当地は夕刻にかけて暴風警報が発令されていて、在来線は運転見合わせが相次ぎ、新幹線も停まっている様子。
俳句の世界では、「春あらし」、「春疾風・はるはやて」などと春の季語となっているようだが、愛媛や岡山で続いている山火事の事を思うと、風流に句を詠む気にもならん。
昼頃から、窓を閉めていても物凄い風音がしてきた。気温は18℃まで上がる予定で、青葉の森のスプリングエフェメラルたちの動向を観察つもりが、今日はあきらめた。生まれたてのチョウも、今日は草葉の陰でじっとしているのだろう。
三百名山未踏峰空想(共有)の旅もあっという間に北アルプスを通過しようとしている。
この旅は若者を中心としたYoutuberさんらのお世話になりながら進めているのであるが、温暖化のためか8月になると日本三大雪渓の針ノ木雪渓の雪が消えていたり、立山山麓スキー場のゴンドラが老朽化のため廃止されていたりと、北アルプス関連でもさまざまな情報に出くわし、自然相手の世界では、今日という日は明日にはない、今年歩いた道は来年にはないかも、という無常観を感じている。
今年はいっぱい雪が降ったから、もしかしたら白馬や針ノ木の大雪渓は8月でも歩けるのかな、だったら今年は歩いてみようか。来年はだめかもしれないから、と。
山の計画は、最新の情報により機転を利かせ臨機応変に立てるものだろうが、今のアルプスは人気の山小屋が予約開始とともに埋まってしまうので、そうはさせてくれないところが悲しいところだ。
立山弥陀ヶ原から薬師岳(下の鍬崎山と同じ場所で撮ったもの)
薬師岳は、立山方面から見るとまさにアルプスの女王たる風情なのだ
かぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山
鍬崎山(くわさきやま)・2090m・日本三百名山(№239)
頂上から立山・薬師の大展望が楽しめる山。とりわけ、立山と弥陀ヶ原がまさに一望できる個所はここしかないだろう。晴れていればの話である。立山山麓スキー場のゴンドラが2020年に廃止されたとかで、現在は「あわずのスキー場」から登ることになるが、地図のコースタイムを見ると往復12時間も要する。登ってガスっていれば無念であろう。なので、大展望をゲットした方の動画で楽しむしかないのだろう。少なくともオイラのようなひ弱な高齢者には。
立山弥陀ヶ原から鍬崎山(2020.8)
[koji sakata」さん提供の 鍬崎山山頂大展望
山頂からの動画を一時停止しながら展望を楽しんでいます。素晴らしい晴れた日でしたね。
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