トッペイのみんなちがってみんないい

透析しながら考えた事、感じた事。内部障害者として、色々な障害者,マイノリティの人とお互いに情報発信したい。

協同組合「イラストレーター協会」設立

2008-08-08 13:11:36 | 社会
 ジャイラ(JILLA・協同組合日本イラストレーション協会)の創立総会が8月5日に開催され、ジャイラが設立されました。イラストレーターの地位の向上を目指す団体です。

 ジャイラのホームページに設立趣意書が載っています。
☆協会設立の目的
 ジャイラのミッション(使命)は「イラストレーションを産業にする」ことと謳っています。イラストレーターというと、一見華々しい職業のように見えますが、現実は厳しい所が多いようです。「日本のイラストレーション業界では、慣行により未だ明確な積算根拠に基づく料金が設けられておらず、無理な取引を継続せざるを得ない状況も散見されています。このため、作品を制作するイラストレーター個人の資質向上に資源と時間を投資することはイラストレーター個人に委ねられ、実現がままならない状況です。」

江戸時代の絵師も、イラストレーターの大先輩なんですね。でも、現代でもイラストレーターに対する社会的認知度は低いようです。また、個人が自分で会社相手に交渉するので、下請け会社から製作費の抑制を理由に低賃金を提示されたりして、大変苦労の多い職業のようです。
協同組合化して、連帯するという事もある意味必然性ありなんでしょうね。

 ジャイラは活動方針として、「4つの創造」をあげています。
1.イラストレーターとして生きる環境を創造する。
2.首都圏と他地域の経済差を埋め、全国での取引を創造する。
3.社会と深く関わり、クリエーターとしての社会的貢献を創造する。
4.イラストレーション及び関連業界の発展を創造する。

 総会時の正会員は21都道府県に49人。会友がが2350人います。
☆制作具材の共同購入(安く買えますね)、仕事の共同受注(現在も、協会にイラストレーターの紹介を頼むことが出来ます)、作品の展示会、会員の研修会、会員の社会・地域への貢献といった事業を展開していきます。研修会の必要性は、「イラストレーターが主に『個』として業務を続けており、一代で終わってしまう事が多く、技術やノウハウの継承が進んでいない」からなんですね。

 関心のある方は、ジャイラのホーム・ページをのぞいてください。今後の、ジャイラの発展を期待しています。ジャイラから、多くの才能あふれるイラストレーターが輩出できるよう、今回の事業の成功を祈っています。


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4 コメント

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ありがとうございます。 (obichan)
2008-08-08 16:02:00
ご情報・ご支援ありがとうございます。
いつもトッペイさんの素早い情報力には驚かされます。私もかれらを応援する一人としてお礼申し上げます。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
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イラスト文化の発展のために (トッペイ)
2008-08-08 18:26:58
 日本には、意匠の文化も、浮世絵の文化もずっと続いています。
 そして今、この国でイラストレーションの文化の花が開くためにも、ジャイラを応援したいですね。
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こういうところがあるのですね。 (桜花あかり)
2008-08-08 21:53:30
トッペイさん、紹介してくれてありがとうございます。
実際、私がファンをしているイラストレーターさんも売れてる時はイラストで食べていけるけどそれ以外は無理だと、今はマンガを描いています。ファンとしては複雑です。漫画も読んでみたいけどやはりイラストが観たいですからね。
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イラストで生活できるためにも (トッペイ)
2008-08-08 22:50:20
 イラストレーターの現状を知ってもらい、社会の認知度を高めることも大切です。
 研修会も行ないます。ファンの人も応援してください。
 
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