今日のうた

思いつくままに書いています

株価は 景気のバロメーターにあらず!

2018-10-02 05:49:18 | ②一市民運動
10月1日から始まった BS TBS の『報道1930』を観る。(平日19:30~20:54)
サンデーモーニングのコメンテーター松原耕二さんには注目していたが、
この番組のMCとしても適任だった。
その日の特集も彼のてきぱきとした進行で、かなり内容の濃い、
突っ込んだものになっている。
こうした本音を語る番組は、地上波では観られなくなりつつあるのかもしれない。
それにしてもなぜ、沖縄県知事選を他のメディアは報道しないのか!!!!!

この日は沖縄県知事選を特集していた。ゲストは石破茂さん。
自民党の沖縄県民への締め付けは凄まじいものがあった。
たとえば、沖縄の会社に配られた一枚の紙(名前を書く欄がある)には驚いた。
期日前投票に行った社員の名前を書き出して、報告させるというものだ。
会社員は会社に支配され、会社は現政権に支配されなければならないのか!
投票は個人の意志に基づくものではないのか!

玉城さんへの誹謗中傷、あるいは携帯電話料金と沖縄知事選は無関係なのに
40%安くすると、菅官房長官までが豪語する無知・無神経。
自民党公認の候補者に投票しなかった人は、その恩恵が受けられないとでもいうのか!
こうした締め付けにも係わらず、自民党と公明党を支持するそれぞれ4分の1の
人たちが玉城さんに投票したという。
自民党は自分たちを、どこかの国と勘違いしているのではないか?
締め付ければ締め付けるほど、国民の心は離れてゆくのが解からないのか!

9月30日が『時事放談』最後の放送だった。
 寂しくなるが、最後に期待する気持ちで録画を観た。
 だが、ゲストを見て腰砕け状態になった。
 なぜ最後の回が菅官房長官なのか!
 最後まで目を光らせているという意思表示なのか!
 安倍氏擁護に終始し、後味の悪い最終回だった。

①「何でもアリで臨んだ沖縄で惨敗…安倍政権の終わりの始まり
  10月1日 日刊ゲンダイ」

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/238567/1

②「(耕論)かくも長き安倍時代 竹中治堅さん、丹羽宇一郎さん、小島毅さん
  9月21日 朝日新聞デジタル」

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13688377.html?_requesturl=articles%2FDA3S13688377.html&rm=150

最近は株価の高値が続いている。
 だが、株価の高値=好景気ではないことは明らかだ。
 この高値は、日銀マネーとGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)
 によって支えられている。
 ここまでは以前から知っていたが、9月29日の朝日新聞「東洋経済の眼」によると、
 高値のカギは、売買シェア―の約7割を占める
 海外の外国人投資家にあるそうだ。


 私は経済に疎いので、次のことに間違いがあったら指摘してください。
 異常な金融緩和で、お金が市場に多く出回り、その結果、円安になった。
 円安とは円の価値が下がることだ。
 1ドル90円の時は、1ドルで90円の物しか買えなかった。
 だが1ドル120円になれば、1ドルで120円の物が買えるのだ。
 こんなうまい話はない。外国人投資家が跳びつくはずだ。
 株高で儲けている日本人は多いだろう。
 だがそれ以上に、外国人投資家が儲けているのだ。
 円安は輸出企業にとってはメリットがある。
 だが私たちにはデメリットの方が大きい。
 ガソリンも食材も製品を作るための原材料等も、1ドルの物を輸入するのに90円しか
 かからなかったのに、120円も払わなければならなくなるからだ。
 しかも日本は食材の多くを輸入に頼っている。
 
 金融緩和で日本中がお金ジャブジャブ状態だが、これがいつまでも続けられるはずがない。
 企業も株価の高騰にあぐらをかいて、企業努力を怠っているのではないか。
 作られた株価は、いずれ回収しなくてはならない。

