俺は弱虫ペダルでどのエピソードが好きかというと、やっぱり小野田くんが1年生の時の1000km合宿。
2年生とのインターハイレギュラーを賭けてのバトルが熱くって。自転車で肉離れするまで回すって。その前に筋肉に乳酸がたまって動かなくなるでしょうが?…と競技として自転車を捉えていない俺は思うのですがw
で、熱い後に感動の、手嶋先輩が自分のクリートを小野田くんに渡すシーン。
(画像は拾いモノw)
いやホント、この場面が好きでねぇw
で、俺もクリートと言うものに憧れを持つようになったんだけど、自分のライフスタイルで考えると、「こんなのいる?」な、感じもしないわけでもない。(どっちだ?)
自転車乗っているときは良いんだけど、信号待ちで靴がはずれず転倒してしまうとか、コンビニ入ると、床が少しでも濡れているとすぐ滑ってこけるとか、コンクリートのところを歩くとコツコツうるさいとか。
いやーそんな面倒なモノ…とは思いつつ、普通のペダルでは踏むときにしか力が出せないけど、クリート使うと、引き足(足を持ち上げる行為)の時にもペダルを回せるので、ペダルの回転が上がるとか。
メチャクチャ興味あるんですけど…お金がねw
でも探せば安いものがあるんですよw 良いモノかどうかは買うまで分かりませんがw
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 28-105mm 1:3.5-4.5 USM
1/80s, f/4.5, ISO 3,200
シマノのビンディングペダル「PD-M424」です。樹脂製の黒い枠はちょっと痛んでますが、中の金具は全然平気w 見た目が悪いからか、Amazonで新品買うと4000円近い商品なのに、これは980円でした。
見た目が悪いって言っても、踏む部分だし、傷なんてあって当然です。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 28-105mm 1:3.5-4.5 USM
1/50s, f/4, ISO 3,200
当然シューズも買いました。メーカーがスペシャライズドというのは分かるのですが、商品名とか全然不明w
でも、スエード調の布地とか、ちょっと高そうに見えます。中古と言っても、5,000円ぐらいの価値があるんじゃないかと。
俺が手に入れたのは2,980円。激安です。傷んでる場所もほとんど無いし。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 28-105mm 1:3.5-4.5 USM
1/30s, f/4.5, ISO 3,200
裏っ側は、こんな感じ。変な金具が付いていますねこれがクリートです。
冒頭の漫画の一部分で「クリート、絶対はずれない靴とペダルだ!!」とありますが、クリートは靴でもペダルでもありませんw
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 28-105mm 1:3.5-4.5 USM
1/50s, f/4, ISO 2,500
靴を平らなところに置いてみると。なんと言うことでしょう!
金具とかかとしか接点がありません。こりゃ滑り倒すんで街中歩けないよw
俺は比較的大きい、つま先とかかとのソールがあるもんだから、クリートはその間で宙に浮くのかな?と思っていたんですけど…。
この靴は競技向けなのかな?靴底がかなり堅くって、プラスチック?ゴム少なくて、すごく軽い靴です。
何より幅広の靴が楽ちんの俺が履いても丁度良いというのは嬉しい誤算。
この靴、定価はいくらなんだろうなぁ?
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 28-105mm 1:3.5-4.5 USM
1/50s, f/4, ISO 2,500
つま先の盛り上がりは、こうして信号待ちするときに便利かなと。
靴底堅いので、色々工夫してるなと感じます。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 28-105mm 1:3.5-4.5 USM
1/40s, f/4.5, ISO 3,200
で、ビンディングペダルとの合体。取り付け時には「パカッ」という小気味良い音が。
うわー、早く自転車に付けて走りに行きたい。とその前にパニックにならない様に脱着の練習をしないとね。
【追記】
翌日、早朝からペダルを交換。パジャマのまま、素足にシューズを履いて、ロードバイクに跨がるという変質者スタイルでビンディング体験をしました。
まあ、最初の感想は…
「クリートがハマらねぇ!」です。
このペダルはAmazonの評価では簡単にクリートがハマると書いているんですが、正直「どこに何をどの角度で?」って感じ。試行錯誤を繰り返すうちに入るという感じです。
入ったら入ったで、「これで回転アップした?」「俺って速くなったか?」…と全然、コイツは良いぜ!って実感がないっすw
で、仕切り直し。
昼から1時間ほど、ビンディングペダルとじゃれ合ったりしていました。
そこで分かったこと。
「ペダルははめてから回すんじゃない!回しながらはめるんで良いんだ!」です。
そりゃ自転車競技なら、少しでも早くパワーロスを減らせる状態に持って行きたいでしょう。けど一般道だったら、走り出した直後にも止まらないといけない場面があります。速く走るよりも安全に走ることが優先されるときは、ペダルばっかりに意識がいっていたらダメです。
普通に「踏んで」れば、いつの間にかハマっている。そんな感じです。「どこ?どこ?」とおっかなびっくり場所を探して、ペダルを回さなかったら、自転車の走りも不安定になるし。
あと靴の外し方。外す方の足も大事ですが、もっと大事なのは外さない方の足ですね。この外さない方の足に力を入れれば、外す方のペダルもしっかり固定されます。ペダルが固定されたら、軽く靴もはずれます。
固定されなかったら、靴にペダルが付いてくるわけですから、タイムロスしたり、自転車がふらついたりです。
あと、このペダルでクリートの付いていない靴を色々試してみました。
・通勤用の革靴…靴底が平らなので、ペダルのデコボコがよく分かります。それから、力をかけて、今までのペダルだと、広範囲に力が伝達したような気がしましたが、このペダルは金具の小さなエリアにしか力がかからないような感じ。乗れないことはないですけど、長距離は難しいかな?慣れかもしれないけど。
・スポーツサンダル、ジョギングシューズ…靴底がやわらかいためか、金具を吸収しちゃうって感じ。そしてペダルの広範囲に力がかけられる。これは今まで通りに踏めます。
…そんな感じ。俺は両面ビンディングを買って正解だったと思います。ビンディングペダルで、普通の靴を使えばこんなモノ。って割り切りで乗れば、ストレス無いもの。違和感があったとて、そもそも革靴でロードバイクは無理w ママチャリよりは速いんだから気にしちゃダメだよねw
【追記2】
通勤にこの靴を使ってみました。…多分最初で最後かも?
