今日のうた

思いつくままに書いています

008:原(梅田啓子)

2014-04-21 09:50:45 | ⑦題詠blog2014
人間をあざ笑うがに大量の水をみずをと原発デブリ

 ※ 原発デブリとは、正確には燃料デブリのことです。
   福島第一原発事故で、メルトダウンした炉心の堆積物のこと。


追記
燃料デブリは880トンあるという。
デブリに人間が近づけば、数秒で死に至る。
遠隔操作のロボットアームで取り出すというのだが、
原発事故から12年経っても1グラムも取り出せていない。
取り出せない以上、毎日冷やし続けるしかないのだ。
デブリに触れた水は当然、放射性物質に汚染されている。
これをALPSで取り除くのだが、トリチウムは取り除くことができない。
12の放射性核種も取り除くことができない。
(このことは報道されていない。それどころか汚染水を処理水と
 言うようにとの、暗黙の報道規制がなされている)
これをいつまで続けるのだろう。

2023年8月にALPSで処理された汚染水を希釈し、海洋放出が始まった。
政府はあと30年で廃炉が完了すると言っている。
廃炉とはデブリを取り出し、空冷化が出来るまでを
いうのだろうか。だがどうやって保管するのだろう。

元東工大ゼロカーボンエネルギー研究所助教・澤田哲生氏は、
100年経っても燃料デブリを取り出せないと言う。
          ↓
https://www.youtube.com/watch?v=CNluSre_fRU

それまでずっと汚染水は希釈され、海洋放出され続けるのだろうか。

この説明は非常に分かりやすいです。
        ↓
https://www.youtube.com/watch?v=3EiaN3bPYQY


モルタル固化(コンクリート固化)という手があったのか。
目から鱗です!
            ↓
https://www.youtube.com/watch?v=Q4199GGE20U&t=2098s

小出裕章氏の講演
    ↓
https://www.youtube.com/watch?v=nxpVO0bL5X8&t=4607s


人間の叡智をもってしても、燃料デブリを取り出すことは
困難ではないだろうか。
チェルノブイリ原発のように、鉛の石棺で覆い、気が遠くなるような
年月をひたすら待つしかないのではないだろうか。
その前に、デブリに流入してくる地下水や雨水を止めなければ!
現在使われている凍土壁より強固な遮水壁を、なぜ作れないのだろう。

このことはあまり知られていないことだが、福島第一原発事故によって
国土は放射能に汚染された。だがこれはほんの2割に過ぎない。
あとの8割の放射能は偏西風にのって、太平洋に流れていったのだ。
これ以上、海を汚してはならない。
(2023年9月8日 記)

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