トッペイのみんなちがってみんないい

透析しながら考えた事、感じた事。内部障害者として、色々な障害者,マイノリティの人とお互いに情報発信したい。

名画座巡り 「ロッキー・ホラー・ショー」

2008-07-17 00:47:15 | 映画
 大学生時代は、映画を見まくっていた。休講の時はよく名画座に行った。授業が午前中の時や、休日にも良く出かけて行った。当時は、ビデオやDVDで映画鑑賞をすることが出来ない時代だったので、入場料が安くて、最低2本立ての名画座は、映画ファンの聖地だった。東京のあちこちに存在していた。飯田橋、水道橋の後楽園、池袋の文芸坐とその地下。三鷹の名画座は、トイレの臭いがしそうなくらい古かったが、最低3本立て以上だった。立川にも在った。ここでは、5本立て上映をやったこともある。それぞれの映画館の上映作品の選び方も特徴があり、マニアックな組み合わせをする上映館もあった。支配人の好みを反映していたのか。
 「ぴあ」は必需品だった。上映日から時間、それに上映予定も載っていた。何よりも、雑誌持参で割引料金になった。
 ロードショーは、労音や生協で前売り券を買って見に行った。当時、家庭教師をしていた生徒の家が銭湯をやっていた関係で、地元の映画館の無料券をよくもらった。映画のポスターが貼ってある家は、映画館の招待券がもらえるのである。他のルートからも手に入ることがあり、地元では新作をただで見る機会が多かった。
 アンダーグラウンド映画の上映もあった。高田馬場の小劇場では故佐藤重臣氏のアーカイブ作品の上映を良くやっていた。ケネス・アンガーの作品や実験映画を観た。「フリークス」や「ピンク・フラミンゴ」といったカルト映画の上映もあった。貴重な体験だったのかな。天井桟敷でも、実験映画の上映があった。

 「ロッキー・ホラー・ショー」は、既に有名なカルト映画だった。最初に見たのは池袋の文芸坐。昼間の上映だが、観客の拍手があったりして、成程なと思った。

 この映画は、イギリスの小劇場で開幕したロック・オペラをもとに1975年に作られたイギリス映画である。監督はジム・シャーマン。制作当時は評判が悪かったが、レイトショー上映されるようになってから、次第に熱烈なファンを増やしていった。カルト映画の走りである。やがて登場人物のコスプレまでする観客も登場し、観客参加型の上映会と化した。画面に合わせて熱唱したり、踊ったりするのだ。

 映画のイントロ部分。「SF映画2本立て」と歌っています。ダブル・フィーチャーと言っているのがそうです。映画の題名、やはりカルトの「禁断の惑星」の名前も出てきますよ。

intro

 有名なダンス。踊り方の指導まで付いています。
The Time Warp!

 大女優スーザン・サランドンの若い頃の姿。こんな映画に出ていたんですね。
Toucha Toucha Toucha Touch Me

 殺されたフランクフルターを背負う人造人間ロッキー。キングコングのパロディーですね。この映画、さまざまなパロディーシーンがあります。
Rocky Horror Picture Show [scene 33]


 DVDも出ていますので、興味のある方はどうぞご覧下さい。
この作品を観た頃、イギリスから舞台がやってきました。生協で、俳優座劇場でのチケットを売っていましたが、残念ながらその時は行くことができませんでした。なお、その後、フランクフルターをローリーがやった日本人による舞台公演がありましたっけ。




最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
パロディー (忠太)
2008-07-17 18:43:45
と言われても、やっぱり感動しますね!
返信する
名画座 (チョーちゃん)
2008-07-17 18:51:50
うん、昔は東京中いたるところに名画座、ありましたね
それと名曲喫茶ってのもね
三鷹にあった名画座はよく覚えてます
それと吉祥寺にもありましたっけね
懐かしく思い出しました

返信する
昔です (トッペイ)
2008-07-17 20:13:36
 忠太さん
感動しましたか!よく出来ていますね。

 チョーちゃん
昔は、楽しみの時間がゆったりしていたんですね。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。