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身近な自然となかよくblog (旧「菊名エコクラブblog」)

自然環境と調和した持続可能な社会を!

都市に住む現代人であっても地球への敬意を大切に。 松田 照之

ただいま活動準備期間です

2018年09月06日 14時37分16秒 | その他
8月は篠原園地で毎年行っている「真夏の夜の自然探検」を岸根公園と綱島公園でも行ないました。
また、三ツ池公園で「水生植物の自然観察会」を行ないました。

今月9月は活動はありませんが、10月11月の活動に備えて水面下で準備中です。
今年は三ツ池公園で「水生植物の自然観察会」を依頼されたことと、綱島公園での「ヤゴ救出」や「真夏の夜の自然探検」にお近くに住むご家族たちが参加してくださったことを契機に、今後はこれら二つの公園で新たな活動が展開していけそうです。
今はまだ準備中の段階ですが、今年の秋そして来年の初夏の活動へと、新たな活動の内容や主旨をより明確に打ち出せるようになってくると思います。

自然は大切なものです。
どんなに便利な世の中になっても、私たち人間が地球上の有機生命体である限り、自然環境がなければ生きてはいけません。
その自然を壊す一方だったり、自然と私たち人間とのつながりを断ち切ってしまったりするということばかりが行われないよう、少しでも自然を守ることに繋がり参加者の方々にも喜んでいただける活動。そのような活動をこれからも続けていくつもりです。

参加していただけるのであれば・・・

2018年08月25日 07時21分21秒 | その他
今日予定していた綱島公園の「夜の自然探検」ですが、昨日の時点で降水確率を理由に中止にする判断をしていました。

しかしながら、今日になってみると天気は晴れとなっています。

参加してくださる方がいらっしゃることが確実にわかれば、決行します!

重なる予定の変更、すみません。

綱島公園の「夜の自然探検」報告

2018年08月24日 18時29分19秒 | その他
参加者0人でしたが、今月8月10日(金)に綱島公園で私一人で決行した「夜の自然探検」での写真です。
ご都合が合いませんでしたが、参加を希望されていた方がいらっしゃったことを知ったのは、後のことでした。
そのため新たに明日行なう予定を立てましたが、降水確率50%のため中止の判断をさせていただきました。
来年まで楽しみに待つことになりますが、今年については、せめてこちらの写真だけでも紹介させていただきたいと思います。


まず、待ち時間。
蚊がたくさんいます。写真では指に2匹、腕に3匹止まっています。
綱島公園は池のある公園ではありません。シーズン中なので、プールからも蚊が発生するはずもありません。
よくビオトープ池があると蚊が発生すると言われますが、蚊の発生の有無はビオトープ池の有無とは必ずしも関係あるわけでないということを、まずおわかりいただきたいと思います。


木に懐中電灯を当てながら園内を進んでいくと、いろいろな種類のセミが木に止まって寝ているのが見られました。
これはアブラゼミ。


こちらはミンミンゼミ。


暗いうえに少し離れていたところにいたためわかりにくかったのですが、写真を拡大してみると、こちらはヒグラシのようです。
現地では確かにヒグラシも鳴いていました。


オサムシの仲間やコメツキムシの仲間。


カブトムシのオスも見られました!
ほかにヨツボシケシキスイとダンゴムシも。


そしてコクワガタのメスも見られました!


ヤモリも木の幹で見られました!

セミの羽化は見られませんでしたが、これだけ色々な生きものたちが見られるのは、良好な環境の雑木林ならではです!
この綱島公園の環境を、森について楽しく理解する活動をするために、少しでも生かしていければ良いなぁと思っています。
そういう意味からも、一つ前の記事でお知らせした「どんぐりの自然観察会」を考えています。

本日24日(金)・明日25日(土)の活動中止のお知らせ

2018年08月24日 16時56分41秒 | その他
お天気が思わしくありません。
今日は朝から強風が吹いていて、今は止んでいますが、夜になるとまた雨が降る可能性があると言います。
yahooの天気予報では今日、これからの降水確率60%となっていて、明日も夜の降水確率50%となっています。
このため、大変残念なのですが、今日と明日に予定していた岸根公園と綱島公園での「夜の自然探検」は、中止とさせていただきます。

これで夏が終わってしまうのことに惜しい気持ちがあるのですが、また来年まで楽しみに待つことにしましょう。

野外生活の思い出

2018年08月14日 10時55分47秒 | その他
夏になると思い出すのが、子供のころの夏休みです。
子供のころ、夏休みというとワクワクするものでした。
大人になり、仕事などに忙殺される今でも、やはり夏になると、「短い今年の夏を悔いのないように過ごしたい。」と思う私です。

昔、篠原園地の隣接地に野外活動センターがあり、私の小学生のころ町の子供会で施設を借りて、宿泊施設に宿泊したり、キャンプファイヤーをした記憶があります。
高校生の時は生物部で、合宿でバンガローやテントで睡眠をとった経験があります。
また社会人になってからは、横浜市の野外活動指導者養成講座を受講し、そこでキャンプや野外生活を経験しました。

野外生活というのは、不便なものです。
特に養成講座の時などは、施設の周囲は夜になると真っ暗で、街灯などほとんどありませんでした。
食事は野外炊事場で自炊します。
コンビニエンスストアはもちろん、スーパーマーケットさえも車で買い出しに行かなければならない距離にありました。

1日目、2日目はつらいと感じる部分もあるかもしれません。
しかし3日目、4日目と経つに連れ次第に慣れてきて、心地よさや楽しさを感じ、帰るころには「もう少しいたい。」「帰りたくない」と思うようになっているのです。

キャンプファイヤーというものは、豪快に火を燃やし騒ぐものではありません。
そう思っている方々もいらっしゃるとは思いますが、本来はそうではなく、囲炉裏や落葉焚きを囲むように、静かに燃える火をみんなで囲んで、交流を図るものなのです。
みんなでキャンプの時に歌う定番の歌を歌ったり、ゲームをしたり、語らったりするのですが、それらが楽しくたまらないのです。

大人になると、また社会人になると、子供のころのように無邪気に過ごしてはいられないものですね。
それは建前があったり、しがらみがあったり、立場があったりと色々なものに付きまとわれて、本来のありのままの自分ではいられないためなのでしょう。
野外生活の中では、そういったものが取り払われるのだと思います。
そういう意味で、少しでも野外生活のような状況を作り出すこと、そうした機会にふれることというのは、私は大切だと思うのです。

「夜の自然探検」の活動の中には、そういった状況(雰囲気)を作り出せるよう、工夫しているつもりです。




今日はお盆の入り

2018年07月13日 18時06分20秒 | その他
今日はお盆の入りです。
8月半ばになると地方へのお盆の帰郷ラッシュ、また首都圏への戻りのラッシュがありますが、こちら東京・横浜の方では旧暦ではなく新暦で行なうので今日がお盆の入りなのです。

我が家松田家には江戸時代から続く古いお墓がお寺にあり、檀家となっているため、今日はお寺で行なわれるお盆の法要に参加してきました。
その帰り道、家族の思い出の地の一つ、多摩川駅に立ち寄りました。

この駅は昔、多摩川園という遊園地があり、私の子供のころは父母に連れられて良く行ったものでした。
近くには、家族でお山のレストランと呼んでいたレストラン(食堂)があり、多摩川園で遊んだ帰りに食事をしたものでした。
また浅間神社という神社があり、こちらも私たち家族の間ではお山の神社呼んでいて、ここにも時折立ち寄っていました。

多摩川園のあった場所は現在、田園調布せせらぎ公園となっていて、湧き水や野草をはじめとした在来種植物を大切にした活動が行われており、大変興味深いです。
レストランのあったところは現在多摩川台公園となっており、レストランはありません。こちらも雑木林を中心とした公園となっていて、水生植物園もあり、大変良い公園になっていると思います。
そして、浅間神社は今では神社の建物も敷地内も綺麗に整備されて、昔の面影はわずかにしか残っていませんが、残された神社の森は保護指定林となっています。

その浅間神社に立ち寄ると神社の階段の前にしゃがみこんでいる女性が目に入りました。
暑さにやられてまいっているのかなぁと思いながら近づいてみると、階段でセミが羽化をしていて、その様子を観察していらっしゃったのでした。
私はカメラを持ち歩いていなかったのですが、少しお話させていただいて、写真を送っていただけることになりました。

通常セミは、暗くなるころに地中から這い出して、羽化する場所を探しながら歩き回り、適当な場所を見つけると動かなくなって羽化を始めます。
羽や体が硬くなり、飛び立って行くのは朝方です。
それが珍しく、このセミは朝から羽化を始めたようです。
夏になると私たちの住む身近なところでもセミはたくさん鳴きます。
そのような場所では羽化もしていますから、私たちの身近なところでもセミはたくさん羽化しているのです。
それがなかなか見る機会がないのは、わざわざ夜に自然観察をすることが少ないからです。

こちらの女性が撮影された貴重なセミの羽化の写真を紹介します。






















・・・たかが1匹の虫けらとお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、その虫けらのセミも一生懸命生きているのがおわかりでしょうか。
みな、短い限りのある命を生きているのです。

以前の記事にも書きましたが、自然の摂理に対する畏敬の念、自然の恵みに関する感謝の気持ち、そして限りある命を生きる生きものたちへの優しいまなざし。こうしたものを失ってはならないと思います。





 

2011年10月の記事を再び・・・妙蓮寺駅の石堂書店さんにて

2018年07月11日 10時27分11秒 | その他
7年前、2011年の10月の記事を再掲載します。

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2011年10月15日の土曜日、地元の書店の石堂書店さんで、菅野徹先生の講演会が行なわれました。
この講演会は、地元の著者を招いて年に何回か行なわれる石堂書店さんのイベントです。
私が参加申し込みをした時点ですでに定員をオーバーしていたこともあって、このブログでの案内はしませんでした。
菅野先生は地元篠原・菊名の自然や生きものたちを長年観察し続けてきた方で、執筆された本や新聞の連載記事もあります。

当日の2日前のことです。
私にも5分間くらい話をしてほしいと石堂書店さんから依頼がありました。
早速資料を持って打ち合わせに行ったところ、この夏菊名池公園プールの施設内で行なった、菊名池公園の自然と生きものについての展示もすることとなりました。

当日の内容は2本立てでした。
1本目は講演・お話の部。始めの2時間ほどはメインとなる菅野先生の講演があり、最後の5分間で菊名池の概略と最新の情報について、私からお話をさせていただきました。
(私の話については、同じ内容がこのブログの記事にも載っています。)
そして2本目は、菊名池に移動しての自然観察でした。


会場の入り口です。


菅野先生講演会のサブ的な催しとして「菊名池ミニ水族館」の展示をさせていただきました。
この夏、菊名池公園プール施設内で行なった「菊名池公園の自然と生きもの展」とほぼ同じ内容です。


このように関心を持って見てくれる方が何人もいらっしゃいました。


メインとなる催しの菅野先生の講演会の様子です。


約2時間にわたる公園の後、菊名池公園の自然観察会が行われました。


私は池の中に生息する魚介類をトラップを用いて捕獲し、参加者のみなさんにお見せしました。


菅野先生の説明を聞いている15分くらいの間にモツゴ(クチボソ)、スジエビなどが捕獲されました。
説明を聞いている10分単位の時間でこんなに魚介類が捕獲されたこと、菊名池にこのような魚介類が生息しているということについて、参加者の方々は驚かれていました。

・・・そうなんです。身近にある決して大きくない、そして決してきれいとはいえないこんな池にも、このように色々な生きものたちが生息しているのです。
昔は身近にいて当たり前だった生きものたちが、どんどん姿を消しています。
(私たち人間が、自然を破壊して生物を滅ぼしているということなのですが。)
だからこそ、このような身近な自然とそこに昔から生息している生きものたちとを守っていくことが、今、大切なのです。




この夏に計画している三つのこと

2018年07月10日 11時42分57秒 | その他
この夏に計画していることが三つほどあります。

一つ目は、毎年篠原園地で行なっている「真夏の夜の自然観察会」(セミの羽化を中心に)を今年も行なうのですが、この活動を他の公園でも行なうこと。
二つ目は、県立三ッ池公園で活動している「三ッ池公園を活用する会」から水生植物の観察会を依頼されており、これを行なうこと。
そして三つ目は、以前1回だけ行なったある公園の自然と生きものについての展示を一定期間行なうことです。

