☆山登なでしこの修験道☆

熊野古道・大峯奥駈道… そして北アルプスに魅せられた 山登なでしこの珍道中~♪な山行記録です(^m^)

大峯縦走線歩道 (前鬼山・不動七重の滝→小仲坊)

2012-05-24 15:42:38 | 大峯奥駈道
2012年05月19日(土)~20日(日) 快晴/曇り


大峯奥駈道を縦走をした2週間後…

浮腫んで象さんの足みたいになっていた私の足もやっと人並みに戻ったので、遂にテントを購入した おとぼけおやぢのテン泊デビュ~で、前鬼から釈迦ヶ岳に行ってきました(^^)v

前鬼から大峯縦走線歩道を登り、私が小屋番をしていた深仙宿でテン泊♪
翌日は釈迦ヶ岳から両部分けを往復!


今回のメンバーは、和佐又から残雪だらけの大普賢岳に登り、阿弥陀ヶ森を一緒に往復した おとぼけおやぢのM氏!のんびりマイペースなゴン太氏!いつも強気な山登なでしこ!の3名☆彡

またまた珍道中~♪なお話です(^^;


おとぼけおやぢの車でお迎えに来てもらい、私の自宅を6時半過ぎに出発~☆ヽ(▽⌒*)

高速に乗って吉野方面へ向かうのですが…
車のナビは遠回りなインターを指定…(m'□'m)ナンデ?

おとぼけおやぢ『ナビの使い方、イマイチよくわからないんだよね~(^^;』

後部座席の私『な~にそれ!運転も大丈夫?(--;)オイオイ とにかく朝は空いてるから、一番近い阿波座から乗りましょ~♪』

おとぼけおやぢ『難波から乗ろうよ!道知らないけど…(≧▼≦)』

私『乗り口がややこしいから私もわかんな~い(´`)』

ゴン太氏『前回乗ったのは何処からでしたっけ~?(^^;』

出発早々から前途多難な予感…
おとぼけおやぢの運転は、もっと不安…(笑)


ナビを無視してあちこち走り、やっと前回と同じインターから高速へ!

ポツリと私『始めからナビを信じりゃ~良かったね…(-.-)』

高速に乗ってからは順調に進み、行きの運転は車の所有者のおとぼけおやぢに任せ、寝不足の私は後部座席で…(-O-)zzz

口を開けて寝ている間に和佐又を過ぎ、起きた時には前鬼の手前でした(≧∇≦)


前鬼口から車止めゲートまでの間には【名瀑100選・不動七重滝】が綺麗に見えます☆彡




前鬼不動滝森林浴遊歩道があり、滝の手前の東屋まで往復1時間10分♪
現在は吊橋が決壊していて通行注意らしいので、もしかしたら行けないのかしら…?

大滝前から不動七重滝を眺め、写真だけパチリ(ρ_-)☆彡


車止めゲートは既に車が満車!
少し手前に車を停め、車止めゲートで登山届を提出(^^)v
先ずは前鬼の小仲坊を目指します☆彡


コンクリート道を歩いていると、橋の手前から少しだけ釈迦ヶ岳が見えます(o^o^o)




青空の下に現れた前鬼の小仲坊☆彡




車止めゲートから約35分♪
こちらが小仲坊の【宿泊施設】です!




【 行者堂 】



小仲坊のご主人・五鬼助さんの愛犬ジン君♪




ちょっと怖がりな男の子です(*^^*)

こちらが母屋




縁側からの景色☆彡




のどかな雰囲気でとっても癒されます(^m^)


紀伊半島を貫く大峯の山々・森・岩・そして清らかな水…

人里離れた前鬼から釈迦ヶ岳にかけては【霊場の奥座敷】といわれるエリアです☆彡

役行者の時代から変わらぬ豊かな自然が残されており、不思議な力を宿す【聖地の中の聖地】 いにしえの時代から現代に至るまで、数多の修行者達に愛されてきた大峯奥駈道の里が、この前鬼です(*^^*)


役行者は式神として【前鬼(ぜんき)またの名を義覚(ぎかく)】と【後鬼(ごき)またの名を義賢(ぎけん)】という鬼の夫婦を従えていました。

この夫婦はもともと生駒山の暗峠(くらがりとうげ)で人の子を拐って食べる鬼でしたが、役行者が夫婦の子供を隠して二人の鬼をおびき出し説教し『悔い改めるならば人間に変えてやる!』と諭し、それに従った二匹の鬼は人間の姿に変わって役行者の式神となりました。

常に役行者の前を歩いたのが、手に斧を持った赤鬼の【前鬼】後ろを歩いたのが前鬼の妻で水瓶を持った青鬼の【後鬼】だと言われています!

この夫婦と五鬼助(ごきじょ)・五鬼継(ごきつぐ)・五鬼上(ごきじょう)・五鬼童(ごきどう)・五鬼熊(ごきくま)の5人の子供達が住んだのが、ここ前鬼の集落です☆彡

明治の半ばまで彼らの子孫による五つの宿坊があり、田畑を耕しながら【大峯奥駈道】を行く修行者達を支えてきました。

現在は61代目当主である五鬼助義之さんだけが小仲坊(おなかぼう)を守っておられます(*^^*)


小仲坊で休憩し、二つ岩から太古の辻へ♪
太古の辻から私が縦走中に停滞して燻製小屋番生活をしていた深仙宿に向かい、今日はそこでテン泊します(o^o^o)

小仲坊から大峯縦走線歩道を登り始めると【五鬼熊・行者坊】と【五鬼童】の住居跡があります☆彡




この付近は苔むした岩や木々が多く、新緑を楽しみながら歩きます♪~┏( ^ ^)┛