夫の趣味は電車の模型 Nゲージを集めること。
かなり贅沢な趣味らしいが、あまりそこをつくと、喧嘩になりそうなので、
そのあたりは「ふーん」と眺めている。
(私も人のことは言えないところはあるし…)
でも、先日開催された、電車の模型の展示会で、
夫の電車趣味仲間に会った時、
初対面でまず
「ご主人の趣味を大目に見てあげてくださいね~」
みたいなことを、言われたので、
多分、世間では顔をしかめている奥さんも、いるんだろうなあ、
なんて思ったりした。
この電車の展示会、8月20日~22日に国際展示場で開催された。
当初、私は行く予定はなかったのだけど、
夫の作品も展示してもらえる、と聞き、
これは見たほうがいいのかな、と思った。
また以前から、
お台場の東京日航ホテルのアフタヌーンティーにも興味があったので、
ついでに行きたいな、なんて思い、ついて行く事にした。
(どちらかというと、こっちのほうが本命だったかも…)
展示会会場は、
模型の販売(格安?)、
中高大学生の「鉄道研究クラブ」のような生徒・学生たちのジオラマのような作品
大人の作品
などが展示してあった。
男性ばかりだが、電車好きの子供を連れたお母さんの姿もいた。
展示作品は日本の風景(山、町、海、など)の中に、レールを敷き、電車が走っている、というものが多かった。
その模型はどれも細かい作業だったろうな、と思わせるもので、
すごいなあ、
と同時に、
好きだからできるんだろうなあ、
そんなに好きなものがあって、いいなあ、
なんて思ったりもした。
それらのなかで、一部、少し雰囲気の異なる作品を展示したコーナーがあった。
それがこちら。
写真で雰囲気が伝わるかどうか…。
こちらの作品は、とってもコンパクトで可愛いかった。
また、線路は通常、まっすぐ敷いてあることが多いのだけど、
こちらの作品は、少しカーブを描いている。
これにより、電車の動きが、とっても可愛くなっていた。
私があまりに熱心に見て、
夫と喧嘩しながら写真撮影させてもらっていたせいか、
製作者の方が声をかけてくれた。
この作品、物語性を意識して作られたそう。
たしかに、物語性がある
これ一つで、一つの世界観がある。
見ていて、あきない。
すごいなあ、と思った。
夫は「盆栽みたいだね」と言っていた。
先日、
「盆栽は植木鉢の上で、一つの世界観を作る」
と、テレビで説明していたのだ。
こちらのコーナーでは、似たような雰囲気のほかの方の作品も並んでいた。
それも、とってもよかった
夫もこんな作品を作ってくれたら、玄関に飾るのにな。
このあと、私は一人ベンチで休憩し、夫は買い物に夢中になっていた。
休憩中は、最近、私が夢中になっている
鈎針でフレンチリネン糸で編む編み物をしていた。
これが飽きない。
楽しい
小学生の頃、編み物(かぎ針)が好きでしていたのだけれど(手芸部だった)、
身近に教えてくれる人もいなかったので、
ある時期から難しく感じて止めてしまっていた。
でも、編み物グッズは好きで、たまに買っていた。
それが、ある日突然思い立ち、手芸屋で本とフレンチリネン糸を購入。
いざ、やってみたら、昔できなかったことができる
それがうれしくて、夢中になってしまった。
できたのがこれ。
まだ、最後の仕上げのアイロン蒸気当てをしていないので、
少しよれていますが…
今までは、
夫が飽きもせず、
何かをたんたんと作る趣味(夫の場合は電車の色づけ)をいいなあ、
と思っていたが、
私は最近これを見つけ、少しうれしい毎日になっている。