年5月発行
日本古典文学大系 8 古今和歌集 1958年3月発行  佐伯梅友
日本古典文学大系 9 竹取物語 伊勢物語 大和物語 1957年10月発行 阪倉篤義、大津有一、築島裕、阿部俊子、今井源衛
日本古典文学大系 10 宇津保物語 1 1959年12月発行 河野多麻
日本古典文学大系 11 宇津保物語 2 1961年5月発行
日本古典文学大系 12 宇津保物語 3 1962年12月発行
日本古典文学大系 13 落窪物語 堤中納言物語 1957年8月発行 松尾聡、寺本直彦
日本古典文学大系 14 源氏物語 1 1958年1月発行 山岸徳平
日本古典文学大系 15 源氏物語 2 1959年11月発行
日本古典文学大系 16 源氏物語 3 1961年1月発行
日本古典文学大系 17 源氏物語 4 1962年4月発行
日本古典文学大系 18 源氏物語 5 1963年4月発行
日本古典文学大系 19 枕草子 紫式部日記 1958年9月発行 池田亀鑑、岸上槙二、秋山虔
日本古典文学大系 20 土左日記 かげろふ日記 和泉式部日記 更級日記 1957年12月発行 鈴木知太郎、川口久雄、遠藤嘉基、西下経一
日本古典文学大系 21 大鏡 1960年9月発行 松村博司
日本古典文学大系 22 今昔物語集 1 1959年3月発行 山田孝雄、山田忠雄、山田英雄、山田俊雄
日本古典文学大系 23 今昔物語集 2 1960年4月発行
日本古典文学大系 24 今昔物語集 3 1961年3月発行
日本古典文学大系 25 今昔物語集 4 1962年3月発行
日本古典文学大系 26 今昔物語集 5 1963年3月発行
日本古典文学大系 27 宇治拾遺物語 1960年5月発行 渡辺綱也、西尾光一
日本古典文学大系 28 新古今和歌集 1958年2月発行 久松潜一、山崎敏夫、後藤重郎
日本古典文学大系 29 山家集 金槐和歌集 1961年4月発行 風巻景次郎、小島吉雄
日本古典文学大系 30 方丈記 徒然草 1957年6月発行 西尾実
日本古典文学大系 31 保元物語 平治物語 1961年7月発行 永積安明、島田勇雄
日本古典文学大系 32 平家物語 上 1959年2月発行 高木市之助、小沢正夫、渥美かをる、金田一春彦
日本古典文学大系 33 平家物語 下 1960年11月発行
日本古典文学大系 34 太平記 1 1960年1月発行 後藤丹治、釜田喜三郎、岡見正雄
日本古典文学大系 35 太平記 2 1961年6月発行
日本古典文学大系 36 太平記 3 1962年10月発行
日本古典文学大系 37 義経記 1959年5月発行 岡見正雄
日本古典文学大系 38 御伽草子 1958年7月発行 市古貞次
日本古典文学大系 39 連歌集 1960年3月発行 伊地知鉄男
日本古典文学大系 40 謡曲集 上 1960年12月発行 横道万里雄、表章
日本古典文学大系 41 謡曲集 下 1963年2月発行
日本古典文学大系 42 狂言集 上 1960年7月発行 小山弘志
日本古典文学大系 43 狂言集 下 1961年10月発行
日本古典文学大系 44 中世近世歌謡集 1959年1月発行 新間進一、志田延義、浅野建二
日本古典文学大系 45 芭蕉句集 1962年6月発行 大谷篤蔵、中村俊定
日本古典文学大系 46 芭蕉文集 1959年10月発行 杉浦正一郎、宮本三郎、荻野清
日本古典文学大系 47 西鶴集 上 1957年11月発行 麻生磯次、板坂元、堤精二
日本古典文学大系 48 西鶴集 下 1960年8月発行
日本古典文学大系 49 近松浄瑠璃集 上 1958年11月発行 重友毅
日本古典文学大系 50 近松浄瑠璃集 下 1959年8月発行 守随憲治、大久保忠国
日本古典文学大系 51 浄瑠璃集 上 1960年6月発行 乙葉弘
日本古典文学大系 52 浄瑠璃集 下 1959年6月発行 鶴見誠
日本古典文学大系 53 歌舞伎脚本集 上 1960年2月発行 浦山政雄、松崎仁
日本古典文学大系 54 歌舞伎脚本集 下 1961年12月発行
日本古典文学大系 55 風来山人集 1961年8月発行 中村幸彦
日本古典文学大系 56 上田秋成集 1959年7月発行 中村幸彦
日本古典文学大系 57 川柳・狂歌集 1958年12月発行 杉本長重、浜田義一郎
日本古典文学大系 58 蕪村集 一茶集 1959年4月発行 暉峻康隆、川島つゆ
日本古典文学大系 59 黄表紙・洒落本集 1958年10月発行 水野稔
日本古典文学大系 60 椿説弓張月 上 1958年8月発行 後藤丹治
日本古典文学大系 61 椿説弓張月 下 1962年1月発行
日本古典文学大系 62 東海道中膝栗毛 1958年5月発行 麻生磯次
日本古典文学大系 63 浮世風呂 1957年9月発行 中村通夫
日本古典文学大系 64 春色梅児誉美 1962年8月発行 中村幸彦
日本古典文学大系 65 歌論集 能楽論集 1960年9月発行 久松潜一、西尾実
日本古典文学大系 66 連歌論集 俳論集 1961年2月発行 木藤才蔵、井本農一
第2期 編集
日本古典文学大系 67 日本書紀 上 1967年3月発行 坂本太郎、家永三郎、井上光貞、大野晋
日本古典文学大系 68 日本書紀 下 1965年7月発行
日本古典文学大系 69 懐風藻 文華秀麗集 本朝文粋 1964年6月発行 小島憲之
日本古典文学大系 70 日本霊異記 1967年3月発行 遠藤嘉基、春日和男
日本古典文学大系 71 三教指帰 性霊集 1965年11月発行 渡辺照宏、宮坂宥勝
日本古典文学大系 72 菅家文草、菅家後集 1966年10月発行 川口久雄
日本古典文学大系 73 和漢朗詠集 梁塵秘抄 1965年1月発行 川口久雄、志田延義
日本古典文学大系 74 歌合集 1965年3月発行 萩谷朴、谷山茂
日本古典文学大系 75 栄花物語 上 1964年11月発行 松村博司、山中裕
日本古典文学大系 76 栄花物語 下 1965年10月発行
日本古典文学大系 77 篁物語、平中物語 浜松中納言物語 1964年5月発行 遠藤嘉基、松尾聡
日本古典文学大系 78 夜の寝覚 1964年12月発行 阪倉篤義
日本古典文学大系 79 狭衣物語 1965年8月発行 三谷栄一、関根慶子
日本古典文学大系 80 平安鎌倉私家集 1964年9月発行 久松潜一、松田武夫、関根慶子、青木生子
日本古典文学大系 81 正法眼蔵、正法眼蔵随聞記 1965年12月発行 西尾実、鏡島元隆、酒井得元、水野弥穂子
日本古典文学大系 82 親鸞集日蓮集 1964年4月発行 名畑応順、多屋頼俊、兜木正享、新間進一
日本古典文学大系 83 仮名法語集 1964年8月発行 宮坂宥勝
日本古典文学大系 84 古今著聞集 1966年3月発行 永積安明、島田勇雄
日本古典文学大系 85 沙石集 1966年5月発行 渡辺綱也
日本古典文学大系 86 愚管抄 1967年1月発行 岡見正雄、赤松俊秀
日本古典文学大系 87 神皇正統記増鏡 1965年2月発行 岩佐正、時枝誠記、木藤才蔵
日本古典文学大系 88 曽我物語 1966年1月発行 市古貞次、大島健彦
日本古典文学大系 89 五山文学集、江戸漢詩集 1966年2月発行 山岸徳平
日本古典文学大系 90 仮名草子集 1965年5月発行 前田金五郎、森田武
日本古典文学大系 91 浮世草子集 1966年11月発行 野間光辰
日本古典文学大系 92 近世俳句俳文集 1964年7月発行 阿部喜三男、麻生磯次
日本古典文学大系 93 近世和歌集 1966年8月発行 高木市之助、久松潜一
日本古典文学大系 94 近世文学論集 1966年12月発行 中村幸彦
日本古典文学大系 95 戴恩記 折たく柴の記 蘭東事始 1964年10月発行 小高敏郎、松村明
日本古典文学大系 96 近世随想集 1965年9月発行 中村幸彦、野村貴次、麻生磯次
日本古典文学大系 97 近世思想家文集 1966年6月発行 家永三郎、清水茂、大久保正、小高敏郎、石浜純太郎、尾藤正英
日本古典文学大系 98 歌舞伎十八番集 1965年6月発行 郡司正勝
日本古典文学大系 99 文楽浄瑠璃集 1965年4月発行 祐田善雄
日本古典文学大系 100 江戸笑話集 1966年7月発行 小高敏郎
日本古典文学大系 別巻1 日本古典文学大系 索引 1964年11月発行 語句事項索引、和歌・俳句・歌語索引
日本古典文学大系 別巻2 日本古典文学大系 索引 1968年発行 語句事項索引、初句索引(和歌・俳句・歌謡・和讃・漢詩) 総目次

日本近代思想体系

2018年12月30日 | 社会

日本近代思想大系(にほんきんだいしそうたいけい)は、1988年から1992年にかけて岩波書店より刊行された、日本思想史の叢書である。全24巻(うち別巻1)。

概要 編集
『日本思想大系』(以下「思想大系」)の後継企画として刊行。第一回配本は1988年5月の『天皇と華族』(第2巻)、1992年4月の最終配本『近代史料解説・総目次・索引』(別巻)をもって完結。

編集委員は、加藤周一、遠山茂樹、中村政則、前田愛、松本三之介、丸山眞男、安丸良夫、由井正臣。

「思想大系」は、上代(大和時代)から江戸時代(幕末)までの資料文献を網羅しているのに対し、本大系は開国・維新から大日本帝国憲法発布前後の時期までの文献を収録している。

各巻構成は「思想大系」と同様に、「原文をそのままの形で読む」という趣旨により、詳細な解題・注釈を加えた本文テクスト、巻末に研究者による「補注」「解説」を収録。「思想大系」が大半は著者別編著となっているのに対し、本大系は全巻がテーマ別構成である。

先行の叢書では『明治文化全集』がほぼ同時期の文献を収録対象としているが、明治文化全集は「稀覯文献の復刻」という趣旨から、原則として各文献の全文テクストを収録しているのに対し、本大系ではより多くの文献を収録することを優先しているため、新聞・雑誌論説など比較的短いものを除けば、大半が抜粋収録になっている。

全巻の構成 編集
『開国』 田中彰 校注、1991年1月23日。ISBN 4-00-230001-3。
『天皇と華族』 遠山茂樹 校注、1988年5月10日。ISBN 4-00-230002-1。
『官僚制 警察』 由井正臣・大日方純夫 校注、1990年11月22日。
『軍隊 兵士』 由井正臣・藤原彰・吉田裕 校注、1989年4月24日。ISBN 4-00-230004-8。
『宗教と国家』 安丸良夫・宮地正人 校注、1988年9月22日。ISBN 4-00-230005-6。
『教育の体系』 山住正己 校注、1990年1月22日。ISBN 4-00-230006-4。
『法と秩序』 石井紫郎・水林彪 校注、1992年3月26日。ISBN 4-00-230007-2。
『経済構想』 中村政則・石井寛治・春日豊 校注、1988年10月24日。ISBN 4-00-230008-0。
『憲法構想』 江村栄一 校注、1989年7月24日。ISBN 4-00-230009-9。
『学問と知識人』 松本三之介・山室信一 校注、1988年6月22日。ISBN 4-00-230010-2。
『言論とメディア』 松本三之介・山室信一 校注、1990年5月22日。ISBN 4-00-230011-0。
『対外観』 芝原拓自・猪飼隆明・池田正博 校注、1988年11月22日。ISBN 4-00-230012-9。
『歴史認識』 田中彰・宮地正人 校注、1991年4月26日。ISBN 4-00-230013-7。
『科学と技術』 飯田賢一 校注、1989年2月22日。ISBN 4-00-230014-5。
『翻訳の思想』 加藤周一・丸山真男 校注、1991年9月30日。ISBN 4-00-230015-3。
『文体』 加藤周一・前田愛 校注、1989年1月23日。ISBN 4-00-230016-1。
『美術』 青木茂・酒井忠康 校注、1989年6月22日。
『芸能』 倉田喜弘 校注、1988年7月22日。ISBN 4-00-230018-8。
『都市 建築』 藤森照信 校注、1990年7月23日。ISBN 4-00-230019-6。
『家と村』 海野福寿・大島美津子 校注、1989年9月22日。
『民衆運動』 安丸良夫・深谷克己 校注、1989年11月22日。ISBN 4-00-230021-8。
『差別の諸相』 ひろたまさき 校注、1990年3月15日。ISBN 4-00-230022-6。
『風俗 性』 小木新造・熊倉功夫・上野千鶴子 校注、1990年9月28日。ISBN 4-00-230023-4。
『近代史料解説・総目次・索引』 日本近代思想大系編集部 編、1992年4月20日。ISBN 4-00-230024-2。

日本思想体系

2018年12月29日 | 社会
日本思想大系(にほんしそうたいけい)は、1970年から1982年にかけて岩波書店から刊行された叢書。全67巻。

概要 編集
前近代(古代より幕末期まで)における日本の主だった思想著作を集成している。巻構成は著者別を中心に、テーマ別にまとめた巻も多く含まれている。

編集委員は家永三郎、石母田正、井上光貞、相良亨、中村幸彦、尾藤正英、丸山真男、吉川幸次郎。

先行の『日本古典文学大系』の姉妹編(思想関連著作の収録を目的)に位置づけられており、判型も同一である。後継企画として1988年以降に、この叢書に収録されなかった近代初期(幕末明治期)の思想史的文献を、主題別にまとめ『日本近代思想大系』を刊行、1992年に完結している。

内容 編集
古事記
聖徳太子集
律令
最澄
空海
源信
往生伝・法華験記
古代政治社会思想
天台本覚論
法然・一遍
親鸞
道元(上)
道元(下)
日蓮
鎌倉旧仏教
中世禅家の思想
蓮如・一向一揆
おもろさうし
中世神道論
寺社縁起
中世政治社会思想(上)
中世政治社会思想(下)
古代中世芸術論
世阿弥・禅竹
キリシタン書・排耶書
三河物語・葉隠
近世武家思想
藤原惺窩・林羅山
中江藤樹
熊沢蕃山
山崎闇斎学派
山鹿素行
伊藤仁斎・伊藤東涯
貝原益軒・室鳩巣
新井白石
荻生徂徠
徂徠学派
近世政道論
近世神道論・前期国学
本居宣長
三浦梅園
石門心学
富永仲基・山片蟠桃
本多利明・海保青陵
安藤昌益・佐藤信淵
佐藤一斎・大塩中斎
近世後期儒家集
近世史論集
頼山陽
平田篤胤・伴信友・大国隆正
国学運動の思想
二宮尊徳・大原幽学
水戸学
吉田松陰
渡辺崋山・高野長英・佐久間象山・横井小楠・橋本左内
幕末政治論集
近世仏教の思想
民衆運動の思想
近世町人思想
近世色道論
近世芸道論
近世科学思想(上)
近世科学思想(下)
洋学(上)
洋学(下)
西洋見聞集
民衆宗教の思想
完結後、全巻の常備重刷は困難につき、新装版が1990年代に一部の書目で刊行された。2010年代からはオンデマンド出版で再刊をはじめている。

奥多摩と縄文

2018年12月28日 | 社会

奥多摩・青梅の縄文時代
 JR青梅線の終点が奥多摩駅である。その奥多摩駅から立川に向けての駅名は、白丸駅、鳩ノ巣駅、古里駅、川井駅、御岳駅、沢井駅、軍畑駅、二俣尾駅、石神前駅、日向和田駅、宮ノ平駅、青梅駅、東青梅駅、河辺駅、小作駅、羽村駅、福生駅、牛浜駅、拝島駅、昭島駅、中神駅、東中神駅、西立川駅、立川駅となる。奥多摩湖から奥多摩駅を含め川井駅と御嶽駅の中間あたりまでが西多摩郡奥多摩町。御嶽駅から河辺駅と小作駅の中間あたりまでが青梅市となる。青梅市内も奥多摩町同様に森林に恵まれていて、縄文人の絶好の住処となっていたと思われる。奥多摩の縄文時代の形跡だけでなく、JR青梅線沿いのわかっている代表的な縄文遺跡を挙げると。
奥多摩駅、奥多摩御前山の標高1000mからの黒曜石の石鏃。
       梅沢下野原石器や縄文土器、隆起把手深鉢。
白丸駅は、白丸西の平遺跡の打製石斧、人面付深鉢。
二俣尾駅は、しない沢の敷石住居跡、桜っ原の石皿。
宮ノ平駅は、宮ノ平駅下の敷石住居跡。
青梅駅は、駒木野と小曾木の岩蔵、第三小学校、成木の小中尾などの住居跡。
       森下の石棒。
       駒木野の土錘。
東青梅駅は、勝沼神社裏手の井草式土器の土器片(9千年前のもの)。       
河辺駅は、友田方砂の住居跡。
など、そのほかに青梅市内各所から石鏃が発見されている。

 縄文土器の新たな発掘は縄文時代の定説を新たに書き直す。1988年に長野県佐久市下茂内遺跡から紀元前1万4250年前の土器の破片が発掘され、1997年に青森県蟹田町で縄文草創期の大平山本Ⅰ遺跡でみつかった土器片が、紀元前1万4500年前のものであるという。このような新たな発掘があるたびに縄文時代の定説は3000でも4000年でも伸びるという。縄文土器は世界で一番古く、日本以外で一番古い土器は西アジアの土器で紀元前6000年のもので、貯蔵用途として使用されていたと推測されている。縄文土器は文様・質量ともに優れていて、土器の底に火熱の後が示すように早くから煮炊き用に利用されていた例は存在しないといわれている。

 未来は現代人が記録してゆけば後世に伝えることができる。2千年~1万年を超える大昔など記録で知るすでは殆んどない。土器や住居跡などを基にあくまでも推測である。日本はルーツを探すために、大陸で発生した文化と、3万年前以上の原人クロマニヨン人やネアンデルタール人との系譜上を探るための努力をしいる、はてしない永遠のテーマーである。

