何?赤城の山も今宵だと。
しゃらくさい。国定忠治が聞いたら、俺のツラ汚し、
おめえは人の風上にもおけねー野郎だ。」
熊「おいおい、ハチ。何をぶつくさ言ってるんだい、」
「こんな野郎は、とっとと消え失せるがが、いい。
熊、聞いてくれるかい。
NHKの親方が、その職をやめるにあたって、取材に来た。記者たちから、心境はと聞かれて、
赤城の山も、、、、ってタンかを切ったものだ。
だから、記者たちも、国民も、それは当然のことで、巷の常識だと思った。ところが、日が開けると、
顧問として残る。という話がないか。
熊公。俺は唖然としたぜ。開いた口がふさがらないとはこのことだ。」
クマ「ほう、そうかい。それはまたおもしろいヤツがいるもんだ。時たま、こんなのが出るほうが、面白くて良いじゃないか。」
「じゃかましい。何がおもしろいのだ。世間の常識を持ち合わせていない奴が、トップで、俺達は番組を見る見ないにかかわらず、見料をとらえているんだぜ。ふざけんじゃねー。
俺は、これから、NHKの受信料は、ビタ一文も払わんからな」
「こらこら、ハチ。てめえ一人でおこって、もうしょうがないじゃないか。いったいこれはどういうことなんか。正義派を唯一の誇りにしている。先生のことだ。お前が騒ぐ位なら、きっと。先生は日記の上で、何かを論じている。はずだ。先生のところへ行こう。」
二人は先生の書斎のふすまをすっと、開けたら、先生は、よだれ出しながら、お昼寝中である。
そういえば昨晩は、珈琲を飲みすぎて、寝つかれなかった。と、朝食のときに、細君にボヤいていたから。不足分をペンを握りながらを補ってきいるのだろう。
先生の日記をのぞいた二人は、顔を見合わせた。予想通り、案の定、原稿用紙には、びっしり書いてある。赤字で、注書きを入れているところもあるが、これはきっと。キーワードが、それとも、最もいいたいことなんだろう。
先生も今回の辞任劇を自分の正義感を振りかざして、寝たきりにしているのだろう。二人は問わず語らず、そう思った。
先生の日記
NHK会長として、権力の座についていた。彼は、なぜ辞任するはめになったのか、よく理解できない。これがもし普通の民間テレビ局の会長だったら、すぐ辞任する。
権力の上に、あぐらをかいて、おそらくイエスマンをはべらせて、そのじつ自体は裸の王様になっている。ことに気がついていない、
民間企業の厳しく冷たい風にさらされていない、役所で、のうのうと過ごしたきたもんだから、世間常識がない。
すなわち、己に向かって吹いている逆風を甘く、見ている。言い方を変えると、世間をなめているのである。彼に向かって吹く逆風の原因は、国民がどんな思いで、受信料を支払っているか。ということについて、まるで無知に等しい。
庶民の側からすると、受信料そのものは、払わないですむものなら、そうしたい。よしんば支払うにしても、安い方が良いと思っている。中には、少数派だが、只見を決め込んでいる人々もいる。
これは不公平である。
受信料でもって運営されている公共放送が、いろんな理由で持って、不払いが、多くなったら、やっていけないようになる。
ペンはここで止まっているが、先生の指摘が、世間の常識に照らし合わせて、ごもっともなもので、これから先のことも、何を書くかおおよその見当はつく。
熊さんとハッツアンは、音をたてないように、ふすまをしめた。
「それにしても、熊さん。往生際の悪い奴が入るもんだね。結局なにもわかっていないんじゃないのか、。男の花道を汚して、恥ずかしくはないのかな」
「ハッツアンよ。時代が変わっているというものさ。今の日本人は、立場のある人間でも、昔のように気骨がなく、プライドもないのだろう。そんな連中が、重要な楫を取るということに自体が、日本がおかしくなった証拠だよ。
