稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

大晦日

2006年12月31日 | つれづれ


例年なら、大晦日は長正館の年越稽古で夜の8時には家を出て道場に向かい、道場で年を越して夜中の2時に帰ってきて、それから夕食?を食べて風呂に入って数時間寝たあと6時からの地元の尚武館の稽古に参加、稽古の合間の7時過ぎに初日の出を拝んで帰って来る・・・というのがパターンだが、今年はヘルニアでのんびり過ごしている。

ヘルニアはヘルニアだが、椎間板ではなく鼠経(そけい)ヘルニアである。簡単に言えば「脱腸」。小さい頃に「だっちょ」という言葉は阿呆や間抜けと同じように人を嘲笑う語彙として使用してきた身には、まさか自分がそのようなものになるとは思ってもおらずはなはだ情けない気持ちになるが、こればかりは努力のしようも無く手術しか治しようが無いとのことだ。ま、簡単な手術らしいので一安心だが。

一安心ということで、しばらく控えていたお酒も普段どおりに飲み始め、年末30日も例年のごとく「餅つき」を行い、傍らでバーベキューなどして親戚が集まって賑やかだった。もともと餅つきは母の実家で行っていたが、叔父の死去に伴い、場所や設定や運営諸々が重なって我が家にその役が回ってきて3年目になる。餅つきついでにバーベキューを楽しむのは小生の趣味だ。大阪は桃谷のコリアンタウンでキムチや肉やホルモンを数キロも買い込んで準備する。29日は雪の降る中をバイクで買出しに出かけた。これもまた辛いなりに楽しい行事のひとつ。

さて大晦日。例年になく暇なので朝から家の片付け・・・はそっちのけでバイクの修理。数万円で買い求めたSR125の後輪タイヤの交換とスポークの締め付け、キャブレターの分解掃除、プラグ交換など行った。クラッチワイヤーの交換とタペットの再調整は来年に持ち越しとなった。29日の夜だか30日の夜だか、夜中にたまたまTV点けたらやっていた「ジョゼと虎と魚たち」はなかなか良かった。最初は「何これ?」という違和感があったが徐々に映画に入り込むにつけどっぷりとはまり込んでしまった。「いぬのえいが」も良かったな。昔飼ってた犬のゴンに会いたくてたまらなくなった。夜中に足元の猫のこたろうを撫でながらたくさん泣いて笑ってしまったな。

大晦日の夜は恒例の年越しそば。今年は養正会同門のKモト氏にいただいた出石そばを食す。出石は兵庫県の但馬地区にて蕎麦の産地。出石そばは出雲に近いから黒っぽいかと思いきや案外に白くて見かけは上品な感じがした。好みで固めに茹でてみた。なかなか良い蕎麦だ。旨い。いただいたのはざる蕎麦だが、少しばかり汁蕎麦にもしてみた。TVのプライドを見ながら蕎麦を肴にビール、日本酒、焼酎を飲む。久々にのんびりとした大晦日である。年明け早々5日に手術である。午前零時、とにもかくにも全体として良い年になるよう心の中で祈っておいた。

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自転車が・・・

2006年12月07日 | 剣道・剣術


会社に個人の自転車を置いている。
通勤用ではなく、仕入先に行くのに便利だからだ。

12月1日、帰り道に仕入先に寄った。
遅くなったので会社には戻らず難波駅前に止めた。
「まさか土曜日は撤去はしないだろう」と、
思って翌朝来て見たら無い!

捨てても良いと思ってた自転車だが、
いざ無いとなると不便極まりないものだ。

なかなか取りに行けず、やっと7日に、
弁天町の保管場所まで取りに行った。
保管料は2500円。これは痛かった。
あまりに痛いので、地下鉄代を浮かすため、
行きの約5キロは歩いた。

最近歩いてないので膝がガクガクになってしまった。
足腰弱ってるのがけっこうショックだった。
雨の降りそうな夕暮れの大阪を帰ってきた。
知らない街並みを通ったのでミニ旅行な気分だ。
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