今日のうた

思いつくままに書いています

選挙雑感 (1)

2017-10-23 05:09:14 | ②一市民運動
10月23日(月)5:08現在(残り5議席)の選挙結果は
野党109議席から125議席へ(6議席増)
与党318議席から312議席へ(6議席減)

超がつくほどの大型台風に襲われ、投票率がかなり落ちるのではないかと思われた。
だが前回を上回る投票率だ。
また選挙前のどたばた劇から、野党が議席を減らすのではないかと思われた。
だが議席数を増やした。
選挙前日の立憲民主党の新宿での演説を観ても、
多くの国民がしっかりと選挙に向き合い、民主主義が育ちつつあると感じた。
立憲民主党が野党第一党になり、本当によかった。
これで安倍氏の「憲法改悪」を好きにはさせないぞ!

このまま野党共闘を推し進めていけば、必ずや政権を奪還する日が来るだろう。
今回の自民圧勝の勝因を、田原総一朗さんは次のように語っている。

自民党の圧勝は、小池さんと前原さんと北朝鮮のお陰だ。

古今東西を問わず、独裁者は外部からの危機を煽る。
トランプと一緒になって過剰に危機を煽り、もしトランプが武力行使するような
ことになったら、どうするつもりなのだろう?
「安倍さんが守ってくれる」と信じている若者が多いそうだ。
なんと素直なんだろう? なんと疑うことを知らないのだろう?
恵まれた環境でお育ちなのかもしれないが、もっと世の中を知った方いいですよ、
と老婆心ながら思ってしまう。
自分の頭で考え、自分の目で確かめて……そうすれば今まで
見えなかったものが見えてくるかも!

都議選での都民ファーストの圧勝、そして民進党の惨敗を受け、前原氏が早急に
希望の党への合流を独断した。
だがなぜ民進党の人たちは、それに反対することが出来なかったのか?
前原氏の言いなりになってしまったのか。
日頃から意見を言い合うシステムになっていなかったのか?

都議会選挙で都民ファーストが圧勝したのも、今回の選挙で自民党が圧勝したのも、
小池氏や安倍氏の手柄ではない。公明党のお陰である。
公明党の票なくしては、無残な結果になっていたのではないだろうか?
小池氏の誤算は、このことを軽く見て自分の人気と勘違いしたことにあるのでは?
決して「排除」や「さらさら」といった言葉だけではない気がする。

野党共闘で共産党は自分たちの党の候補者をかなり降ろしている。
立憲民主党も、希望の党が候補を立てているところには候補者を立てなかった。
だが希望の党は、立憲民主党が候補を立てている選挙区に、あえて候補者を送った。
自分たちだけ良ければそれでいい、といったところを読まれてしまったのではないだろうか。
これは余計なことかもしれないが、まるで徹子さんのように毎日洋服を替えることにも、
抵抗があった。あまりにも庶民感覚とずれている。
私などは、クリーニング代が……と他人事ながら思ってしまう。
政治家はファッションではなく、言葉で勝負だ。

権力の座に長くいると、あまりにも居心地がよくて、公明党は変質してしまったのだろうか。
都議会選挙のこともあるのか、安倍政権に追従するだけの政党になったように思う。
私は創価学会員でもないし、公明党を支持もしていない。
だが父の従兄弟が参院議員だったので、選挙になると
母に頼まれてお酒を届けに行った思い出がある。
あの頃、公明党は野党だった。
そして、もっと国民の声に耳を傾けていたのではないだろうか。

山口氏は、「政権内部にいて安倍政権をけん制してゆく」と語っている。
だが「特定秘密保護法」しかり、集団的自衛権の行使を認める「安保法制」しかり、
内部にいて安倍政権の暴走を止めるのは、不可能なのではないだろうか?
将来、戦争に突き進んでいくようなことがあっても、自民党と運命を共にするのだろうか?

こっちのみずはあまいぞ あっちのみずはにがいぞ

①「公明、なぜ議席減 安倍政権の歯止め役ならず支持離れ? 11月1日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/ASKBZ515ZKBZUTFK00K.html?_requesturl=articles%2FASKBZ515ZKBZUTFK00K.html&rm=117

 自分たちの信念を曲げてまで、議席数を減らしてまで、
 創価学会内の反論を無視してまで、
 なぜ公明党は自民党と連立を続けていくのだろう。

 そんなにも権力の座は魅力的ですか?
 もし公明党が自民党と連立を組んでいなかったら、
 日本はこんなにも国の形が変わっていなかったと思う。
 これからもどんどん変えられてしまうだろう。
 今からでも遅くないです。考え直して欲しいです。

②「公明、衆院選苦戦の総括原案 首相支持に不信感 自民べったり払拭を 
  11月10日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/DA3S13221480.html

憲法改悪にまで付き合うことになりかねません。
 そろそろ潮時では?

③「石井国交相ピンチ 森友問題が創価学会員の怒りへ“飛び火” 11月27日 日刊ゲンダイ」

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/218385/1

初心を思い出して! 本来の役目を果たしてください!


また今回痛感したのは、選挙は政策で選ぶと思っていたが、
どうも「生活圏内」で選ぶもののようだ。
「誰それの息子が立候補したから、今度の選挙で入れてよ」
「仕事を回してもらうためには、あの先生にお願いしなくちゃ」
「町をよくするためには、なんてったってあの先生を当選させなきゃ」
「あの先生に頼めば、何とかしてくれるよ」

政策よりも、人格よりも、コネクションが全てなのか?
印象がよければそれでよいのか? 
まさに地盤・看板・カバンが物を言う。
市町村議員や県会議員なら分かるが、国会議員は国政を担うものだ。
小選挙区になって特に、国政よりも地域に
重心を置くようになってはいないか?
小選挙区は絶対に廃止すべきだ。


取りとめもなく書いたが、私は民進党が分れて本当によかったと思っている。
政策の違う人たちが集まっても、またゴタゴタが始まるだけだ。
私が立憲民主党に望むのは、

 「原発反対!」
 「集団的自衛権の行使反対!」
 「憲法改悪反対!」
 「辺野古基地建設反対!」
 「共産党との共闘賛成!」


この5つです。
今は希望の党より立憲民主党のほうが勢いがある、という理由で入党を希望する人が
出てくるかもしれない。
あるいは無所属で当選したが、やはり立憲民主党で、という人もいるかもしれない。
だが政策が違うのに情で一緒になっては、また同じ過ちを繰り返すだけです。
昨日(10月22日)の荻上チキさんの番組で枝野さんは、
「合流は慎重に考えたい」と語っていた。力強いと思った。
政治家は情より政策です。
国民の声を聞いて、党内で意見を戦わせて、国民のための政党に育ってください!
今回の選挙は大勝利です!

逢坂誠二さんが、立憲民主党に入られるそうです。バンザイ!
 山尾志桜里さんも入られると、鬼に金棒なのですが……。

(4)「沖縄1区:赤嶺政賢氏(共産)が当確 衆院選2017 10月22日 沖縄タイムス+プラス」

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/159149?utm_source=news_mail&utm_medium=mail







(5)「【拡散希望】『安倍9条改憲NO!全国市民アクション』公式サイトオープンしました!
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    詳細は ↓

http://kaikenno.com/











(画像はお借りしました) 
   

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