今日のうた

思いつくままに書いています

記憶の澱(おり)

2018-01-21 17:11:19 | ②一市民運動
昨日(1月20日)チャンネルを回していたら、日本テレビの『記憶の澱(おり)』という
番組にヒットした。
このドキュメンタリーは、第13回 日本放送文化大賞 テレビ・グランプリを受賞したそうだ。
太平洋戦争でさまざまな経験をした方々の「今、記憶を残さないと」、という強い思いが
ひしひしと伝わってきた。
お辛い過去を語ることは、筆舌に尽くしがたい苦しみだったと思います。

現在、戦時下における性暴力を忘れ去ろうとする風潮がある。
「従軍慰安婦は娼婦」と発言した議員が、衆院選でトップ当選もしている。
             ↓
①「『慰安婦は職業としての娼婦』 自民党の桜田義孝議員が発言 2016年1月14日 HUFFPOST」

http://www.huffingtonpost.jp/2016/01/14/ianfu-sakurada_n_8976130.html


戦争は人間を狂気に駆り立てる。
度胸をつけるためという名目で、中国人を銃剣で突き殺した話を番組の中でしていた。
こうしたことはすぐに慣れてしまって、何とも思わなくなるそうだ。
強姦、輪姦、こうしたことも戦時下では行われてきた。
他の国でもしてきたことだから、という理由で赦されるはずがない。忘れていいはずがない。
ここからは私の考えだが、日本は韓国を植民地として、彼らの言葉を奪った。
自国語を禁じられるほど辛いことはない。
中国や韓国などアジアでしてきたことを、日本人は決して忘れてはいけないと思う。
これからもずっと語り継いでいくべきだと思う。
そして危害を加えた国の人々には、これからもずっと申し訳ないという
思いを伝えていくべきだと思う。
お金を払えばすむ、一度謝ればすむ、という問題ではない。
語り継ぐことが、一番の戦争の抑止力になるのだから。
私もそうだが、戦争について日本人は知らなさすぎる。
もっともっと本を読み、体験した人たちの言葉をドキュメンタリー番組などで聞くべきだ。
知ろうともせず、こうしたことをなかったことにしようとすることが、一番卑怯なやり方だ。
日本テレビがこうした番組を放送したことは大きい。
是非、再放送をお願いします。

テレビを観て感想を書くことにより、万が一、嫌がらせや攻撃を受けるような
ことがあれば、日本は民主国家ではなくなるだろう。
こんなことを書かなければならないほど、今の日本は怖い世の中になってきている。

②「記憶の澱(おり)日本テレビで放送」

http://kry.co.jp/tv/kiokunoori/

②-2「NNNドキュメント『記憶の澱』~今だからこそ『語り、残したい』~ 0510 201712040105」
   ※こちらから動画が観られます。是非、ご覧ください。


http://www.dailymotion.com/video/x6b3q3m







③1月26日(金)深夜、正確には1月27日0:15~1:46、BSプレミアムで映画
 『二十四時間の情事』が放送される。
 これは私感だが、こんなにも映画のタイトルが映画そのものにダメージを
 与えている例を、私は知らない。
 映画製作者に対して失礼ではないだろうか。
 「ヒロシマ・モナムール」というタイトルだったら観る人も、
 このタイトルでは観ない人も出てくるのではないだろうか。
 参考までに、2015年9月28日の私のブログ「ヒロシマ・モナムール 1」を
 ご覧ください。
                     ↓
http://blog.goo.ne.jp/keichan1192/e/a9b841a3e419733d4f44ec92edc61f81












※明日は雪のようなので、お気をつけて。

























(画像はお借りしました)


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