 大陸から日本のルーツを結びつけるから日本のルーツがわからないのだ、日本から大陸にルーツを結び付けてゆけば、日本の古代の文明が高度文明で文化は日本から世界に広まったという可能性を示す超古代文献「竹内文献」があるという。考古学者が最大の努力をはらい、大陸との流れをひとつひとつ探すのとまったく逆説である。このことは酒井勝軍が研究したことで、武内宿彌という神功皇后 と応神天皇に深いかかわりを持つ人物からの「竹内文献」であるという。これもまた最高に興味をくすぐる内容になっている。どこかで酒井勝軍の超古代の研究内容を紹介したい。何故かと言うと、神功皇后 ・応神天皇・武内宿彌の三人の山車人形が青梅のお祭のときに登場するからである。

 日本に人間が渡って来て、住み着いたのが70~80万年前という説がある。二本足で歩けるようになるまで、具体的にどのように進化して、どれぐらいの果てしない年月が掛かったかは永遠に解らない。縄文時代の上限は土器の発見とともに覆され、今は紀元前1万4500年前までをみている。土器とは別に人間の手が加わった物で一番古いといわれている物は、明石市の近くで見つかった木の板が5~7万年前のものと推測されている。旧石器時代にユーラシア大陸は日本ともアメリカ大陸とも陸続きでつながっていて、人間が自由に通行できた可能性があるという。これは、酒井勝軍も研究の中で日本とまったく同じような土器や古代文字がアメリカ・インディアンの遺跡あとから発見されたりしていることに興味を持っている。
 また、フランスの人類学者クロード・レビィ=ストロース氏は日本神話と同じような物語がアメリカ・インディアンやインドネシアを含め世界のほかの地域にも見出され、日本だけにしかない話はほとんどなく、世界のあちらこちらに似たような話があり、どこの神話よりも日本の神話ほど話を構成する要素がしっかりくみ上げられている物はほかにないと述べている。

文明の三要素

2018年12月27日 | 社会
「文明の3要素」は――これは僕の独断と偏見で勝手に言っているんですけど――「化石燃料」と「鉄」と「ゴム」だと思っているんです。たとえば飛行機や自動車もこの3つですよね。でも、この3つの資源は偏在している。だから、アメリカのように、この3つのうちのいくつかを大量に持っている国は、「自国ファースト」ができる。だってバーター取引ができるから。でも、日本を含めて、ほとんどの国はこの3つを持っていないんですよ。そういう国が今の豊かな文明を維持していこうと思ったら、国際平和と国際協調を大事にして、「自国ファースト」などと言わずに、みんなと仲良くしていく以外に道はない。

南極料理人

2018年12月26日 | 社会
『南極料理人』(なんきょくりょうりにん)は、2009年に公開された日本映画。原作は海上保安官出身の西村淳のエッセイ『面白南極料理人』(新潮文庫、続編が数冊ある)。第50回日本映画監督協会新人賞最終候補作品。2009年度新藤兼人賞金賞、第29回藤本賞新人賞を受賞。この映画のロケ地となったのは、原作者・西村の出身地、真冬の北海道網走市である。

居酒屋

2018年12月25日 | 社会
「考現学」とは現代の都市住民などの行動を研究する学問で、「考古学」に対応した造語である。階級論の研究で知られる著者が、居酒屋の今昔を語ることを通して、日本社会の変遷と行く末を、文献や統計を駆使しながら考察しています。「考現学」という学問でありながら、酒好きの著者が趣味と研究を兼ねた夜毎のフィールドワークで、酒場で出会う人々を観察、そこに自らの体験に基づく話が加わるので堅苦しくなく読める。庶民に愛される大衆居酒屋の素晴らしさを称え、都市下層の「やきとり屋」から戦後のヤミ市、そして「横丁」に変遷していく歴史を探り、下町と山の手の差異を比較検討、ますます広がる格差社会における居酒屋や飲酒文化を考察し、庶民の「民酒主義」を守ろうと熱論している。縄のれんの向こうに日本が見える。(毎日新聞社から2008年6月に刊行された単行本の待望の文庫化)
出版社からのコメント
やきとり屋、ヤミ市、横丁、大衆酒場、下町……、居酒屋は社会の鏡である。 階級論で知られる著者が、趣味と研究を兼ねて夜毎飲み歩きながら、「居酒屋」を通じて東京、そして現代日本を考える! 酒好き必読! 著者推薦の居酒屋30店を紹介! ある程度の時間、居酒屋で過ごしていると、いろいろと客たちの振る舞いが目に入ってくる。言葉も耳に入ってくる。それが時代によって、また店によって大きく変わる。 だから四半世紀も居酒屋に通い続けていると、いろいろと世の中の動きが見えてくる。居酒屋は、社会の鏡である。そう、居酒屋から日本が見えるのである。 (序より一部抜粋)

