8×10撮影紀行

8×10の機材を主として、日本各地を
撮影したときの記録を主として記述。

月光下の富士

2010年12月18日 22時42分39秒 | 日記
月明かりに照らされた富士山を撮りたかった。
最低限
1.富士山が見えていること。
2.富士山に積雪があること。
3.月があること
を条件としたので撮影できる日は限られる。
場所は精進湖とした。

今月に入って富士山が見える日は多いが、
夕方から夜にかけて晴れて富士山が見える日は
少ない。
12月17日天気予報では夕方精進湖付近に
雲が出るとの予報だったが行ってみることにした。

15時半ころ道の駅「鳴沢」に着いて時間があったので、
「鳴沢」と西湖の間にある紅葉台に行ってみた。
国道139号沿いに看板が出ているので入る場所は分かり易い。
しかし登り口の道が未舗装になるところで、「立ち入り禁止」「何があっても知らないよ」
と言う旨の看板が立てられている。昔来たときと状況は変わっていないようである。
道は未舗装で多少凹凸はあるが、積雪や凍結がなければ、それほど困難はなく
10分程度で登ることができる。
山頂には売店があり、2階に展望できる場所がある。
人が居ないので売店に入るのは止めて、駐車場から1枚撮影。

それにしても、来るのを誘っているかのような道標と
立ち入り禁止の看板および未舗装の道路、
ここを観光地としたいのか、来て欲しくないのかどちらだろうと考えてしまう。

16時半に精進湖の湖畔へ。
ここは湖の淵まで車を乗り入れることができる。
夕日の当たった富士も綺麗だが、西から雲が近づいているのが気になる。
カメラをセットし、日が落ちた17時頃になると、案の定富士に雲がかかっいる。
待つこと40分で富士から雲が移動した頃を見計らって撮影。
デジタル一眼など明るいレンズを使用できれば露出は1分程度だが、
8×10では10分くらいの露出が必要となる。

1枚目は何とか撮影できたが、2枚目は半分くらい露出したところで
雲がかかってきた。
今から考えれば、アンダー気味の写真になっても、
ここで露出を切り上げた方が良かったかもしれない。

今回まともに撮影できたのは1枚。
思い通りに撮れているか分かるのは10日後。