一つ目は日程を組むだけで準備はほぼ終わります。
二つ目、三つ目は資料の作成などの準備が必要ですが、その準備は着々と進めています。

夏だけに限りませんが、この時期を逃すとまた来年の夏まで一年間待たないと見られない自然の営みがあります。
あまり欲張って焦るのは良くありませんが、期を逃さないようにするということは大切なことです。
この夏を悔いのないように過ごすためにも、きちんと準備をして、これらの計画を実行していきたいと思います。
楽しみにお待ちください。

後日掲載させていただきますが、篠原園地のヤゴ救出にご参加のTさんより、報告が届いております。
取り急ぎこの記事と一緒に書かせていただきますが、ビオトープの維持に苦戦されているとのことです。
ビオトープ池は水量が多いほど周囲の環境に左右されにくく、水量が少ないほど左右されやすいです。
水量が少なければそれだけ水温が上昇しやすいですし、水も蒸発しやすいです。
場所の関係で大きなビオトープ池を用意できず、小さなビオトープ池を創られた場合は、移動が名能な場合には日陰に置いてください。
移動が困難な場合には、100円ショップの物で良いので、すだれをカーテン状にビオトープ池に設置して、直射日光を防いでください。

ビオトープ池がある程度安定するためには、いろいろな生きものたちが入り込んで定着する期間も必要です。
ビオトープ池には必ずといっていいほど、髪の毛よりも細い緑のモジャモジャが発生します。
これは藻類といって悪いものではありません。太陽熱を吸収して水温上昇を防いでくれるばかりでなく、水中に酸素も供給してくれます。
この藻類が発生してくくれればしめたもの。夏場の水温上昇に大きく貢献してくれます。




我が家の小さな自然観察園の様子(第2回 2018. 6.25)

2018年06月25日 11時01分19秒 | その他
5月24日に我が家の小さな自然観察園の様子をお見せしてから1ヶ月が経ちます。
その後、植物も含め生きものたちの活動の活発な季節。当然ながら様子が変わってきています。
新たに入手した植物もありますので、紹介していきたいと思います。



アジサイは先月咲き始めていた花の房は満開の時期を終え、新たな房の芽が成長してきて花が咲き始めています。


ハナイカダの実が黒く熟してきました。


ヒメフウロの花が咲いています。
咲いては枯れて、また新たな花を付け・・・を繰り返しています。


日に日に大きくなるシャクナゲの花芽。
ただのシャクナゲではありません。ヤクシマシャクナゲといって、屋久島の高山帯が原産地のシャクナゲです。
この6月に新たに入手しました。
種子から育てているため、関東の気候にも適応しているそうです。
私は屋久島は3回訪れています。1回目は日蝕観察目的、2回目は屋久島の自然環境の概要を知りたくて、そして3回目はこのヤクシマシャクナゲを主な目的として旅行したのですが、3回目は悪天のためヤクシマシャクナゲ登山を断念したままになっていたのです。
そのヤクシマシャクナゲを入手する機会に恵まれた上に、こうして花芽が日々成長してくれて、ラッキーだったと思っています。
・・・ただ、屋久島で自生する姿は、必ずいつか見てみたいです!


blogの次回更新予定日

2018年06月03日 21時40分13秒 | その他
本日、篠原園地プールでの「ヤゴ救出」に参加していただいた方々、ビオトープや地域の自然についてのお話を聞いていただき、ありがとうござました。

このblogの次回の更新予定日、新しい記事を載せる予定日は今度の金曜日、6月8日、夕方5時以降になります。
それまで、お待ちください。

横浜市市政としての自然環境保全が何かどこかがおかしいと感じています

2018年05月05日 12時51分30秒 | その他
「里山ガーデン」で私は気が付き始めたのですが、横浜市市政としての自然環境保全が、何かどこかがおかしく感じています。