まず、「行ってきまーす!」と家を出ます。そこでタンタンタンと駆け下りる玄関ポーチですが、クリートが当たって、タイルが割れそうな音がします。ジワジワ歩くしか無い…。こんなモノで玄関のタイルにヒビとか傷とか入れたくないですもの。
まあ、住宅メーカーも、こんなところをこんな靴で歩くなんて想定してないでしょうからw
で、まるで捻挫をした人が歩くような感じで、自転車にたどり着きます。そこでヘルメットとグローブを装着。ふう、なんかもう疲れたって感じ。そこを裏のおばさんに見られてしまう。「あ、おはようございます。あれ?ご主人、足を捻られたん?」「いや、特にw」ここは早く立ち去りたいと、ツカツカと歩きます。すると、土間コンクリートの上を歩いて家の前の道路に出るのですが、「ジャギ、バリン、ガチン!」コンクリートの上はとんでもない音がします。防犯用の砕石に似た音質、音量。
くはっ!恥ずかしい。(ヘルメット通勤の時点で、一般の人からは恥ずかしい奴に見られているでしょうがw)
自転車に乗れば、こっちのモノ。カチンパチンとロックして軽快に自転車をこぎます。
ここであることに気付きます。ビンディングペダルを履いていると言うことは、足首がひねれないと言うことですよね。外れちゃいますもの。つまり股が拡げられない。股が拡げられないと何がしづらいかというと、後方確認のために後をのぞき込むような動作がしにくいw こりゃ脇腹のストレッチして、腰をやわらかくしなくちゃw
職場に到着。職場の駐車場は玉砂利の洗い出しです。ここは、傷は付きにくいから、テクテク歩けるかと思いきや、玉砂利の丸い部分に金具が乗ると、結構滑る。もちろんスケートのような滑り方はしませんが、グリッグリッっと足がどの方向に向くか分からない。こりゃ足捻りそうw あ、当然足からは「ガリゴリ」盛大な音がしています。掃除のおばさんが振り向くけど、もう今更w
やっと建物の中に到着。ここも入り口はタイル。割らないように気をつけて。そしてクッションフロアのエリアに。音は幾分おさまる。そのまま階段室に。ここで地獄がw
歩くのもヨチヨチなのに、階段上がるとか結構体力使う。しかし、ヒョイヒョイ上がろうとするとすごい音がする。しかも階段室の上下に広い密閉空間。「カツーーーン、カツーン」。何事かと、階段を上がっている人が、一斉に下を向いて、何事?って顔をするw もう恥ずかしさMAX。4階ってこんなに遠かったっけか?
事務所の前になると、カーペットなので、音はほとんどしない。速攻で部屋履きのスリッパに履き替えw
で、お仕事。…終わり!
ちょっと残業したので、ほとんど人のいない建物の中を駐輪場へ急ぐ。カーペットのところは問題なし。あ、帰る前にトイレ…って、ここもタイルかい!!
帰りはエレベーターに乗ります。夜の階段室で異音を出したら、階段の怪談とか変な噂が立っても困るw
エレベーターを出ると、しまった。うちの建物無駄に豪勢なところがあって、大理石ゾーン!ここは最大限の注意を払って。それでも「カーン、ギャリ、カーン、ギャリ」ってすごい音が。しかも静かな空間に激しく響く。ちなみに、カーンって音は金具が石に当たる音。ギャリってのは体重をかけるので、石と金具が擦れ合う音。ひょっとしたらいくらか削れてるのかも?
ようやく自転車に到着。ここまでくれば大丈夫。ペダルに金具を固定し、軽快に家まで。
ビンディングペダルの良さは、正直数値には出ないような気がする。最高速が大幅に更新とかそう言う事になれば良いのだが、そんなに甘くは無いよね。乗ってる人間がいっしょなんだもん。あたりまえw
ただ、目的の速度にはあっという間に到達する。これは実感出来る。クルマで言うとトルクフルになったという感じか。特に下ハン持ってダンシングなんかすると、アブアブ言ってしまいそうになるw だけど、やっぱりというか当たり前というか、今まで踏む時だけ筋肉使ったのが引き上げるときにも使うとなると、結構疲れるんだよな…。ケイデンスも維持できない。これはここから鍛えますw
で、我が家に到着。自転車から降りて、自転車置き場に押していく。
「あーーー、あの音。アホな靴のオッサンが帰ってきたよ~。」「こら、声が大きい。お父さんに聞こえるでしょ!」
くそ、そんな風に思われてたんかい!!
こうなったら意地で音を出さないように歩いたるわ!秘技かかと歩き。
「あれ?お父さん帰ってきたよね?まだ玄関に来んよ?」
説明しよう!このかかと歩きは歩幅が10センチぐらいしか無いため、極端に遅いのだ。そして、玄関ポーチなんか上がれないのだ!
嫁が玄関を開けてくれた。
「お帰り。残業お疲れ様。疲れたでしょ?靴のせいで。私も笑い疲れたわ。」
ひでぇ、ひどすぎる。
こうなったら…もっと良い靴買ってやるわ!!
…やっぱり安物買いの銭失いかw