2018／４／２９礼拝説教
【テーマ】 喜びに満ちた教会
【説教題】 「教会は新しい皮袋」
【聖書箇所】 マルコ２：１８－２２
【新改訳2017】
2:18 さて、ヨハネの弟子たちとパリサイ人たちは、断食をしていた。そこで、人々はイエスのもとに来て言った。「ヨハネの弟子たちやパリサイ人の弟子たちは断食をしているのに、なぜあなたの弟子たちは断食をしないのですか。」
2:19 イエスは彼らに言われた。「花婿に付き添う友人たちは、花婿が一緒にいる間、断食できるでしょうか。花婿が一緒にいる間は、断食できないのです。
2:20 しかし、彼らから花婿が取り去られる日が来ます。その日には断食をします。
2:21 だれも、真新しい布切れで古い衣に継ぎを当てたりはしません。そんなことをすれば、継ぎ切れが衣を、新しいものが古いものを引き裂き、破れはもっとひどくなります。
2:22 まただれも、新しいぶどう酒を古い皮袋に入れたりはしません。そんなことをすれば、ぶどう酒は皮袋を裂き、ぶどう酒も皮袋もだめになります。新しいぶどう酒は新しい皮袋に入れるものです。」
○ 電気製品は壊れて修理に出しても、全体が古いとその部分だけ新しい部品にすることで全部が壊れてしまうということがあります。パソコンなんかも一部だけ交換すると不具合が出たり、動かないこともあります。「新しい部品」は「新しい本体」に、ということです。
Ⅰ．新しい皮袋に変えられよう！
Ａ．古い皮袋を捨てる
１．今日の話は「イエス・キリスト」という「新しいぶどう酒」を古い皮袋に入れようとするのは無理があるという話です。イエス様はそこで皮袋まで新しくしてしまおうと言われています。その前に言われた古い布に新しい布で継ぎを当てないというのも同じです。
２．古いものが悪いわけではありません。習慣は大事なことで、良い習慣・伝統は変えないことも大事です。が、変えるべきものがあるとしても、人は古いものに固執してしまう傾向にあります。ある牧師先生の話に、「教会生活が長くなると座る席まで決まってきたりします。それが変わると信仰までグラつくかのように。また、新しい事は受け付けないほどに頑固になることもあるではありませんか。」というのがありました。
Ｂ．新しいぶどう酒を入れる
１．しかし、このイエス様の話は、教会生活が長くなって席を決めるのが良いとか悪いとかの話ではありません。新しいぶどう酒が何かということです。それはイエス・キリストです。この新しいぶどう酒は喜びに満ちています。それを古い皮袋に入れると破裂してしまうのです。
２．新しいぶどう酒「イエス・キリスト」を入れる皮袋「私たち」が新しくなる必要があるのです。なぜ「新生」するのか、いや「新しく生まれ変わらせてくださる」のか？ それは古いままでは超躍動的なぶどう酒「イエス・キリスト」を入れることができないからです。
Ⅱ．なぜ断食しないのか？
Ａ．断食しないことを非難する人
１．今日のテキストは最初に断食の話から書かれています。 2:18 さて、ヨハネの弟子たちとパリサイ人たちは、断食をしていた。そこで、人々はイエスのもとに来て言った。「ヨハネの弟子たちやパリサイ人の弟子たちは断食をしているのに、なぜあなたの弟子たちは断食をしないのですか。」 いわゆる真面目なユダヤ人がごく一般的に断食をしていたのに、イエス様の弟子達が断食をしないことが非難されました。
２．当時の真面目な人達は断食をするのが常識であっただけに、断食しないイエス様の弟子達をパリサイ人達は非難しました。ここにも古い皮袋があります。宗教的常識と思われるものは伝統的であっても、命があるとは限りません。
Ｂ．喜びの日に断食は出来ない
１． 2:19 イエスは彼らに言われた。「花婿に付き添う友人たちは、花婿が一緒にいる間、断食できるでしょうか。花婿が一緒にいる間は、断食できないのです。 という不思議な回答をされます。なぜここで花婿の話になるのかは人々にはわからない話でした。この話はこの前のレビの家でみんなが楽しく食事をしているのを見ていぶかった人達のところからつながっている話です。何しろこのイエス様の弟子達ときたら、断食どころかとても楽しそうに食事をしているのです。
２．人々にすればこんな罪人達がイエス様と楽しそうに食事をすること自体がイヤですし、イエス様が断食をするように指導しないことに腹が立っているのです。ですが、イエス様はイエスと共にあることは喜びなんだから断食できないと言われるのです。ここに新しいぶどう酒の世界があります。
Ⅲ．教会は花嫁の喜びがあるところ
Ａ．イエスとの喜びの婚宴
１．花婿という言葉が出てきますが、夫婦が誕生し、家庭が誕生するというのはなんと麗しい光景でしょうか？ 結婚式で断食は想像しにくいです。喜びに満ちて、笑いが、お祝いの言葉が、美味しい食事が出てくるのが普通です。
２．そのように、イエス様を迎えた人達は喜びに満ちているのです。イエス様との楽しい交わりをもっともっと楽しみたいはずです。世間話が楽しいのではない！ イエス様の口から飛び出す聖書の話、福音が嬉しくて楽しくてならないということです。断食なんかできる状態ではありませんでした。
Ｂ．聖霊による新しい皮袋
１．初代教会は皆が一つに集まって食事をしていたとあります。イエス様は昇天されて弟子達の目には見えませんが、聖霊によってその臨在を感じているのです。集まりたくてしょうがない。その喜びの集まりが教会です。
２．イエス様が昇天されて聖霊がお出でになったことで夫婦という教会が誕生しました。それはすばらしい家庭であり、新しい皮袋です。イエス様がおられるというのはすごいことなのです。
★ 新しいぶどう酒であるイエス・キリストを入れるのは新しい皮袋です。その皮袋自体神が造ってくださるのです。私たちは新しい皮袋にしていただけます。あなたはもう新しい皮袋です。この教会は新しい皮袋です。
【テーマ】 喜びに満ちた教会
【説教題】 「教会は新しい皮袋」
【聖書箇所】 マルコ２：１８－２２
【新改訳2017】
2:18 さて、ヨハネの弟子たちとパリサイ人たちは、断食をしていた。そこで、人々はイエスのもとに来て言った。「ヨハネの弟子たちやパリサイ人の弟子たちは断食をしているのに、なぜあなたの弟子たちは断食をしないのですか。」
2:19 イエスは彼らに言われた。「花婿に付き添う友人たちは、花婿が一緒にいる間、断食できるでしょうか。花婿が一緒にいる間は、断食できないのです。
2:20 しかし、彼らから花婿が取り去られる日が来ます。その日には断食をします。
2:21 だれも、真新しい布切れで古い衣に継ぎを当てたりはしません。そんなことをすれば、継ぎ切れが衣を、新しいものが古いものを引き裂き、破れはもっとひどくなります。
2:22 まただれも、新しいぶどう酒を古い皮袋に入れたりはしません。そんなことをすれば、ぶどう酒は皮袋を裂き、ぶどう酒も皮袋もだめになります。新しいぶどう酒は新しい皮袋に入れるものです。」
○ 電気製品は壊れて修理に出しても、全体が古いとその部分だけ新しい部品にすることで全部が壊れてしまうということがあります。パソコンなんかも一部だけ交換すると不具合が出たり、動かないこともあります。「新しい部品」は「新しい本体」に、ということです。
Ⅰ．新しい皮袋に変えられよう！
Ａ．古い皮袋を捨てる
１．今日の話は「イエス・キリスト」という「新しいぶどう酒」を古い皮袋に入れようとするのは無理があるという話です。イエス様はそこで皮袋まで新しくしてしまおうと言われています。その前に言われた古い布に新しい布で継ぎを当てないというのも同じです。
２．古いものが悪いわけではありません。習慣は大事なことで、良い習慣・伝統は変えないことも大事です。が、変えるべきものがあるとしても、人は古いものに固執してしまう傾向にあります。ある牧師先生の話に、「教会生活が長くなると座る席まで決まってきたりします。それが変わると信仰までグラつくかのように。また、新しい事は受け付けないほどに頑固になることもあるではありませんか。」というのがありました。
Ｂ．新しいぶどう酒を入れる
１．しかし、このイエス様の話は、教会生活が長くなって席を決めるのが良いとか悪いとかの話ではありません。新しいぶどう酒が何かということです。それはイエス・キリストです。この新しいぶどう酒は喜びに満ちています。それを古い皮袋に入れると破裂してしまうのです。
２．新しいぶどう酒「イエス・キリスト」を入れる皮袋「私たち」が新しくなる必要があるのです。なぜ「新生」するのか、いや「新しく生まれ変わらせてくださる」のか？ それは古いままでは超躍動的なぶどう酒「イエス・キリスト」を入れることができないからです。
Ⅱ．なぜ断食しないのか？
Ａ．断食しないことを非難する人
１．今日のテキストは最初に断食の話から書かれています。 2:18 さて、ヨハネの弟子たちとパリサイ人たちは、断食をしていた。そこで、人々はイエスのもとに来て言った。「ヨハネの弟子たちやパリサイ人の弟子たちは断食をしているのに、なぜあなたの弟子たちは断食をしないのですか。」 いわゆる真面目なユダヤ人がごく一般的に断食をしていたのに、イエス様の弟子達が断食をしないことが非難されました。
２．当時の真面目な人達は断食をするのが常識であっただけに、断食しないイエス様の弟子達をパリサイ人達は非難しました。ここにも古い皮袋があります。宗教的常識と思われるものは伝統的であっても、命があるとは限りません。
Ｂ．喜びの日に断食は出来ない
１． 2:19 イエスは彼らに言われた。「花婿に付き添う友人たちは、花婿が一緒にいる間、断食できるでしょうか。花婿が一緒にいる間は、断食できないのです。 という不思議な回答をされます。なぜここで花婿の話になるのかは人々にはわからない話でした。この話はこの前のレビの家でみんなが楽しく食事をしているのを見ていぶかった人達のところからつながっている話です。何しろこのイエス様の弟子達ときたら、断食どころかとても楽しそうに食事をしているのです。
２．人々にすればこんな罪人達がイエス様と楽しそうに食事をすること自体がイヤですし、イエス様が断食をするように指導しないことに腹が立っているのです。ですが、イエス様はイエスと共にあることは喜びなんだから断食できないと言われるのです。ここに新しいぶどう酒の世界があります。
Ⅲ．教会は花嫁の喜びがあるところ
Ａ．イエスとの喜びの婚宴
１．花婿という言葉が出てきますが、夫婦が誕生し、家庭が誕生するというのはなんと麗しい光景でしょうか？ 結婚式で断食は想像しにくいです。喜びに満ちて、笑いが、お祝いの言葉が、美味しい食事が出てくるのが普通です。
２．そのように、イエス様を迎えた人達は喜びに満ちているのです。イエス様との楽しい交わりをもっともっと楽しみたいはずです。世間話が楽しいのではない！ イエス様の口から飛び出す聖書の話、福音が嬉しくて楽しくてならないということです。断食なんかできる状態ではありませんでした。
Ｂ．聖霊による新しい皮袋
１．初代教会は皆が一つに集まって食事をしていたとあります。イエス様は昇天されて弟子達の目には見えませんが、聖霊によってその臨在を感じているのです。集まりたくてしょうがない。その喜びの集まりが教会です。
２．イエス様が昇天されて聖霊がお出でになったことで夫婦という教会が誕生しました。それはすばらしい家庭であり、新しい皮袋です。イエス様がおられるというのはすごいことなのです。
★ 新しいぶどう酒であるイエス・キリストを入れるのは新しい皮袋です。その皮袋自体神が造ってくださるのです。私たちは新しい皮袋にしていただけます。あなたはもう新しい皮袋です。この教会は新しい皮袋です。