以前にも書いたように行政の中にも優秀な職員がいたり、市民の中にも知識を持っている人や思慮深い人がいるはずですから、疑問視する意見等が出されていないとは考えられません。
そうした賢明な声を少数派だと言って軽視して切り捨てたり無視したり、また力関係でねじ伏せたりしながら推し進めているのではないかと想像してしまいます。

横浜市は「里山ガーデン」及び「里山ガーデン」的手法の宣伝に力を入れています。
一方で、自然環境保全重点地区の一部となっている瀬上市民の森のに開発許可を出してしまいました。
(しかも、開発の危機にさらされている、この瀬上市民の森を中心とした市民の森を買収していくために、「横浜みどり税」は導入されたはずなのにです!)
これらの一連の出来事は、市内各地で自然環境保全活動、特に里山保全をしている人々の立場から見ると、市はほんらい守っていくべき里山環境を壊していくつもりなのかと、今後の自然環境保全の方向性を非常に憂慮する出来事だと思います。

行政が行なっているからといって、それが正しいこととは限りません。
「里山ガーデン」というのは名称だけで、全く里山の環境とは関係ありません。
「里山ガーデン」的手法は、ほんらい守るべき里山や周辺環境を壊すことはあっても、守っていくものではありません。
本当に大切にしたり守っていく必要があるのは里地里山であり、その環境と私たちとの関わり、そこに生息する生きものたちと生息環境です。
そこを中心に据えずに、外国原産の園芸植物で作った花壇を自然と位置付けるなんて、非常におかしいです。

どうしてこのようなことになってしまったのかを探りたい気持ち多少はありますが、それよりもほんらいの正しい情報や良い事例を調べた方が今後の参考になると考えるので、そうしていきたいと思います。

古い資料ですが、緑の減少がなぜ問題なのか、なぜ緑が大切なのかは、今になっても変わらないと思います。

2018年04月26日 11時44分12秒 | その他
25年くらい前、港北区(港北区役所)から「港北区の自然とわたくしたち」という本が出版されました。
その際、執筆者を募集しており、当時から環境問題や自然環境保全に関心を持っていた私は、それに応募することとしました。
私はそれ以来、港北区また横浜市の行政とも関わりながら、自然環境保全関連のボランティア活動を始めるようになったのです。

15年ほど前には港北グリーンプログラムという施策がありました。
その委員となる人材を募集していたため、それにも応募し参加しました。
初年度では港北区の自然をいかにして保全していくかの議論が月1回のペースで行われ、次年度は区内各地の現地で「港北 水と緑の学校」を行なうことになりました。
私は篠原池の自然観察及び砂田川の自然観察を担当しました。

このころ同時に、港北区庁舎の屋上緑化をすることも決定され、港北グリーンプログラムの一環として行なわれるとのことでした。
グリーンプログラムと同様、委員会のような形式で参加者を募り、どのような緑化にするか計画段階から議論が行われました。
私はこの時、屋上に小屋があることに着目、その屋根から雨どいを引いて、小さな池のビオトープを設置することを提案しました。
また、港北区の緑が減少しているのは、ただ緑が減少しているというだけでなく、自然の樹木や野草の種類が減少しているということ。
だから地域に昔から生育している植物を保護していくことも必要なのではないかと提案していました。
それは屋上緑化がグリーンプログラムの一環として位置づけられており、しかもグリーンプログラムの委員でもあったという立場からの提案でもありました。

グリーンプログラムの次年度の施策が終了し、屋上緑化も完成して間もなく、港北区の緑被率の現状の付いて発表する機会があり、その時の投影したものが今回の記事の内容です。


👆港北区では(もちろん横浜市全体がそうですが)年々緑(緑被率)が減少しています。

👆どうして緑の減少は問題となるのかをまとめました。

👆平成9年の港北区の緑被率は31.8%。公園と農地を合わせても4.71%。残りの27.09%は・・・?