著者について
橋本健二(はしもと・けんじ) 1959年、石川県生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学の後、静岡大学助教授を経て、2002年より武蔵大学社会学部教授、2013年より早稲田大学人間科学学術院教授。専門は理論社会学および階級・階層論。趣味と研究を兼ねて居酒屋めぐりをフィールドワークに。日々の成果を『居酒屋考現学』としてブログで発表、好評を博す。主な著書に、『階級社会―現代日本の格差を問う』(講談社)、『「格差」の戦後史-階級社会 日本の履歴書』(河出書房新社)、『階級都市-格差が街を侵食する』(筑摩書房)、などがある。
著者略歴

日本の居酒屋

2018年12月24日 | 社会

◎「ドクターストップがかかり、
酒が呑めなくなっても、
居酒屋に通い続けるだろう」

◎人は何を求め、居酒屋に足を運ぶのか?
パリのカフェ、イギリスのパブ、ドイツのビヤガーデンとも異なる、
〈第三の場〉としての独自の魅力とは?
40年近い居酒屋経験を誇る著者が、北海道から沖縄まで、角打ちから割烹まで、
具体的なお店(登場軒数120軒)を紹介しながら、その秘密に迫る。

【内容紹介】 通常の居酒屋ガイドは、つまみの種類と品質、飲物のメニュー、そして価格に焦点を絞っているため、
私にはどうしても物足りなく感じられる。
もちろん、ありがたい情報も提供してくれるのだが、
居酒屋という多面的な場の、いわば〈消費〉に付随する側面しか重視されていないと、不満に思うわけである。
「居酒屋は味と価格だけではない、五感をもって満喫する場所である」というのが私の持論である。
さらに、「居酒屋は〈味〉よりも〈人〉である」と確信している。(中略)
では、居酒屋は酒とつまみ以外に、何を提供しているのだろうか。
この問いを発しないと、私は日本の居酒屋の真の魅力を突き止めることができないと考える。
(本文より)

【目次】
「お通し」――はじめに
第一章 「居酒屋学」の基礎概念
第二章 和風酒場の種類と特徴――赤提灯あれこれ
第三章 和風酒場の種類と特徴――屋台から割烹まで
第四章 〈地〉の味わい――街から店を捉える
第五章 〈場〉の味わい――店舗の内外を読み取る
第六章 「人間味」――居酒屋の人々
第七章 自分で穴場を嗅ぎつけよ(実用編)
「また、呑もうね」――おわりに
本文に登場したお店一覧

【著者紹介】
マイク・モラスキー(Michael Molasky)
1956年米国セントルイス市生まれ。76年に初来日し、延べ20年日本滞在。
シカゴ大学大学院東アジア言語文明学研究科博士課程修了(日本文学で博士号)。ミネソタ大学、一橋大学教授を歴任。2013年秋学期より早稲田大学国際学術院教授。
担当する講義では、日本の戦後文化や、ジャズやブルースを中心とする音楽文化論、東京論、そして喫茶店や居酒屋のような都市空間を通じて、現代日本社会を捉えなおす。
エッセイスト、ジャズ・ピアニストという顔も持っている。
日本語の著書には『戦後日本のジャズ文化』(青土社、サントリー学芸賞受賞)、『ジャズ喫茶論』『呑めば、都』(共に筑摩書房)、『ひとり歩き』(幻戯書房)などがある。
内容(「BOOK」データベースより)
人は何を求め、居酒屋に足を運ぶのか?パリのカフェ、イギリスのパブ、ドイツのビヤガーデンとも異なる、“第三の場”としての独自の魅力とは?40年近い居酒屋経験を誇る著者が、北海道から沖縄まで、角打ちから割烹まで具体的なお店(登場軒数120軒)を紹介しながら、その秘密に迫る。

児童虐待

2018年12月23日 | 社会
内容(「BOOK」データベースより)
二〇一〇年夏、三歳の女児と一歳九カ月の男児の死体が、大阪市内のマンションで発見された。子どもたちは猛暑の中、服を脱ぎ、重なるようにして死んでいた。母親は、風俗店のマットヘルス嬢。子どもを放置して男と遊び回り、その様子をSNSで紹介していた…。なぜ幼い二人は命を落とさなければならなかったのか。それは母親一人の罪なのか。事件の経緯を追いかけ、母親の人生をたどることから、幼児虐待のメカニズムを分析する。現代の奈落に落ちた母子の悲劇をとおして、女性の貧困を問う渾身のルポルタージュ。
著者について
杉山春(すぎやま・はる)
1958年生まれ。雑誌記者を経て、現在、フリーのルポライター。生活保護家庭で育った青年たちの支援にも携わる。著書には、『ネグレクト』(小学館、小学館ノンフィクション賞受賞)、『移民環流』『満州女塾』(いずれも新潮社)がある。

