8×10撮影紀行

8×10の機材を主として、日本各地を
撮影したときの記録を主として記述。

足利フラワーパーク

2010年12月09日 20時55分15秒 | 日記
12月8日
この日の目的地は、駅や高速道路のサービスエリアなどに
よくポスターが貼ってある、足利フラワーパーク。
装備は4×5をメインとした。

イルミネーションを見るには15:30以降の入場で600円。

16時過ぎに到着し、入場すると一部はすでにイルミネーションが
点灯している。
黄昏時の撮影は時間的に一カ所でしかできないので、ピラミッドを撮影。
ピラミッドは5つあるが、全てを入れようとすると、35mmフィルムで24mm以下
のレンズが必要であり、三脚を立てると他の人の通行の邪魔になるため、
私の4×5の装備では思ったような構図で撮れない。
ここでの撮影はそこそこに「フラワーカーペット」と呼ばれる場所から
撮影することにする。
黄昏は背景にならないが、代わりに「スノーワールド」と呼ばれるイルミネーション
が入るので構図的には結構良いと思う。


次は「神秘的な大藤」。藤棚にイルミネーションの藤が光っている。
見た目には綺麗だが、写真としてどう表現するかは個人の感性による(と思う)。


「フラワーステージ」もまとまりよく撮影できる。


園内は道が入り組んでいるので、あちこち歩き回りながら
好みの構図を探して撮影するのが良いと思う。
欲を言えば、パーク全体を俯瞰して撮影できる場所が欲しかった。


昭和記念公園

2010年12月07日 20時49分50秒 | 日記
12月6日
以前ここに撮影に来たとき、
数分間同じ場所でカメラをセッティングしていると「早くどけ!」
と背後から罵声が飛んできた。
よって、今回はセットに時間のかかる8×10や4×5は
敬遠した。
16時半頃到着し、400円を払って入場すると十人以上三脚で
場所取りをしている。昔とは状況が変わったようである。
16時40分ころからイルミネーションが点灯し始めるが、
シャンパングラスツリーが点灯されるのは17時。
晴れていれば黄昏れを背景にできるかもしれないが、
雲があったので背景は真っ暗。

17時の点灯時(日没時)を狙うのでなければ、
平日はそれほど混んでいないので、場所取りは苦労しない。

奥の広場に進むと他にもイルミネーションがある。
何をかたどっているのかよく分からなかったが、
綺麗だったので撮影。


余談だがこの時、期晴れていれば公園の南の多摩川にかかる立日橋から
富士山の後ろに沈む夕日を見ることができる。

梶原山公園

2010年12月06日 21時33分11秒 | 日記
12月5日
12時30分東名高速富士SA(サービスエリア)に到着。
この日の天気は快晴で、SAから富士山もよく見える。
今回の目的は夜景スポットの梶原山。
富士川SAから清水ICまで20km弱、さらにそこから10kmほどで
梶原山公園に着く。
日没は16時半頃で、夜景の撮影は日没後20~30分後が
良いので、15時半にSAをでればカメラのセッティングを含め、
余裕のはずだった。
15時過ぎに少し早いかなと思いつつSAを出発。
すると清水IC手前の由比PAで事故渋滞。
3kmの渋滞を抜けるのに30分かかった。

ICを降りて西に進み県道201号を北上する。
途中に梶原山への道があるはずだが見つからない。
道が細いためか、車のナビで示していても隣の道に入り込んでしまう。
何度か間違えた後、路地裏のような細い道に入ったら正解だった。
道はすぐに山を登り始める。一応舗装はされているが、道幅は狭く
車がすれ違うことができる場所は少ない。対向車が来ないことを
祈りながら登り続ける。途中分岐が何カ所かあるが立て札がでているので
迷うことは無い。しかし、ナビを見たら道の無いところを走っている・・・
それでも何とか16時半に駐車場に到着。展望できるところまで登っていると、
降りてきた人に「富士山の撮影ですか」と聞かれた。ここでは富士山も
見えるようである。
頂上の東屋に登ると富士山の山頂に夕日が当たっていた。


カメラをセッティングし、何とか夕景撮影に間に合った。
昨日のレインボーブリッジより西に位置するので、
日没が少し遅いような気がしたが、撮影時刻は大体同じだった。
ここから見る夜景は180度以上あるが、全体に細長いので、写真では
上下の余白(余黒?)が気になる。
また、南から西は足下にある草木や建造物で撮影の邪魔になるため、
南東方向を撮影することにした。


