トッペイのみんなちがってみんないい

透析しながら考えた事、感じた事。内部障害者として、色々な障害者,マイノリティの人とお互いに情報発信したい。

残暑の中を(日記風に)

2008-08-09 01:26:25 | 透析
 今日の昼頃に地震、ビックリしました。どしんと直下型の地震で、これはもしかしたらなんて思いました。最近は、地震があると関東大震災の再来かと、一瞬覚悟を決めることが多くなりました。テレビを見たら、震源は多摩東部で、八王子は震度4でした。八王子は、消防署のシュミレーションでは死者は少ないようです。でも、地震の時は何処にいるか分かりません。まずは、自分の身を守ってとのことです。自助、共助、公助の順番だそうです。

 今日は、午後から手話サークルへ出かけました。猛暑の中、歩いて行きました。来週から、2週間はサークルも夏休みになるので頑張って参加しました。会場は、市内の高台にあるので、行きは30分くらいかかります。帰りは、下り坂があるのでそれよりは早く帰ることが出来ます。携帯持っていくの忘れました。地震用も兼ねて買ったので、持ってないと不安でしたね。

 イスラム教のモスクの前を通って行きます。良く見ないとモスクだとは気が付きません。建設当初は普通の建物だと思っていました。毎週金曜日には、色々な人種のイスラム教徒を見かけます。市の周辺からもやって来るのでしょう。

 今日は猛暑日でした。半袖シャツと短いズボンという格好です。左手のシャントがある方は、血管が針刺しに耐えられる様に太くなっています。本当は、直射日光から守るために長袖がいいんですが、暑いので半袖になってしまいますね。左手の手首の所の血管が、こぶ状になっているのが目立って嫌ですね。いつも、リストバンドをしています。昔の透析患者は、透析焼けというのか、全身が黒くなりました。今は、透析に使うダイアライザーの性能アップで、身体がひどく黒ずむという事は無くなりました。おいらの半ズボンから出る脚も黒くはなっていません。ただ、顔は年中露出しているので、普通の人より黒いかな。腎臓という器官は、尿を作るというだけでなく、色々な機能を持った器官です。血圧調節から、造血ホルモンの分泌などたくさんの仕事をこなしています。1日24時間働く腎臓の代わりを、週3回、一回4時間の人工透析で済ませているので、合併症の問題とかが色々出てきます。なお、身体の黒ずみは腎移植をすると消えるそうです。もとの皮膚の色になるという事ですから、やはり腎臓の機能に関係しているという事です。

 会場までの徒歩の間は、考え事をしています。今日は、先日、NHKTVで放送した「映画監督押井守のメッセージ」の事を考えていました。宮崎駿監督の「崖の上のポニョ」と共にベネチア国際映画祭のコンペティション部門にノミネートされた「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」に関する監督のメッセージについてです。
 森博嗣の同名作品のシリーズ(中央公論新社)が原作になっていますが、作品中の「キルドレ」が制作を決めたキーワードになったと言う事です。永遠に大人になれないというよりは、ならない永遠の子供たちを今の若者の姿にだぶらせたというのです。(その中には、ニート・フリーター・渋谷のセンター街で座り込む少女たち・親を殺した少年も含まれます)。また、舞台となる近未来世界のイメージも今の日本の姿をだぶらせたというのです。飢餓も革命も戦争もないこの国。衣食住に困らず、多くの人間が天寿をまっとうするまで生きていける社会を手に入れたこの国。監督には、この国は生きていくのが辛い社会だと理解出来る言うのです。映画を通して今を生きる若者たちに、静かだが確かな真実の希望を伝えたいというのです。辛い人生を一周した監督から、辛い人生を走っている若者へのメッセージだそうです。監督はゴールを過ぎて2周目だそうです。辛いけど、まんざらでもないよと言いたいそうです。
 「キルドレ」の存在を際立させるために、作画では椅子やドアなどの調度の大きさが「キルドレ」のサイズに比べて、異常なくらい大きく描かれています。また、このアニメ、セリフの間が大きくとってあったりして「言葉のキャッチ・ボール」は極力避けたそうです。それに、普通のアニメ表現では、セリフを言う時は、登場人物の口だけ動かすのみなのですが、この作品では表情や身体の動きも付けたそうです。地上世界はアナログで、空中はデジタルの感覚で描かれているんですね。

 この映画の企画立ち上げは2005年6月23日。完成は2008年4月19日。制作期間約1年半。制作画枚数約50000枚。

 しかし、今の若者を含めて、日本は格差社会というよりは貧困化に向かう危険も出てきました。アキバの事件も八王子の事件も、生活に満ち足りた若者が犯人ではなかったし。難しい問題になりました。

 今日のサークルは、重複手話表現の学習がありました。日本語対応手話に翻訳すると意味が通じなくなるという中級レベルの問題でした。「暑い夏は嫌いだ」「秋は涼しくて気持ちが良い」「空いている椅子に座ってください」「暗い夜道は危険だ」「友達と仲良く遊びなさい」「砂糖は甘い。塩はしょっぱい」等の文を単純に手話単語?(ラベル)に置き換えるととんでもない事になります。日本手話の翻訳の必要性の勉強でした。最後に、ろう者の皆さんに手話表現してもらいました。さすが、豊かな表現ですね。

 帰りは、ファミレスでサークル仲間と水分補給。暑さのせいで、店の機械もおかしくなったようで、支払の時に、誰かがおいらの料金を払ったと言うんです。そんなことないのにね。支払うといっても結構ですだって。結局、ドリンクバーは無料になってしまいました。

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