しゃらくさい。国定忠治が聞いたら、俺のツラ汚し、
おめえは人の風上にもおけねー野郎だ。」
熊「おいおい、ハチ。何をぶつくさ言ってるんだい、」
「こんな野郎は、とっとと消え失せるがが、いい。
熊、聞いてくれるかい。
NHKの親方が、その職をやめるにあたって、取材に来た。記者たちから、心境はと聞かれて、
赤城の山も、、、、ってタンかを切ったものだ。
だから、記者たちも、国民も、それは当然のことで、巷の常識だと思った。ところが、日が開けると、
顧問として残る。という話がないか。
熊公。俺は唖然としたぜ。開いた口がふさがらないとはこのことだ。」
クマ「ほう、そうかい。それはまたおもしろいヤツがいるもんだ。時たま、こんなのが出るほうが、面白くて良いじゃないか。」
「じゃかましい。何がおもしろいのだ。世間の常識を持ち合わせていない奴が、トップで、俺達は番組を見る見ないにかかわらず、見料をとらえているんだぜ。ふざけんじゃねー。
俺は、これから、NHKの受信料は、ビタ一文も払わんからな」
「こらこら、ハチ。てめえ一人でおこって、もうしょうがないじゃないか。いったいこれはどういうことなんか。正義派を唯一の誇りにしている。先生のことだ。お前が騒ぐ位なら、きっと。先生は日記の上で、何かを論じている。はずだ。先生のところへ行こう。」
二人は先生の書斎のふすまをすっと、開けたら、先生は、よだれ出しながら、お昼寝中である。
そういえば昨晩は、珈琲を飲みすぎて、寝つかれなかった。と、朝食のときに、細君にボヤいていたから。不足分をペンを握りながらを補ってきいるのだろう。
先生の日記をのぞいた二人は、顔を見合わせた。予想通り、案の定、原稿用紙には、びっしり書いてある。赤字で、注書きを入れているところもあるが、これはきっと。キーワードが、それとも、最もいいたいことなんだろう。
先生も今回の辞任劇を自分の正義感を振りかざして、寝たきりにしているのだろう。二人は問わず語らず、そう思った。
先生の日記
NHK会長として、権力の座についていた。彼は、なぜ辞任するはめになったのか、よく理解できない。これがもし普通の民間テレビ局の会長だったら、すぐ辞任する。
権力の上に、あぐらをかいて、おそらくイエスマンをはべらせて、そのじつ自体は裸の王様になっている。ことに気がついていない、
民間企業の厳しく冷たい風にさらされていない、役所で、のうのうと過ごしたきたもんだから、世間常識がない。
すなわち、己に向かって吹いている逆風を甘く、見ている。言い方を変えると、世間をなめているのである。彼に向かって吹く逆風の原因は、国民がどんな思いで、受信料を支払っているか。ということについて、まるで無知に等しい。
庶民の側からすると、受信料そのものは、払わないですむものなら、そうしたい。よしんば支払うにしても、安い方が良いと思っている。中には、少数派だが、只見を決め込んでいる人々もいる。
これは不公平である。
受信料でもって運営されている公共放送が、いろんな理由で持って、不払いが、多くなったら、やっていけないようになる。
ペンはここで止まっているが、先生の指摘が、世間の常識に照らし合わせて、ごもっともなもので、これから先のことも、何を書くかおおよその見当はつく。
熊さんとハッツアンは、音をたてないように、ふすまをしめた。
「それにしても、熊さん。往生際の悪い奴が入るもんだね。結局なにもわかっていないんじゃないのか、。男の花道を汚して、恥ずかしくはないのかな」
「ハッツアンよ。時代が変わっているというものさ。今の日本人は、立場のある人間でも、昔のように気骨がなく、プライドもないのだろう。そんな連中が、重要な楫を取るということに自体が、日本がおかしくなった証拠だよ。