☆山登なでしこの修験道☆

熊野古道・大峯奥駈道… そして北アルプスに魅せられた 山登なでしこの珍道中~♪な山行記録です(^m^)

笠ヶ岳で出会ったお花♪《3》(クリヤ谷ルートで見かけた高山植物)

2015-07-31 15:35:17 | 高山植物☆彡
最終日は笠ヶ岳山頂からクリヤ谷ルートで下山ε=┏( ^^)┛

クリヤ谷への降りは気が抜けない場所ばかりだったので、写真はかなり少な目ですm(_ _*)m


笠ヶ岳山頂から雷鳥岩までの間に唯一咲いていたお花がこちら♪




これはツツジ科の植物だと思うのですが…
ウスノキ(臼の木)?イワハゼ(岩黄櫨)?花の形はイワナシ(岩梨)に近いけど、わからない~(_ _*)


そしてクリヤの頭付近は裏白ナナカマドだけに…


(裏白七竈:バラ科)


その後の急下降の道沿いにはニッコウキスゲが群生していたり、ミヤマキンポウゲやシナノキンバイ等のお馴染みの黄色いお花があちこちに(*^^*)

そして所々にウサギギクが咲いている~♪


(兎菊:キク科)


こちらはカラマツソウの蕾


(唐松草:キンポウゲ科)


これはなんの種類の植物かしら…(・・?)




そしていよいよクリヤ谷へ突入☆ヽ(▽⌒*)



クリヤ谷付近にはサンカヨウの実がいっぱい☆彡


(山荷葉:メギ科)

この藍紫色の実は白いブドウ糖のような液果で、食べられるらしい♪

でも、【山のご馳走は山の動物達の生きる糧】なので、私達はなるべく摘まみ食いしないようにしましょうね(^m^)


またもや見た事あるようで見た事無い植物が…(^^;





下流にはガクアジサイが沢山咲いていました☆彡


(額紫陽花:ユキノシタ科)


スリップ&転倒しないように必死のパッチで、あまり写真は撮れませんでしたが…

クリヤ谷ルートはお花の種類も少なめでした(^^;




笠ヶ岳の高山植物はこれでおしまい♪

笠ヶ岳で出会ったお花♪《2》(笠新道に咲いていた高山植物☆彡)

2015-07-31 07:00:06 | 高山植物☆彡

笠新道に咲いていたお花のご紹介☆彡


◆ニッコウキスゲ&ノアザミ

(日光黄菅:ユリ科&野薊:キク科)


◆オニシモツケ

(鬼下野:バラ科)


◆ゴゼンタチバナ

(御前橘:ミズキ科)


◆カラマツソウ

(唐松草:キンポウゲ科)



雨に濡れていると違うお花みたい…(^^;


◆ヒトツバヨモギ

(一葉蓬:キク科)


◆ハクサンオミナエシ?

(白山女郎花:オミナエシ科)


◆ササユリ

(笹百合:ユリ科)


◆アカバナシモツケソウ

(赤花下野草:バラ科)


◆ハクサンシャクナゲ

(白山石楠花:ツツジ科)

真っ白なシャクナゲも咲いていました☆彡




◆イワハゼ

(岩黄櫨:ツツジ科・別名:アカモノ)

群生していて可愛い~(^m^)




◆コバイケイソウ

(小梅慧草:ユリ科)



今年は白山でも群生していて当たり年!?



毎年一斉に華開く訳ではなく、一斉開花するのは2~3年に一度の割合らしいφ(..)


◆シナノキンバイ

(信濃金梅:キンポウゲ科)



名の金梅は梅に似た黄金色の花の意味で、ミヤマキンバイは花がもう少し小さめです♪


◆オオバミゾホオズキ

(大葉溝酸漿:ゴマノハグサ科)


◆コイワカガミ

(小岩鏡:イワウメ科)


◆ハクサンイチゲ

(白山一華:キンポウゲ科)


◆ミヤマダイコンソウ

(深山大根草:バラ科)


◆ショウジョウバカマ

(猩々袴:ユリ科)


◆チングルマ

(稚児車:バラ科)

こちらもお馴染みのチングルマ♪
雨に濡れてちょっとヨレヨレ~

そう言う私も、この時は笠新道の急登でヨレヨレ~でした(≧▼≦)


杓子平に咲くチングルマとコイワカガミ♪




早くもチングルマの花が終わって紫褐色の羽毛状の実が~w(°O°)w




杓子平から抜戸岳の間に咲いていたのは…




◆アオノツガザクラ

(青の栂桜:ツツジ科)


◆ハクサンイチゲ

(白山一華:キンポウゲ科)

白山よりも群生している~☆彡



黄緑色の雄しべがアクセントの美しいお花に元気をもらいましたo(^O^)o


◆ミネズオウ

(峰蘇芳:ツツジ科)

