トッペイのみんなちがってみんないい

透析しながら考えた事、感じた事。内部障害者として、色々な障害者,マイノリティの人とお互いに情報発信したい。

スイッチが切れるまで

2012-05-28 08:44:31 | 日記
今年も、早くも暦の半分に入ろうとしている。透析をしていると、時間が経つのがなおのこと早く感じられる。今のクリニックに通うようになってから、10年程になるが、当時からのスタッフもだいぶ老けた感じだ。当然だが僕自身も。鏡に映る姿は、青春の名残もない。患者会の会員も何人もこの世界から去っていった。それぞれの終わり方で。同じフロアで、透析日は家族よりも時間を共有している他人同士。患者会に入ってくれる人は少なく、多くが無関心の中にドップリと浸かっている。挨拶すらしない人も珍しくない。(透析中の透析食の保険からの提供が止められた時、患者会の事務所に不満の電話をかけてきたのは、大方が非会員だったという)。メリットを享受しながら、患者会に入っていることにはメリットがないと言う非会員が多いのは、透析者という種の寿命が尽きる前兆なのだろうか?
透析導入の平均年齢が67歳を超える現在でも、名前だけでもと患者会に入って下さる高齢の患者さんもおられる。Nさんもその一人であるが、透析者として初めて市の障害者文化展に出展して奨励賞をもらうという快挙を行った。88歳の会員の行動は、もう一年の半分になろうとする今日という日を、まんざらでもないよと思わせてくれる。五重の塔をはじめとした一連の作品は、プレスの時の金属の屑を材料にしたそうだ。彼の快挙があった年度の中程で、1日でも長く生きようと思う。
さて、今日は難病団体の署名を国会に届ける手伝いのために、朝早くの電車の中である。
スイッチが切れるまで、やれることを増やしていこう。

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