身近な自然となかよくblog (旧「菊名エコクラブblog」)

自然環境と調和した持続可能な社会を!

by NACS-J認定 自然観察指導員 松田 照之

最近の篠原園地

2016年03月11日 17時44分14秒 | 篠原園地
今週は先週からのカゼが治らないまま残業までやってガンバったので、今日は休ませてもらいました。
掛かり付けの内科クリックにも行ったけど、一日中寝込んでいるのもイヤなので、隣の駅にある篠原園地に行ってみました。

そしたらビックリ❗
毎年秋になると綺麗な紫色の小さな実を付けるムラサキシキブの大きく成長した木が、切られてしまっていました。
ムラサキシキブを覆うように生えて木陰を作っていたクロマツが2本、伐採されていたので、その巻き添えを食らってしまったようです。

クロマツは自然には(野生のものは)海岸の岩場に生えるもので、通常内陸には生えません。
内陸にクロマツがあったら、それは植えられたものでしょう。そして、クロマツが生育するには不自然な内陸部では、マツクイムシというかマツノザイセンチュウにやられて、マツ枯れを起こしやすいのだとか。

だから、クロマツが伐採されるのはまぁ良いとしても、篠原園地の自然環境に生えるにふさわしいムラサキシキブは痛め付けてほしくなかったです。
もう一つ、とても気になることがありました。
それはクロマツを伐採したそばにサクラの苗木が植えてあったことです。

サクラについて僕が問題視するところは近々、別に書きます。
今ここでは簡単にお話しておきますが、篠原園地には(篠原園地に限ったことではありませんが)篠原園地の自然環境にふさわしい、色々な野生の植物が生えています。
こうした自然の木々や草花を人為的に潰したり枯らしたり痛め付けたりして、サクラや花壇ばかりを増やすことは良くないことだと思うのです。

篠原園地内には「園内の緑を大切にしましょう」という言葉も掲げられています。
緑を大切にするとはどういうことか、ちゃんとしっかり考えて行動していきたいものです。


右にあるのが立派に育っていたムラサキシキブ
良い枝振りだったのですが幹から切られてしまっていました。


緑を大切にするとはどういうことか、しっかりちゃんと考えて行動していきたいものです。
コメント
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