初めて見たミネズオウ♪

地を這うように繁った葉の上に星砂をばらまいたように淡いピンクのお花が無数に咲くらしい☆彡


杓子平から抜戸岳の間に沢山咲いていたチングルマやハクサンイチゲの可愛らしいお花を見て元気100倍~で、景色が全く見れなくても頑張れました☆ヽ(▽⌒*)






クリヤ谷のお花につづく…


笠ヶ岳で出会ったお花♪《1》(新穂高ロープウェイ駅→わさび平小屋付近の高山植物)

2015-07-31 06:29:20 | 高山植物☆彡
海の日の連休に行った北アルプスの笠ヶ岳山行で出会ったお花をご紹介します(*^^*)

まずは新穂高ロープウェイ駅からわさび平までの道では…

◆ウツギ

(アジサイ科:落葉低木)


◆ノアザミ

(野薊:キク科)


◆オオヤマレンゲ

(大山蓮華:モクレン科)

中国名は天女花☆彡


奈良県の大峰山(八経ヶ岳)には自生していて、山登なでしこが一番好きなお花です(*^^*)

雨に濡れた姿がとても美しい☆彡


この植物は…?




◆ミヤマキンポウゲ

(深山金鳳花:キンポウゲ科)


◆ミヤマシシウド

(深山猪独活:セリ科)

もしかしたらオオハナウド?オオカサモチ?ハクサンボウフウ…?

山登なでしこにはまだセリ科の植物の見分けがつきませ~ん(_ _*)

なので暫くの間は、背丈まで延びているセリ科の植物は全て“ミヤマシシウド(深山猪独活)”って事で~(≧▼≦)




笠新道に咲いていたお花につづく…

北アルプス笠ヶ岳☆笠新道&クリヤ谷ルート♪ (穴滝→最後の渡渉→中尾高原登山口)

2015-07-30 16:38:03 | 笠ヶ岳・焼岳

山登なでしことKさんは、後ろ髪を引かれながらもTさんご夫妻と別れ、滑りやすくて歩きにく~い道を10分ほど降ってゆくと最後の渡渉ポイントへ…




上部には大きな石が並んでいたのでバランスを取りながらそのまま渡渉♪

あまりの暑さに渡った場所で水浴びしながらプチ休憩(^ .^)y-~~~




滝を眺めながらマイナスイオン満喫~☆彡

その後も緩やかな道があったり




苔むした道だったり~(o^o^o)




Kさんも少しお疲れが出てきたようなので、ゆっくりペースで静かな道を歩きますε=┏( ^^)┛




バイクや車の音が近くに聞こえ、槍見館の赤い屋根が見えてきたので、登山口はもうすぐそこだぁ~♪

ラスト2~3分!?
あぁ~着いたらコーラか炭酸系の冷たいジュースが飲みた~い(o^o^o)

小走りで行こうかな?と思っていたその時に…
Kさんからちょっと疲れたから少し休んでも良いかしら?と…

あらあら~つい嬉しくて早いペースでごめんなさい…m(_ _*)m

まぁ~バスの時刻にはまだ時間もありますし!って事で、登山口付近で最後のプチ休憩(^ .^)y-~~~

山登なでしこはいつもあまり座らずに休憩をするのですが、腰を落ちつけて座っていたらなんとな~く足にダルさが…(^^;

ほな~そろそろ行きましょうか?って事で、歩き始めたその後に!

山登なでしこは足がもつれて石コロにつまずいて、数歩進んで前のめりに転倒~Σ( ̄□ ̄;)ドテ

あわやプチ滑落?しそうになって自分でもビックリ~(@ ̄□ ̄@;)!!

幸い、右膝を打った程度で擦り傷も無く、指も手足も何ともなかったので一安心…(^^ゞ

雪山でスノーシューを履いてバランス崩して転倒した事はありましたが、普通のなだらかな道で前のめりに転倒するなんて~!

ビックリするやら~恥ずかしいやら~(///∇///)

初めて降った標高差1,903m…!

ストックを使わずに降ったら最後の最後に足がもつれましたぁ~(≧▼≦)


クリヤ谷ルートのコースタイムは6時間50分☆彡

早朝6時に笠ヶ岳山頂を出発し、クリヤの頭や鋭峰を眺めながら稜線を降り…
その後は焼岳や錫杖岳を眺めながら急下降ε=┏( ^^)┛

クリヤ谷ではサバイバル気分も味わい、苔や水で濡れて滑りそうな道をひたすら降り…
渡渉をしたり滝を眺めながらマイナスイオン満喫~♪

時計を見たら13時10分!
笠ヶ岳山頂から7時間10分♪

何はともあれ中尾高原の登山口に到着~\(^O^)/




今回、わさび平小屋や笠ヶ岳山荘で同室になり、ご縁があって一緒に歩いたKさんも大喜び~(o^o^o)




ほんまにお疲れ様&クリヤ谷にお付き合い頂き、有難うございました(*^^*)

ふと、今頃Tさんご夫妻は渡渉を終えてゆっくり降っている頃かしら?と…(・・?)
最後まで一緒に下山できず残念でした(_ _*)


槍見館の前を通過して中尾高原口バス停までテクテクε=┏( ^^)┛

自動販売機で冷たいジュースを買ってお疲れ様の乾杯(^^)/▽☆▽\(^^)

ふとバス停から見上げると、もしかしてあれは笠ヶ岳!?




