身近な自然となかよくblog (旧「菊名エコクラブblog」)

自然環境と調和した持続可能な社会を!

by NACS-J認定 自然観察指導員 松田 照之

僕がこのような活動をするわけ

2008年06月08日 19時17分56秒 | 新カテゴリー:4.初夏の活動、プールのヤゴ救出
野外プールの「ヤゴ救出」をしながら、いつも参加者にお話をしています。
それは生態系についてのお話です。

・どうしてヤゴ(トンボの幼虫)がプールにいるのでしょう?
・ヤゴはプールで何をエサにしているのでしょう?
・ではそのエサとなる生きものは、何をエサにしているのでしょう?

と質問を投げかけながら、プールに生態系が成り立っていることを理解してもらえるようにお話を進めていくのです。


これは単に理科のお勉強ということではありません。

都会は便利ですが、ビルや道路ばかりです。
そして食べるものを作る畑や田んぼなど、緑や水辺はほとんどありません。
そんな都会がどうやって成り立っているのかといえば、畑や田んぼのある地方(田舎)から食物(しょくもつ)が運ばれてきたり、やはりそのような所から水道で水が運ばれてきたりするからです。

これらのことからわかるように、都会もそのまわりに自然環境の豊かな田舎の環境があるから、成り立っていられることができるのです。

なので、都会に住んでいる私たちも「私は自然などのない都会に住んでいるから、関係ない。」などと言わずに、自然を大切にする必要があります。
そして自然を大切にするには、実際に自然とふれあいながら、自然のしくみを理解する必要があります。

だから僕は、都会に残された小さな自然で、参加者を募ってこのような活動をしているのです。
















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六角橋公園の「ヤゴ救出」報告

2008年06月08日 18時30分02秒 | 新カテゴリー:4.初夏の活動、プールのヤゴ救出
六角橋公園では大人・子供含めて15名ほどの参加者がありました。
ここでもポスターをご覧になって参加された方は少なく、公園を訪れたり通りを歩いている方に呼びかけて参加者を募りました。

この近くには岸根公園や篠原園地などもあり、菊名エコクラブが元々活動している地域です。
今後もこのような活動に参加を希望される方もいらっしゃいました。

見つかったヤゴの種類は、やはり赤トンボのヤゴが中心で、シオカラトンボのヤゴが2割くらいでした。
大人用のプールではギンヤンマのヤゴも数匹捕獲されましたが、死んでいるものも同じくらいの数が確認されました。
トンボになろうとしてもプールの壁ではつかまることができずに、トンボになれずに死んでしまったものと考えられます。

また、幼児用のプールではイトトンボの幼虫も確認されました。
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入江町公園の「ヤゴ救出」報告

2008年06月08日 18時21分00秒 | 新カテゴリー:4.初夏の活動、プールのヤゴ救出
今日は3ヶ所のプールを回って「ヤゴ救出」をしました。

神奈川区の入江町公園プールには、大人・子供含めて20人ほどの人が参加してくれました。
当日公園に来ていた方に参加を呼びかけて来ていただいた方がほとんどでしたが、園内に掲示してあったポスターを見て来られた方もいらっしゃいました。

参加してくれた小学生からは「今度、いつやるの?」と聞かれました。
また保護者の方からは「良い経験をさせていただいて、ありがとうございます。」とのお言葉をいただきました。
これらの言葉から、このような活動が歓迎され望まれていることを感じ、嬉しく思いました。


菊名エコクラブはいつも、港北区の篠原・菊名を中心に活動していて、入江町の方までは活動しに来ないのですが、今後もこうした声に答えられれば良いなぁと思いました。
子供たちに、緑の中の生きものや水辺の生きものと親しむ活動で、どんなことに興味があるのか、どんなことをやってみたいのかを聞いて、活動してみたいものです。


入江町で確認されたのは、赤トンボの仲間のヤゴが中心で、シオカラトンボのヤゴが2割程度でした。
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