2021/10/31 礼拝説教
【テーマ】 救いと裁き
【説教題】 「神に忠実なノア」
【聖書箇所】 創世記6-9章
6:5 【主】は、地上に人の悪が増大し、その心に図ることがみな、いつも悪に傾くのをご覧になった。
6:6 それで【主】は、地上に人を造ったことを悔やみ、心を痛められた。
6:7 そして【主】は言われた。「わたしが創造した人を地の面から消し去ろう。人をはじめ、家畜や這うもの、空の鳥に至るまで。わたしは、これらを造ったことを悔やむ。」
6:8 しかし、ノアは【主】の心にかなっていた。
6:14 あなたは自分のために、ゴフェルの木で箱舟を造りなさい。
6:18 あなたは、息子たち、妻、それに息子たちの妻とともに箱舟に入りなさい。
7:16 入ったものは、すべての肉なるものの雄と雌であった。それらは、神がノアに命じられたとおりに入った。それから、【主】は彼のうしろの戸を閉ざされた。
8:16 「あなたは、妻と、息子たちと、息子たちの妻たちとともに箱舟から出なさい。
8:20 ノアは【主】のために祭壇を築き、すべてのきよい家畜から、また、すべてのきよい鳥からいくつかを取って、祭壇の上で全焼のささげ物を献げた。
9:13 わたしは雲の中に、わたしの虹を立てる。それが、わたしと地との間の契約のしるしである。
9:14 わたしが地の上に雲を起こすとき、虹が雲の中に現れる。
9:15 そのとき、わたしは、わたしとあなたがたとの間、すべての肉なる生き物との間の、わたしの契約を思い起こす。大水は、再び、すべての肉なるものを滅ぼす大洪水となることはない。
○ とんでもない大雨が降る度、ノアの大洪水を思い出します。何らかの災害が起こると「神の怒りだ」という人がいたり、「あの地域には悪が満ちたのだ」とまで言う人がいますが、そういうものではありません。神は私たちにはイエス・キリストという「虹」をくださったのですから。さて、ノアの話です。
Ⅰ.神に従う人、従わない人
A.地上に悪が増え広がった
1.アダムの後、どれ位の年月が過ぎたことでしょうか。何代も積み重ねて人は良くなったかというとそうではなく、罪に罪を重ね、悪に満ちたというのです。それは聖書の表現が 【主】は、地上に人を造ったことを悔やみ、心を痛められた。 というほどです。
2.そこで、神は人を消し去ることをお考えになりました。アダムとエバがエデンの園を追い出されるという罰を受けましたが、今回は生き残ることを認めない死の裁きをくだされるというのです。罪の結果はいずれにしても「死」です。
B.ノアは神の言葉に従った
1.神は裁きを考えられましたが、その中でノアという人物はこの「死」の裁きに値しないと神は思われました。罪人という点ではノアだって罪人です。 しかし、ノアは【主】の心にかなっていた。 と言える人物でした。
2.そこで、神はこのノア一家を救うことを考え、あの有名な箱舟を造ることを命じられました。あらゆる種類の動物を入れることを命じられたので、その大きさは、1キュビトを45cmとして計算すると、長さ135m、幅22.5m、高さ13.5mという大きなものです。その神の言葉を信じてノアは箱舟を造りました。
3.神は人を滅ぼしたいわけではありません。神の言葉に従う人を求めておられます。
Ⅱ.裁きから救う箱舟
A.箱舟に入った
1.神に命じられた通りに箱舟を造ったノアは、神が連れてこられた動物を見るのでした。そして、神に命じらた通り、箱舟に入りました。 【主】は彼のうしろの戸を閉ざされた。 と、箱舟の扉は神が閉められました。ですから、外から助けを求めて来た人があってもノアには開けることができませんでした。人が裁くことはできません。神のなさることです。
2.箱舟に入るということは神の裁きを免れることです。正にイエス・キリストの十字架の救いを表しています。イエス・キリストの外側にいては罪の裁きを受けるしかありません。イエス・キリストの言葉に従うことです。
B.箱舟を出た
1.約1年間の箱舟生活を終えて、箱舟を出る時が来ました。ノアは烏や鳩を飛ばして出られるかを調べました。その後、 8:16 「あなたは、妻と、息子たちと、息子たちの妻たちとともに箱舟から出なさい。 と、箱舟から出るように言われました。
2.箱舟を出たノアは 8:20 ノアは【主】のために祭壇を築き、すべてのきよい家畜から、また、すべてのきよい鳥からいくつかを取って、祭壇の上で全焼のささげ物を献げた。 と、神に礼拝を捧げました。救われた人は神を礼拝するのです。また、神を礼拝する人だから救われるのだとも言えるでしょう。