帰りも対向車に出くわさないことを祈りながら山道を下りた。
県道201号にでる交差点の足下に小さな「梶原山公園→」の道標
を見つけた。
(完)

レインボーブリッジにて

2010年12月05日 23時45分28秒 | 日記
12月4日
レインボーブリッジは何度か撮影しているが、
12月3日から1月3日まで7色にライトアップしている
ようなので、行くことにした。
レインボーブリッジは周囲が暗くなる前からライトアップ
されるので、黄昏を背景にライトアップされた橋を撮影することができる。
この時期ライトアップは16時40分ころから開始。
周囲が暗くなって橋との輝度差が大きくなると、
橋の一部が明るくなり過ぎて飛んでしまう。
橋の最も明るい部分が飛ばないように撮影するには
16時50分頃、感度400でシャッター1/60秒、
絞り2.8というあたりの条件で撮影する。
周囲が明るすぎると夜景の雰囲気やライトアップが
目立たないので試行錯誤することになる。

アクアシティ付近で撮影すると、橋が東京タワーに
串刺しになったように写るのが気になるが、
バランス的には気に入っている。
5分も経てば明るさは全然変わってしまうので、
頻繁に撮影しながら好みの色調になる画像が撮れるまで
続ける。
露出を変えながら17時30分頃まで撮影を続けた。

装備を4×5に代えて橋の麓の台場公園迄行くと、橋の左下に東京タワー
が配置される構図になる。こちらの風景を好むカメラマンも多い様子。

ここからの撮影は橋に奥行きがあるため8×10では橋の手前と向こう側の両方にピントを合わせるのは困難。
また、この時期の夕暮れは早いので、一日でアクアシティ付近と台場公園の
両方の夕景を撮ることは難しく、どちらかは完全に日が落ちて周囲が暗くなってからの撮影となる。

さらに19時頃になると屋形船がお台場海浜公園付近に
集結して賑やかになる。ただし、感度をかなり(1600くらい)
上げないと屋形船がブレてしまう。


帰宅時は高速を使わずに帰ったが、思ったほど渋滞は無く、高速を使ったときと
時間はあまり変わらなかった。
(レインボーブリッジ 完)

恵比寿から六本木へ

2010年12月02日 20時05分12秒 | 日記
各地でイルミネーションが行われている。
8×10はフィルムの残り枚数の都合もあり、
4×5で撮影を行う。
4×5だと装備はコンパクトになり、重量も
8×10の1/2以下になるため、持ち運びが
楽で、電車などの交通機関で行っても苦にならない。

まずは、恵比寿ガーデンプレイス。
目玉の一つはシャンデリアだが、ガラス張りの部屋
に入っていて、部屋の枠が邪魔になるため、
枠に遮られずにシャンデリア全景を撮影することはできない。
これだと私のイメージする写真にならないので、
ツリーとビヤステーションを撮影することにした。
空が暗くなり、ビヤステーションとの輝度差が小さく
なる頃を見計らって撮影。


つづいて、六本木へ向かう。
恵比寿から六本木へは地下鉄日比谷線で2駅、6分で着く。
六本木ミッドタウンではミッドタウンガーデンの
シャンゼリゼ・イルミネーションも綺麗だが、
芝生広場で行われているスターライトガーデンを撮影。

特等席は、掲載写真のさらに左側に歩道橋があり、
その端から俯瞰して見ることができるが、
場所取りは難しい。三脚を立ててじっくり撮影すると
かなりひんしゅくを買うこと間違いなし。
場所にこだわらなければ、芝生の周囲は一部を除き、
それほど混んでいないので、ゆっくり撮影できる。
このイルミネーションは流れ星や銀河をイメージ
して変化するので、動画撮影向きでもある。

今日の最後は六本木ヒルズ。
毛利庭園のイルミネーションを撮影。
このイルミネーションも色、輝度が変わるので、
自分の好みの色彩の時に撮影すればよい。


今回の撮影は全て夜なので、
ISO100で絞り2.8、シャッター速度1/30~1/4秒
よって、基本的には三脚を使用するのが良いと思う。
(完)