👆港北区の緑のほとんどは民地によって確保されているのです。

👆こうした緑の推移と現状から導き出される課題は、このような内容と考えられました。

👆始めになぜ緑の減少が問題なのかをまとめたので、最後になぜ緑が大切なのかをまとめました。

👆緑つまり木々や草花たちの生物多様性の一例です。緑はこのようにいろいろな自然の木々や草花によって構成されています。
緑の減少とは、こうした野生植物が、その生育地・生育環境もろとも消失させられることを意味しているのです。
また、そこには昆虫や野鳥もいるものです。そうした生きものたちの生息場所も奪うこととなります。

👆よって、緑化に際しては園芸植物のみならず、元々その地に生育していた草花や木々の生育を回復させることも重要なのでは・・・?
ということで、屋上緑地でのビオトープを例に挙げました。

その後、8年くらい前でしょうか。
横浜市から委員として選ばれ、横浜市の自然環境保全を今後いかに進めていくかの議論に参加する機会がありました。
そこでも、ビオトープすなわち生物生息環境の保全が大きな課題となっていました。

あれから何年も経ちましたが、横浜市の自然環境保全施策は、いったいどうなってしまったのでしょう。
こうした議論というのは大事です。
真剣に考えなくてはいけない内容だと思います。
里山ガーデンの事例に見られる方法は、環境問題を改善しようと思慮深く行なわれているようには見えないのですが・・・。


雑草むしりだけど、雑草むしりじゃありません!

2018年04月19日 17時19分31秒 | その他
庭の整備をしつつ、雑草むしりをしました。
そういう言い方をしても雑草むしりであり、雑草むしりではありません。
カキドオシは古くから薬草と知られており、薬草の収穫でもあるのです。

この植物の名はカキドオシ、垣根の下を這ってくぐるように生え広がる、この植物の様子から、そう名付けられているようです。
乾燥させてお茶にしたものを飲用すると血圧及び血糖値の抑制効果があるそうなので、お茶にしようと思います。


草むしりをしましたが、これは古くから薬草として知られるカキドオシ。
薬草の収穫を兼ねた草むしりです。


水洗いをして軽く目に見える細かな落ち葉や土などを取り除きます。
この時、しばらく水に浸けておくとしなびたものはシャキッとします。
その後ハサミで細かく刻んだ後、もう一度水洗いをして、さらに細かなホコリなどを落としていきます。


ネットに入れて乾燥させます。


かなりの量が採取でき、全部処理するにはまだ時間がかかりそうです。
自分で飲用するお茶にする以外にも、ホワイト・リキュールに浸けて薬湯などにできるか試してみたいと思います。

こども110番の家

2018年04月19日 16時43分17秒 | その他
夜勤の連続で寝ていたらピンポーンとインターフォンが。
出ないで寝続けようと思ったけど、何度も鳴ります。
誰だろう、何だろうと思って出たら、ランドセルを背負った小学生の女の子が玄関の外に立っていました。

以前、別blogでも記事にしたとおり、我が家は「こども110番の家」となっています。犯罪に巻き込まれそうになるなど危険を感じた小学生が駆け込み寺的に逃げ込める場所として、地元小学校から指定された場所となっているのです。
その小学校の児童が、お礼を兼ねて挨拶に来てくれたのです。
これは昨年病気のため急に亡くなった私の母が、長年、社会貢献活動の一つとして行なっていたことで、小学校から母あてにお便り(印刷物)を持ってきてくれました。

お便りが時折ポストに入っていたのは知っていますが、我が家に挨拶を担当する児童の女の子と会うのは初めてでした。
一応、母が亡くなったことを伝えた上で、「でも、母が喜ぶと思うので、この名前でこれからも持ってきてもらって良いよ。」とお話ししました。
そうしたら、その女の子は母と会ったことがあるといいます。
母は折り紙の講師もしていたため、折り紙で作った作品をもらった記憶があると言っていました。

もうすぐ5月でショウブ湯があります。
私も何か、あげられるものはないかと思い、自宅で育てている。ショウブの葉と、学校で育てても良いのでは?と根付きのショウブの株を渡しました。
ショウブ湯の季節になるとスーパーマーケットやお花屋さんで販売されているショウブですが、水生植物で、昔は近所の湿地や池などで採取して使っていたはずなのものです。
家に持って帰り、また学校に持って行って、喜んでもらえるといいんだけどなぁ・・・。