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透析しながら考えた事、感じた事。内部障害者として、色々な障害者,マイノリティの人とお互いに情報発信したい。

実践的なガイダンス/『アスペルガー症候群 就労支援編 (こころライブラリー イラスト版)』

2009-12-17 00:43:51 | 障害
アスペルガー症候群 就労支援編 (こころライブラリー イラスト版)
佐々木 正美
講談社

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 アスペルガー症候群の人々の就労を支援する実践的なガイドブックである。

 発達障害には、障害者手帳制度がない。手帳がないと、障害者雇用法の適用もない。本来は、手帳がなくても支援を受けることが出来る社会が実現すれば良い。又は、発達障害に対しても、手帳を利用できる方策も考えてほしいものだが、本書では、現在、個人によって様々な現れ方をするアスペルガー症候群の人々が、利用できる制度や、スキルを身につける方法を、紹介している。
 記述も、イラストを多用し、フローチャートで内容を開設するなど、少しでも、読みやすいように書かれている。

 『発達障害がある人は「普通になりたい」と考えて、社交性を身につけようと頑張り過ぎてしまう傾向があります。そこまでがんばらなくてよいのです。』

 自分に合う仕事も探すこと、ジョブ・マッチングのために、どのような支援を受けることが出来るか、その場合も、周囲に、自分の障害の事をカムアウトする場合と、しない場合を分けてみるなど、1人ずつ違っている当事者のために、求める物が探せるように、そのヒントが工夫されて書かれている。

 最初に、実際に就労して、頑張っている人たちのケースが紹介されている。

 また、職場、友人、家族にとっても、有用な情報を得ることができる。周囲も又、変わらなくてはいけないのだから。少しでも、生きづらい世の中を、お互いの特性を理解しながら共生することを目指したい。


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