かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

花と蝶 みんな美しい

2022-05-09 21:30:05 | 日記

       

 

青葉の森の林床を観察すると、1か月前にはあれほど群生していたカタクリの1年生から6年生までの葉っぱたちは姿を消している。溶けいるように土に消えたことが分かる。

わずかに残っているのは、卒業生のお母さんカタクリの大きく膨らんだ果実(蒴果)と今にも溶けだしそうな二枚葉。まもなく果実が弾けて複数の種を近くを飛ばし、アリさんの大好きな甘いエライオゾームをくっつけたタネを付近に散らばせるのだろう。

カタクリお母さんの果実は何かしら安息のかたまりのようだ。生きものの終焉がかくも安息に満ちた姿であることは美しい。種を飛ばしたら、お母さんもあっという間に森の中に溶け消えていくことだろう。潔い終わり方もまた美しい。

毎日のように森を歩く理由は、そのような生態まで理解した「美」というものを探しに行くことだろうが、まだまだ表面的な「美」だけを受けとめるような歩きだ。

今日も、「美しい」野鳥たちと会いたいなと思った。キビタキ♂くんとは二回出会ったが、カメラに収めるいとまもなくどこかに飛び去った。

サンコウチョウ♂くんのさえずりを何度も聞いたが、姿を認めなかった。

あちこちの森からルリビタキ♂くんのさえずりも確認できたがそれだけだった。

 

美しい花たちがひそかに咲いていた。

 

ツリバナの仲間

 

ヒメコウゾ 赤いのは雌果、イガグリは雄果

 

シソ科ラショウモンカズラ

 

シソ科ニシキゴロモの白色系か

 

この花たちの、美しい人生も学んでいこう。

 

帰り道の野原で、チョウたちが舞っていた。止まるのを待って写真に収めた。一昨日買った図鑑のおかげで、ヤマトシジミ♀、ベニシジミ♀、モンキチョウ♀じゃないかなという理解ができた。

 

     

     ヤマトシジミ♂ カタバミが食草だというがカタバミどこだ?

 

     

     ベニシジミ♀さん

     

     おなかが大きいのが♀さんだと教えられた。スイバ、ギシギシが食草だと。どこにでもあってよかったね。

 

     

     ハルジョンの蜜を吸っていたのは、モンキチョウの♀さんかな。クローバーが食草で、どこにでもあってよかったね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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