ホモ・サピエンス全史

2018年12月22日 | 社会
BS1スペシャル▽“衝撃の書”が語る人類の未来~サピエンス全史/ホモ・デウス
全世界1000万部を超え、ビル・ゲイツやザッカーバーグらも絶賛する驚異的ベストセラー「サピエンス全史」。AIやVR、ゲノム編集や人体拡張技術が席巻する未来を大胆に予測した新作「ホモ・デウス」。人類250万年の歩みを全く新しい視点で読み解く“知の巨人”著者のハラリ氏に独占インタビュー!これを見れば話題沸騰の“衝撃の書”の世界が全部分かります!2019年のスタートに幸福に生きるヒントを見つけませんか?
【サピエンス全史 出演】歴史学者…ユヴァル・ノア・ハラリ,ジャーナリスト…池上彰,国立科学博物館人類史研究グループ長…海部陽介,【ホモ・デウス 出演】歴史学者…ユヴァル・ノア・ハラリ,記者…豊永博隆,みずほフィナンシャルグループ会長…佐藤康博,【声】腹巻浩司,じんぼぼんじ,【語り】保里小百合


「サピエンス全史」上下巻の内容を3分で分かるように、図解を用いて、紹介します。

サピエンス全史は、2017年のビジネス書大賞を受賞した作品です。

興味を持っている方も多いとは思いますが、上下巻合わせて約600ページの大作なのでなかなか読みたくても手が出ない人が多いと思います。

そこで本記事では、サピエンス全史の内容を要約まとめし、その内容を読んだ気になれるようにお伝えします。

内容のネタバレとなるので、一切中身を知りたくないという人は本記事を見ないようにしてください。

【図解:3分で解説】シリーズでは、有名ビジネス書や新刊本、新技術の要点を図解で簡単に説明します。

本記事を読むことでサピエンス全史の
①本の内容の大枠を理解することができる
②どんな点に着目しながら読めば良いか分かる
という2つの利点があります。

あなたの読書・学習の支援になれば幸いです。
それでは図解紹介に入ります。


本記事の内容 [×]
サピエンス全史の概要
認知革命
農業革命
科学革命
そしてこれからの時代へ
サピエンス全史の概要

サピエンス全史は私たち人間(ホモ・サピエンス)が地球上に現れてから、今日の人口70億人となり、現代社会を築き上げた要因を分析して解説する作品です。

その内容を一言で表すと、

「人類(ホモ・サピエンス)は空想的虚構をベースとした3つの革命(認知革命、農業革命、科学革命)により、現在の発展へと至りました」

と紹介しています。

ホモデウス

2018年12月21日 | 社会
河出書房新社(東京都渋谷区/代表取締社長 小野寺優)は、ユヴァル・ノア・ハラリの最新刊『ホモ・デウス:テクノロジーとサピエンスの未来』(2018年9月6日発売/上下巻各1,900円[税別])が、本日10月31日をもって、累計刊行部数30万部を超えましたので、また、『サピエンス全史』と『ホモ・デウス』をあわせたユヴァル・ノア・ハラリの著作の日本国内での累計刊行部数が、100万部を突破しましたので、ご報告いたします。

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世界で400万部を突破している『ホモ・デウス』は、世界で800万部を突破している『サピエンス全史』の著者の最新刊であり、9月の発売から2ヵ月を経過したばかりにもかかわらず、テレビや新聞、雑誌、オンラインのニュースサイトなど、多くのメディアにご注目いただいており、数多くの書評や紹介記事が掲載されております。作家の池澤夏樹氏や京都大学総長の山極壽一氏、教育改革実践家で杉並区立和田中学校元校長の藤原和博氏、登山家の服部文祥氏、歴史学者の本村凌二氏、総合研究大学院大学学長の長谷川眞理子氏など、錚々たる著名人によって各紙誌で絶賛され、テレビの情報番組でも紹介されております 。

人類が「ホモ・デウス(神の人)」と、「無用者階級」とに二分される、衝撃の未来とは……

『ホモ・デウス』でユヴァル・ノア・ハラリは、人類は今、人工知能などの情報工学や、遺伝子操作などの生物工学によって、死を克服し、究極の幸福や神のような力を手にするために、自らを「ホモ・サピエンス(賢い人)」から、「ホモ・デウス(神の人)」へとアップグレードしようとしており、その結果、この社会はどう変化し、人類はどのような世界を生きることになるのか、『サピエンス全史』の著者ならではの鋭い視点で人類の未来を描きます。本書が多くの読者を獲得できたのは、今後の仕事の在り方や働き方に不安を感じているビジネスマンや、子どもたちがどのような未来を生きることになるのかを案じている子育て世代など、専門家や知識人にとどまらず、幅広い読者層の関心を集めているからに違いありません。世界的ベストセラー『ホモ・デウス』に、引き続きご注目いただきたくお願い申し上げます。

