稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

攻めの継続性、その延長線上で打つ(木曜会、2018年8月30日)

2018年08月31日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)
木曜会稽古。四條畷の市民活動センター。
今年29回目。人数は20名少し。
お盆前と変わらず体育館の中は蒸し暑い。

面を着けずに素振り、座学。
面を着けて剣先の攻め合い、123の足捌き、切返し。
123から正面打ち、
無理やり打つのではなく体幹に委ねて打つ。
体幹が出来ていない打ちは正確に打てる確率が悪くなる。
123の3で揺らがないように。揺らぐと攻めの継続性が無くなる。
打ちは、攻めの継続の延長で打つことが大事。

無理に遠くから打とうとすると崩れてしまう。
まずは近い間合いまでしっかり入って確実に打つこと。
体幹が出来てから遠間で打てる努力をすること。
(最初から遠間で打とうとするべからず)

攻めて動かない相手には・・・(これは口伝とします)。

今回は師匠より、ラインにて復習ポイントの伝達があったのでそれを記す。
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昨夜の復習

打突の好機は、

自分から積極的に攻め上げて、相手に恐懼疑惑を起こさせ、
三つの隙(心、動作、構え)をとらえる。

三つの先(先々の先、先、後の先)
①崩して打つ
②技を起こさせて打つ
③引き出して返して打つ

打突の好機は、一瞬、その瞬間に機先を制して打つのか、
捌くのか、応じ返すのか、間を切るのかを瞬時に判断し
迷いなくすぐさま打突出来るように剣道を磨いていかなければならない。

打突の好機をつくるためには、相手を観察し、相手の気の攻め、
癖などあらゆるものを感じ取り、攻めるための糸口をさがし自分から仕掛ける。
打突の好機が現れた一閃に躊躇せず打ち込む。

☆そのためには正しい構え、竹刀の握り、
目線、間合いの基礎的要素が身に付いていることはもちろん、
一拍子、一挙動の打突が身に付いていなければならない。
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(触刃から交刃の間へ)


(確実に打てる自分の打ち間まで入って準備する)


(準備完了とともに右足を出しながら中心を取り打ちに転ずる)


(打つ寸前まで剣先は上げない・写真は打ち始めの初動の部分)


最後の挨拶での師匠の言葉。

しっかりした技を出すためには、間合い、構え、竹刀の握り方、
足の出し方、面の打ち方を丁寧にするということが大事である。

稽古の中で究極の基本稽古が出来なければ駄目。
知らない相手とでも、究極の基本打ちが出来るように心掛ける。
負けまいとばかりに横から打ってみたり変な技を使ったりせず、
竹刀の横手のところから鎬を削るような稽古をすること。

鎬を削って中心を取って相手の四戒(驚、懼、疑、惑)を感じて、
心の隙、動作の隙、構えの隙が出来たところを、瞬時に技に変える。
そのためには心気力が一致していなければならない。
それでこそ気剣体一致の技が出るのである。


【感想・反省点】

久々の木曜会。
最初の素振りで、自分の構えが崩れてきているのを感じた。
正しい構えに比べると若干丸っこくなっているのだ。
木曜会の稽古が無ければ気付かなかったかも。

師匠に指摘されたが、気を抜くと、打つ前に剣先を開いてしまうクセが出る。
開いてしまうほどで無くても中心を取っていないのだ。
中心を取る取らないで自分の気迫が相手に伝わる度合が違うのは感じる。
剣先で圧力をかける方法、度合いは明確にして行きたい。


(休憩中、師匠の背比べ丈比べの個人指導)
コメント
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