家に手作りのカスタードクリームが余っていた。
あまり成功作のものではなく、どうやって消費しようか迷った
パンにつけてもいいけど、それだと味気ないような気もした。
私はカスタードクリームは大好きなんだけど、それのみで舐めたいとは思わない。
でも、クリームパンとかシュークリームは大好き
それで、
そうだ、シュークリームを作ろう
と思って初めてシューを焼いてみることにした。
シュークリームは難しい、と昔からよく聞いていたので、あまり作る気持ちにならないでいた。
また、最近は安くておいしいシュークリームを買って食べられるので、
(特に、スーパーの値引き品なんて、本当に安くなる)
作んなくてもいいじゃん、みたいな気持ちもしていた。
参考にした本は、ふらんすの家庭料理のレシピが掲載されているこの本。
卵の料理とお菓子―フレンチ・カントリー | |
Pascale Alemany | |
文化出版局 |
シュー生地に使われている材料は
水
無塩バター
薄力粉
塩
卵
のみ。
シュー生地ってこんなシンプルな材料なんだ、と初めて知った。
最初、鍋に水と無塩バター、塩を入れて沸騰させる。
水とバターを加熱する、なんて初めての作業。
加熱した水と油なんて、大丈夫なのかしら、と思ったけど、
大丈夫だった。
その後、レシピどおりに作った。
後で別の本(相原一吉さんの本)を読んでみたら、各作業の意味が説明してあった。
先にこちらを読めばよかったのかも。
この、水と無塩バターをちゃんと沸騰させることが、大切らしい。
お菓子作りのなぜ?がわかる本 | |
相原 一吉 | |
文化出版局 |
また、生地が出来上がると絞りで生地をオーブンシートの上に乗せていくのだけど、
私は絞りを使うのが生まれて初めて。
(大昔、すでに絞りに入っている生クリームを搾り出す、という作業はしたことはあったけど)
それで、手がべちょべちょになりながら作業した。
でも、同じ先生の本に、絞りの使い方もちゃんと書いてあった。
後で分かったんだけど。
もっと知りたいお菓子作りのなぜ?がわかる本 | |
相原 一吉 | |
文化出版局 |
生地の焼くときは乾燥させないことが大切らしく、
それでうちのオーブンの加熱水蒸気機能を使いたくなった。
それで、レシピに書いてあった設定は無視し、
オーブンの「シュークリーム」というメニューを使用して焼いてみた。
できたのが写真。
焼く前の生地からは考えられないように、膨らんだ。
不思議
なんで、あの密度のあった生地がこんなに膨らむのか。
BPも入れていないのに。
横をカットしてみると、ちゃんと中に空洞があった。
そこにカスタードクリームを入れて食べると、おいしい
そして、市販品のように、色々入れていないから、
本当にシンプルな味がする。
これが本当のシュークリームの味なんだなあ、って思った。
今回、実は薄力粉でなく、全粒粉を使用した。
今回だけでなく、私はお菓子作りではいつも全粒粉を使用している。
でも、シューは薄力粉のほうが、もっとおいしくなるような気がした。