有限オートマトンの簡単な例題で遊んでいるうちに浮かんだ着想を書き記しておく。
ある有限オートマトンがあるとき,それを開始状態と受理状態がいずれもひとつだけであるような一般化有限オートマトン(一般化というよりも,ある種の基準を満たすように規格化されたものなので,正規化オートマトンもしくは正則オートマトンなどと呼ぶのが相応しいように思う)の開始状態を受理状態に,受理状態を開始状態に取り換え,状態遷移の矢印をすべて逆向きに書き換えたものを,もとのオートマトンの共役と呼ぶことにする。いわばオートマトンを逆回しに動かすことに相当するので,逆オートマトンと呼ぶ方がしっくりくるかもしれないが。
オートマトンの中には共役オートマトンの受理言語が元のオートマトンと一致するものがあるが,そのようなオートマトンを自己共役であるということにするというのはどうだろうか。このような用語が何かの役に立つのであれば,すでに誰かが似たような名前を付けていることであろう。
自己共役なオートマトンの受理言語は,きちんと証明したわけではないが,たぶん鏡像変換に対して不変な「回文」になっているはずである。
ある有限オートマトンがあるとき,それを開始状態と受理状態がいずれもひとつだけであるような一般化有限オートマトン(一般化というよりも,ある種の基準を満たすように規格化されたものなので,正規化オートマトンもしくは正則オートマトンなどと呼ぶのが相応しいように思う)の開始状態を受理状態に,受理状態を開始状態に取り換え,状態遷移の矢印をすべて逆向きに書き換えたものを,もとのオートマトンの共役と呼ぶことにする。いわばオートマトンを逆回しに動かすことに相当するので,逆オートマトンと呼ぶ方がしっくりくるかもしれないが。
オートマトンの中には共役オートマトンの受理言語が元のオートマトンと一致するものがあるが,そのようなオートマトンを自己共役であるということにするというのはどうだろうか。このような用語が何かの役に立つのであれば,すでに誰かが似たような名前を付けていることであろう。
自己共役なオートマトンの受理言語は,きちんと証明したわけではないが,たぶん鏡像変換に対して不変な「回文」になっているはずである。