 以前、どなたかが安倍氏の政策を「改革(?)の食い散らかし」と言っていた。
 安倍氏はおいしいところだけ持っていって、後の始末は誰がするのか。
 石破さんは「次の首相になる人は、石持て追わるる覚悟がないと出来ない」と言っていたが、
 それくらい安倍氏は日本の経済をぐちゃぐちゃにしてしまった。
 丹羽宇一郎さんの記事の一部を引用させて頂きます。
 
アベノミクスがもたらしたものは、一言でいえば円安です。
 円安を背景にした輸出、特に自動車の輸出増加で成長を
 引っ張っていますが、
 設備投資も個人消費も伸び悩んでいる。
 輸出は非常に大事ですが、円安効果だけで輸出が増えても、
 日本企業の実力にはつながりません。


 経済財政諮問会議は、毎年【骨太の方針】を出しますが、
 今の安倍政権では、骨太どころか小骨しかやっていない。
 人口減少への対策、財政再建、社会保障改革といった
 根幹への切り込み不足です。


 外交でもそうです。普通、政権が長く続いたほうが外交はやりやすい。
 しかし、安倍さんは長期政権のメリットを生かせていない。
 貿易摩擦で米中関係が悪化している中で、中国も本音では、
 日本との関係を良くしたいはずです。
 両首脳は、この6年間に様々なルートを使い、
 動くべきだったのです。

 外交には裏表があって当然です。
 日ロもそうですが、表だけの外交は心もとない。
 水面下で本音を探り合うことで、外交は成り立つのです。

 日米関係でも、トランプ氏との親密さを強調して、
 【北朝鮮には最大限の圧力をかけることで完全に一致した】
 と言っていたけれど、米国は裏では金正恩(キムジョンウン)氏との
 対話を準備していたわけです。
 本当のパイプがないから、完全に蚊帳の外に置かれてしまった。


 企業経営でもそうですが、6年、7年と続けて、
 誰も文句が言えないような体制になってしまうと、
 権力は腐る、との教訓が現実のものとなりかねません。

 計9年の任期の3分の2、6年間はすでに過ぎました。
 森友・加計問題など様々な【宿題】に誠実に取り組んできていないという、
 国民の圧倒的多数の声にほおかむりを続けるわけにはいきません。
 最後の3分の1、いわば【終わりの始まり】にあたり、
 その解答が問われています。

 もっと国民を信頼し、【不都合な真実】を直視して、
 誠実に、丁寧に話すべきです。長期政権を担う以上、
 『皆さんに負担をかけるかもしれないが、
 日本の将来のためにがまんしてほしい。
 必ず課題を解決します』と胸を張って言ってほしい。
 企業経営の根幹は社員を信じることです。
 社員を信頼できない社長に、企業を立て直すことはできません。
 政治でいえば、首相と国民の関係も同じです。
 信なくして国立たず、です
」 (引用ここまで)

③「日銀短観3期連続悪化 米国発の貿易摩擦、リスク 9月
  10月1日 朝日新聞デジタル」

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13704434.html?_requesturl=articles/DA3S13704434.html&rm=150

④「【慰安婦は職業としての娼婦】
  自民党の桜田義孝議員が発言

   2016年1月14日 HUFFPOST」

https://www.huffingtonpost.jp/2016/01/14/ianfu-sakurada_n_8976130.html

④-2「安倍首相自ら【無能】の烙印
   桜田新大臣“法案担当外し”へ

   10月5日 日刊ゲンダイ」

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/238893

⑤「卑劣! NHK貧困女子高生に
  “貧乏人は贅沢するな”攻撃!
   片山さつきも乗り出し
   生活保護バッシングの悪夢再び

    2016年8月23日 LITERA」

https://lite-ra.com/2016/08/post-2516.html

⑥「甘利氏【刑事事案になっていない】 
   現金授受疑惑で説明

   10月2日 朝日新聞デジタル」

https://www.asahi.com/articles/ASLB235S3LB2UTFK00F.html

出てくる、出てくる……。
 選ぶ人が選ぶ人だから……。






























(画像はお借りしました)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする