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☆ノーベル賞受賞者の南部さんは「アメリカの受賞者」だって。
文部科学省での決定。文科省が国別、分野別に集計しているノーベル賞受賞者の一覧表では、今年のノーベル賞物理学賞受賞者の米国籍の南部陽一郎さんをアメリカの受賞者として数えることにしたということです。従来から、受賞時の国籍でカウントしてきたそうです。二重国籍者の場合は、日本人としてカウントするそうです。
今、子供の理科離れや、ポスドクの増加、国立大学や研究所の独立行政法人化で、理論物理学をはじめとする基礎科学の分野が危機的状況に陥ろうとしています。産学協同といいますが、企業はあくまでも利益を追求する所ですから、すぐにお金になるような研究には興味を持ちますが、基礎的研究には無関心のようです。資源の少ない日本は、今後は「技術立国」として生きていくことが期待されています。しかし、現状は基礎科学の研究がおろそかにされています。確かに、即、利益を出すような研究ではありませんが、応用科学や新技術の開発を支える大切な分野です。土台がしっかりしていなくては、立派な建物も建てられません。自由な発想でのびのびで研究が出来る環境が、今、求められています。
外国への頭脳流出も、今後どんどん増えるかもしれません。高等教育にかける予算が、OECD諸国の中で、下から2番目なんて恥ずかしい話です。
付記 科学研究では、専門分野で研究成果が出ても、他の分野との連携は、専門外ということで難しいことがあるようです。今後は、各分野の連携をコーディネートできる広い知識と視野を持った「新しい博物学」のような分野の専門家の養成も必要となるのではないのでしょうか。
文部科学省での決定。文科省が国別、分野別に集計しているノーベル賞受賞者の一覧表では、今年のノーベル賞物理学賞受賞者の米国籍の南部陽一郎さんをアメリカの受賞者として数えることにしたということです。従来から、受賞時の国籍でカウントしてきたそうです。二重国籍者の場合は、日本人としてカウントするそうです。
今、子供の理科離れや、ポスドクの増加、国立大学や研究所の独立行政法人化で、理論物理学をはじめとする基礎科学の分野が危機的状況に陥ろうとしています。産学協同といいますが、企業はあくまでも利益を追求する所ですから、すぐにお金になるような研究には興味を持ちますが、基礎的研究には無関心のようです。資源の少ない日本は、今後は「技術立国」として生きていくことが期待されています。しかし、現状は基礎科学の研究がおろそかにされています。確かに、即、利益を出すような研究ではありませんが、応用科学や新技術の開発を支える大切な分野です。土台がしっかりしていなくては、立派な建物も建てられません。自由な発想でのびのびで研究が出来る環境が、今、求められています。
外国への頭脳流出も、今後どんどん増えるかもしれません。高等教育にかける予算が、OECD諸国の中で、下から2番目なんて恥ずかしい話です。
付記 科学研究では、専門分野で研究成果が出ても、他の分野との連携は、専門外ということで難しいことがあるようです。今後は、各分野の連携をコーディネートできる広い知識と視野を持った「新しい博物学」のような分野の専門家の養成も必要となるのではないのでしょうか。