Ⅲ.契約のしるしとしての虹
A.虹
1.神は神の言葉に従ったノアを祝福されました。天地創造の時に神が人も動物も地に満ちるようにと言われたことをここでも言われています。正にこれが祝福なのです。
2.この契約として 9:13 わたしは雲の中に、わたしの虹を立てる。それが、わたしと地との間の契約のしるしである。 と、言われました。そして、 大水は、再び、すべての肉なるものを滅ぼす大洪水となることはない。 と、最後の裁きの日まではこのような裁きは無いと言われました。
3.私たちは虹を空に見ると「あ、虹だ!」と言って喜びます。中にはスマホで写真を撮ってSNSやブログにアップする人もおられます。なぜか嬉しいのです。できるなら、神の救いを喜んで欲しいです。最初に虹を見たのは神の言葉に従って箱舟を造り、そこに入ったノア一家だけなのです。
B.十字架
1.イエス・キリストの十字架の血は契約の血です。イエス・キリストは神の子ですが、同時に神の言葉です。 ヨハネ1:1 初めにことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。1:2 この方は、初めに神とともにおられた。1:3 すべてのものは、この方によって造られた。造られたもので、この方によらずにできたものは一つもなかった。1:4 この方にはいのちがあった。このいのちは人の光であった。 とある通りです。この言葉に従うならノアと同じように救われるのです。
2.つまり、人は自分で自分を罪から救うことができませんから、イエス・キリストがその罪の身代わりとなって死んでくださったことにより私たちも救われるという道ができました。そのことを信じる者はノアの方舟に入ったようなものです。
3.今、私たちは「箱舟を造れ」などというようなことは言われません。イエス・キリストが自分の救い主であることを信じるだけで救われるようにしてくださいました。
★ 神のご計画はアダムの時代から一貫して変わらず、神の言葉に従う者が救われるということです。ノア一家が救われたように!
【テーマ】 救いと裁き
【説教題】 「神に忠実なノア」
【聖書箇所】 創世記6-9章
6:5 【主】は、地上に人の悪が増大し、その心に図ることがみな、いつも悪に傾くのをご覧になった。
6:6 それで【主】は、地上に人を造ったことを悔やみ、心を痛められた。
6:7 そして【主】は言われた。「わたしが創造した人を地の面から消し去ろう。人をはじめ、家畜や這うもの、空の鳥に至るまで。わたしは、これらを造ったことを悔やむ。」
6:8 しかし、ノアは【主】の心にかなっていた。
6:14 あなたは自分のために、ゴフェルの木で箱舟を造りなさい。
6:18 あなたは、息子たち、妻、それに息子たちの妻とともに箱舟に入りなさい。
7:16 入ったものは、すべての肉なるものの雄と雌であった。それらは、神がノアに命じられたとおりに入った。それから、【主】は彼のうしろの戸を閉ざされた。
8:16 「あなたは、妻と、息子たちと、息子たちの妻たちとともに箱舟から出なさい。
8:20 ノアは【主】のために祭壇を築き、すべてのきよい家畜から、また、すべてのきよい鳥からいくつかを取って、祭壇の上で全焼のささげ物を献げた。
9:13 わたしは雲の中に、わたしの虹を立てる。それが、わたしと地との間の契約のしるしである。
9:14 わたしが地の上に雲を起こすとき、虹が雲の中に現れる。
9:15 そのとき、わたしは、わたしとあなたがたとの間、すべての肉なる生き物との間の、わたしの契約を思い起こす。大水は、再び、すべての肉なるものを滅ぼす大洪水となることはない。
○ とんでもない大雨が降る度、ノアの大洪水を思い出します。何らかの災害が起こると「神の怒りだ」という人がいたり、「あの地域には悪が満ちたのだ」とまで言う人がいますが、そういうものではありません。神は私たちにはイエス・キリストという「虹」をくださったのですから。さて、ノアの話です。
Ⅰ.神に従う人、従わない人
A.地上に悪が増え広がった
1.アダムの後、どれ位の年月が過ぎたことでしょうか。何代も積み重ねて人は良くなったかというとそうではなく、罪に罪を重ね、悪に満ちたというのです。それは聖書の表現が 【主】は、地上に人を造ったことを悔やみ、心を痛められた。 というほどです。
