稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

「一刀円相」小野派一刀流長正館のキーホルダー

2023年06月23日 | 剣道・剣術


小野派一刀流長正館のキーホルダーを作ってみた。
表は一刀円相を記号化したもの。(小野派一刀流の紋とも言える)
笹森順造著「一刀流極意」から写し取った。



小野派一刀流は本来円球に象(かたど)って、
一刀即万刀、万刀即一刀の円相を根本理念としております。
即ち太刀の形には反りがあり、これを数多くつなぐと円相となり、
大虚(宇宙)の姿となります。
太刀の働きもまた丸く、切落としも丸く、払捨刀(ほしゃとう)も丸く、
勝つこともまどかであります。
宇宙全体の軌道のように、丸く片寄ることのない太刀道の
円相の働きを組太刀で体得せねばなりません。
(長井長正)

裏は、長井長正藩士八段の直筆を縦書きに加工したもの。



自分用に作ってみたが、館員に紹介すると「ぜひ欲しい」というものが多数いて、
せっせと夜なべして作ってあげた。一人ずつ名前も変えて。

どこの道場のものでも、写真や刻字、揮毫など、何か素材があれば作ることが出来るので、
興味があったら、どなたも気軽に相談して欲しい。

とんぼ堂楽天市場店剣道キーホルダー
https://item.rakuten.co.jp/tombodo/1042172/
(リンク先は一般品ですが「商品についてのお問い合わせ」をクリックしてご相談ください)
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最近の稽古・あれこれ

2023年06月20日 | 剣道・剣術
時期的に忙しいので不本意ながら休みが多くなってます。
足休めには良いのかも知れないと前向きに考えてます。

5月31日、長正館剣道稽古
6月3日、長正館一刀流稽古
6月4日、長正館月例稽古(一刀流・剣道)
6月7日、長正館剣道稽古
6月8日、木曜会(誠先生の剣道教室)お休みしました
6月11日、伊勢神宮奉納演武
6月14日、長正館剣道稽古 お休みしました
6月15日、木曜会(誠先生の剣道教室)お休みしました
6月17日、長正館一刀流稽古
6月18日、長正館月例稽古(一刀流・剣道)

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5月31日、長正館剣道稽古


この日も3尺2寸の短い竹刀で稽古してみた。
相手も慣れてきたのか思うように攻め込めない。

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6月3日、長正館一刀流稽古


3つに分かれて稽古。
大太刀の組と、伊勢神宮演武の組と、ちょっと別な事してる組と。

ちょっと別な事・・・これは少し先に紹介する予定。

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6月4日、長正館月例稽古(一刀流・剣道)


前半は一刀流、後半は剣道稽古・・・のつもりだったが、
Fさんが「あんな短い竹刀相手に稽古したく無いですよ」と言うので、
剣道の稽古には参加せず一刀流の稽古を最後まで続けた。

そうか、皆、口に出しては言わないが、短い竹刀は嫌われてるのかも。。。

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6月7日、長正館剣道稽古


短い竹刀は嫌われてるかも知れないので39の竹刀を久々に使ってみた。
いやはや長い。中心が取れなくて困った。慣れるまで違和感が続いた。

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6月11日、伊勢神宮奉納演武

(6月10日の飲み会)

何が楽しみって、前夜の飲み会が一番。
おいしい肴と地酒で堪能した。また来年はここだな。





演武当日の撮影。緊張感も無くリラックス。
雨なのが残念である。この時期は仕方が無いか・・・



演武はYouTubeにUPしました。
今年はハキリ合。12本のうちの6本を演武。

YouTube(下のURLをクリックして見れます)
https://youtu.be/B6LeSx9caF0



帰りは外宮前の「喜多や」で鰻を食べるのが恒例になっている。
今まで食った中でここのが一番旨い。うな重より「うな丼」のほうがお勧め。写真は「上」。

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6月17日、長正館一刀流稽古


長正館では回り稽古が基本。
初心者は先輩のやり方を真似て技を遣う。
数はこなせないが、妙なクセは付かない。
農作業で忙しかった大野先生が久々に来られた。

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6月18日、長正館月例稽古(前半の一刀流)


月例稽古の一刀流は好きな事をしようと決めている。
私にとっては自由研究の位置づけだ。いちばん面白い時間である。

6月18日、長正館月例稽古(後半の剣道)


最近になく人数が多かった。7人。
39の竹刀を遣う。打ち込むと右足は痛むが我慢する。
声を出し汗をかくのが楽しい。

切り返しは歩み足でやってみた。
半身半身の切りかけである。
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令和5年5月31日、下川智司(しもかわともじ)先生ご逝去

2023年06月02日 | 剣道・剣術
下川先生が亡くなられた。
連絡があって「嘘でしょ?」って言ったあとは言葉にならなかった。
うんうんと話を聞きながら涙でグショグショになってしまった。
仕事が忙しい時期だが、全部放って、お通夜と告別式に行かせていただいた。














下川先生とは、30年近くも前、私が東京から大阪に戻って、
難波の養正会に入会した時からのお付き合いである。

当時は古谷福之助師範がおられ、会長は田坂覚先生、副会長が下川智司先生だった。
養正会が剣道の稽古会として最も輝いていた時代だと思う。

下川先生との稽古は苦手で、いつもガンガン打ち込まれてしまう。
大きく鋭い剣捌きである。真っ向から切り込むような剣風。
何でも毎晩日本刀を振っているのだとか聞いたことがある。

昨年5月の大阪剣道同好会での合宿では、ツインの同じ部屋となり、
食事が終わり、二次会も終わり、それから二人だけでの宴会となり、
日付が変わるまで、ビールと酒が無くなるまで飲んだ。
剣道の話、養正会の話、剣術の話・・・


(私は上段左端、下川先生は下段右端)



翌日はお互い二日酔いだったが久々に稽古をつけていただいた。
30年近く前は10本中10本打たれ、それが10本に1本は返せるようになり、
5本に1本、3本に1本は何とか返せるようになってきたのだ。

下川先生の1本1本は、情け容赦の無い凄まじい破壊力のある打ちで、
消防官上がりの鍛えぬいた筋肉と体幹から出せる技は心底から「参った!」と思わせる。

いつかあの世に行ったなら、下川先生とまた稽古がしたい。
そして剣道の話を、酒を酌み交わしながらまたしたい。本当にそうしたい。

下川先生ありがとうございました。
安らかにお眠りください。
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