●『ホモ・デウス』特設サイト http://www.kawade.co.jp/homo-deus/

[画像3: https://prtimes.jp/i/12754/204/resize/d12754-204-417752-3.jpg ]



ユヴァル・ノア・ハラリ Yuval Noah Harari
1976年生まれのイスラエル人歴史学者。オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して博士号を取得し、現在、エルサレムのヘブライ大学で歴史学を教えている。軍事史や中世騎士文化についての著書がある。オンライン上での無料講義も行ない、多くの受講者を獲得している。著書『サピエンス全史』は世界的なベストセラーとなった。

『ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来』
上下巻 各1900円(税別) ISBN 上巻 978-4-309-22736-8 下巻 978-4-309-22737-5
柴田裕之訳 46判上製 上巻272頁/下巻288頁

則天武后

2018年12月20日 | 社会
武 則天(ぶ そくてん)は、中国史上唯一の女帝。唐の高宗の皇后となり、後に唐に代わり武周朝を建てた。諱は照(曌)。日本では則天武后(そくてんぶこう)と呼ばれることが多いが、この名称は彼女が自らの遺言により皇后の礼をもって埋葬された事実を重視した呼称である。古来より「則天」と姓名をはっきりさせず呼ばれてきたが、現在の中国では姓を冠して「武則天」と呼ぶことが一般的になっている。

竹田の子守り唄

2018年12月19日 | 社会
この曲は複数の被差別に伝わる子守り歌(子守の仕事をしている子供の労働歌)である。

この民謡・歌曲が注目されたきっかけは1969年(昭和44年)にフォークグループの「赤い鳥」が「第3回ヤマハ・ライト・ミュージック・コンテスト」で演奏したことである。しかし、そもそもは住井すゑの『橋のない川』が舞台化される際、音楽担当であった尾上和彦が被差別の一つである京都市伏見区竹田地区で採集した民謡を編曲して使ったもので、それが竹田地区の解放同盟の合唱団のレパートリーとなり、フォーク歌手達にも広まったと考えられている。尾上が採集したのがたまたま竹田地区であったので、「竹田の子守唄」とされた。それ以前は題名が付いていなかった。

他のフォーク歌手が歌うのを聴き、赤い鳥も歌うようになった。最初は、この曲の由来や意味も理解していなかったが、ヒット後に背景を調べ自分達のものにしていった。1971年2月5日にシングル・カットして3年間でミリオンセラーとするが、被差別絡みの楽曲であったために日本の放送局はこの楽曲を放送したがらなくなり[1]、いわゆる「放送禁止歌」(封印作品)として長い間封印されることになったが、1990年代に封印は緩和され、赤い鳥の解散後に結成された紙ふうせんを始め、多くの歌手によってカヴァーされている。B面曲は「翼をください」である。

1974年12月 - 1975年1月には、NHKの『みんなのうた』でペドロ&カプリシャスによって歌われたこともある(編曲はヘンリー広瀬)。放送は大幅にアレンジされ、2番の歌詞とコーダ部分が省略された。同時期放送の『北風小僧の寒太郎』が何度も再放送され、また他の楽曲[2]も再放送されたのに対し、本曲の再放送は長期にわたって行われなかったものの、2015年(平成27年)10月-11月にラジオのみで41年振りに再放送される。

ロック・バンド「ソウル・フラワー・ユニオン」の別動チンドン楽団「ソウル・フラワー・モノノケ・サミット」も、震災被災地慰問ライヴの中、同曲をカバーしているが(アルバム『アジール・チンドン』に収録)、のちに彼らは、竹田地区の人々との交流により二つの元唄ヴァージョン(「竹田こいこい節」「竹田の子守唄(元唄)」)をレコーディングし、発表した(アルバム『デラシネ・チンドン』に収録)。

永平寺

2018年12月18日 | 社会
永平寺(えいへいじ)は、福井県吉田郡永平寺町にある曹洞宗の寺院。總持寺と並ぶ日本曹洞宗の中心寺院(大本山)である。山号を吉祥山と称し、寺紋は久我山竜胆紋(久我竜胆紋・久我竜胆車紋)である。開山は道元、本尊は釈迦如来・弥勒仏・阿弥陀如来の三世仏である。

比叡山

2018年12月17日 | 社会
比叡山(ひえいざん)は、滋賀県大津市西部と京都府京都市北東部にまたがる山。大津市と京都市左京区の県境に位置する大比叡(848.3m)と左京区に位置する四明岳(しめいがたけ、838m)の二峰から成る双耳峰の総称である。高野山と並び古くより信仰対象の山とされ、延暦寺や日吉大社があり繁栄した。東山三十六峰に含まれる場合も有る。別称は叡山、北嶺、天台山、都富士など。