2.そこで、神は人を消し去ることをお考えになりました。アダムとエバがエデンの園を追い出されるという罰を受けましたが、今回は生き残ることを認めない死の裁きをくだされるというのです。罪の結果はいずれにしても「死」です。
B.ノアは神の言葉に従った
1.神は裁きを考えられましたが、その中でノアという人物はこの「死」の裁きに値しないと神は思われました。罪人という点ではノアだって罪人です。 しかし、ノアは【主】の心にかなっていた。 と言える人物でした。
2.そこで、神はこのノア一家を救うことを考え、あの有名な箱舟を造ることを命じられました。あらゆる種類の動物を入れることを命じられたので、その大きさは、1キュビトを45cmとして計算すると、長さ135m、幅22.5m、高さ13.5mという大きなものです。その神の言葉を信じてノアは箱舟を造りました。
3.神は人を滅ぼしたいわけではありません。神の言葉に従う人を求めておられます。
Ⅱ.裁きから救う箱舟
A.箱舟に入った
1.神に命じられた通りに箱舟を造ったノアは、神が連れてこられた動物を見るのでした。そして、神に命じらた通り、箱舟に入りました。 【主】は彼のうしろの戸を閉ざされた。 と、箱舟の扉は神が閉められました。ですから、外から助けを求めて来た人があってもノアには開けることができませんでした。人が裁くことはできません。神のなさることです。
2.箱舟に入るということは神の裁きを免れることです。正にイエス・キリストの十字架の救いを表しています。イエス・キリストの外側にいては罪の裁きを受けるしかありません。イエス・キリストの言葉に従うことです。
B.箱舟を出た
1.約1年間の箱舟生活を終えて、箱舟を出る時が来ました。ノアは烏や鳩を飛ばして出られるかを調べました。その後、 8:16 「あなたは、妻と、息子たちと、息子たちの妻たちとともに箱舟から出なさい。 と、箱舟から出るように言われました。
2.箱舟を出たノアは 8:20 ノアは【主】のために祭壇を築き、すべてのきよい家畜から、また、すべてのきよい鳥からいくつかを取って、祭壇の上で全焼のささげ物を献げた。 と、神に礼拝を捧げました。救われた人は神を礼拝するのです。また、神を礼拝する人だから救われるのだとも言えるでしょう。
Ⅲ.契約のしるしとしての虹
A.虹
1.神は神の言葉に従ったノアを祝福されました。天地創造の時に神が人も動物も地に満ちるようにと言われたことをここでも言われています。正にこれが祝福なのです。
2.この契約として 9:13 わたしは雲の中に、わたしの虹を立てる。それが、わたしと地との間の契約のしるしである。 と、言われました。そして、 大水は、再び、すべての肉なるものを滅ぼす大洪水となることはない。 と、最後の裁きの日まではこのような裁きは無いと言われました。
3.私たちは虹を空に見ると「あ、虹だ!」と言って喜びます。中にはスマホで写真を撮ってSNSやブログにアップする人もおられます。なぜか嬉しいのです。できるなら、神の救いを喜んで欲しいです。最初に虹を見たのは神の言葉に従って箱舟を造り、そこに入ったノア一家だけなのです。
B.十字架
1.イエス・キリストの十字架の血は契約の血です。イエス・キリストは神の子ですが、同時に神の言葉です。 ヨハネ1:1 初めにことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。1:2 この方は、初めに神とともにおられた。1:3 すべてのものは、この方によって造られた。造られたもので、この方によらずにできたものは一つもなかった。1:4 この方にはいのちがあった。このいのちは人の光であった。 とある通りです。この言葉に従うならノアと同じように救われるのです。
2.つまり、人は自分で自分を罪から救うことができませんから、イエス・キリストがその罪の身代わりとなって死んでくださったことにより私たちも救われるという道ができました。そのことを信じる者はノアの方舟に入ったようなものです。
3.今、私たちは「箱舟を造れ」などというようなことは言われません。イエス・キリストが自分の救い主であることを信じるだけで救われるようにしてくださいました。
★ 神のご計画はアダムの時代から一貫して変わらず、神の言葉に従う者が救われるということです。ノア一家が救われたように!