思わずズーム☆彡




違うお山でも笠ヶ岳って事で♪(笑)

昨日の登りでは全く何も見えなかったので、ほんまに感動~(o^o^o)


今回初めて歩いた笠新道やクリヤ谷ルートは…

【両コースとも行程が長くて急登や急下降が続く為、疲労が重なって木の根や石で転倒する事故が多発しています!】

と、事前に調べた岐阜県警のHPで見ましたが…

まさか自分も最後の最後に転倒するなんて~( ̄▽ ̄;)

なにせ、標高差が1,903mもあるコースを降ったのは初めての経験だったので
充分な体力・気力・そして万全な体調管理が必要なんだなぁ~と反省…ヾ(__ )

ほんまに山道は油断禁物ですね(≧▼≦)


中尾高原口へのクリヤ谷ルート!
もし、また笠ヶ岳に登る事があったら…

絶対に辛いと思うけど~!!
このクラシックルートから登るのも良いかな~♪と…
↑喉元過ぎたら熱さ忘れてます(笑)↑

あ、あたしってば、どんだけ“どM”になっちゃったんだか~(/▽\)♪

このクリヤ谷ルートこそ!
この道の過酷さを知らずして笠ヶ岳を語るなかれ~☆彡

皆さんも是非♪
ストックを使わずに降って、コケてみてくださいね☆ヽ(▽⌒*)←悪魔の囁き


中尾高原口バス停から平湯温泉に移動して私は日帰り入浴でさっぱり☆彡

Kさんは新宿行きのバスがすぐに出発だったので、そのまま東京へ(^^)/~~


入浴後は平湯温泉から高山駅までバスに揺られ~
高山からはワイドビューひだに乗って名古屋経由で大阪へ♪

車内では下山中にゆっくり食べれなかった笠ヶ岳山荘の名物弁当(朴葉寿司)をパクリ(●^ー^●)




疲れた身体に酢飯が優しい~♪

最近では滅多に泊まらない山荘&小屋のお食事やお弁当も、山登なでしこの山の楽しみの1つで~す(*^^*)



海の日の笠ヶ岳山行は、これでおしまい♪


北アルプス笠ヶ岳☆笠新道&クリヤ谷ルート♪ (倒木跨いでクリヤ谷の渡渉…)

2015-07-30 10:20:04 | 笠ヶ岳・焼岳

錫杖岳が見える場所は、コースタイム的には残り1/3の地点ですが、気分的にはやっと中間地点!?

これからいよいよ渡渉や“迷・危”ポイントのあるクリヤ谷へ突入で~すε=┏( ^^)┛

錫杖岳を眺めながらクリヤ谷へ♪




上から眺めていた焼岳も少し見上げるくらいまで降ってきましたo(^^)o




この付近で長靴を履いたソロの男性が下から登って来られてご挨拶(⌒∇⌒)ノ"

沢の渡渉の情報等をお聞きすると、4箇所の渡渉ポイントは全てOK♪

1箇所倒木で通過しにくい場所があるらしく…
倒木の上を歩くか又は迂回して沢筋を歩けば問題無しらしい~☆彡

貴重な情報を有難うございました(*^^*)カンシャ

安心して降るとあちこちに倒木があって、跨いだり潜ったり~

少しすると急に目の前が行き止まりに…(@ ̄□ ̄@;)




まさかこの先に突入!?
いゃいゃ少し戻って迂回でしょ~(^^;

旦那さんのTさんが少し先まで様子を見に行って下さっている間に、山登なでしこは来た道を登り返して迂回ポイントを探しに~ε=┏( ^^;)┛

すると上から中高生の息子さん&娘さんを連れたベテラン男性が降りて来られ、先導して下さる事に☆ヽ(▽⌒*)




何本もの木が重なるように倒れていて、木の上に乗って細い枝を両手で押し広げながら進む進む~(`´)ウリャー




これぞサバイバル~(^m^)

少し進むと目印のテープがあってほっと一息♪




その先も細い枝を掻き分けながら、1回目の渡渉ポイントへ☆彡




あのサバイバルポイント!!
もし山登なでしこがソロやったら、右往左往していたかも…\(^^\)(/^^)/

やっぱり旦那さんのTさんやベテラン男性が先導して下さると気持ち的に楽ですね~☆彡

皆さん♪ほんまに有難うございました(*^^*)カンシャ

その先は今までの道が嘘だったかのような緩やかな道に…




渡渉したポイントを振り返ってパチリ☆彡




安心感したのも束の間、今度は苔むした石が重なる荒れた道が続きます…( ̄▽ ̄;)

とにかく滑らないように必死のパッチ…。




徐々に写真を撮る余裕もなくなり、とにかく足元に集中して進みますε=┏(  ̄^ ̄)┛←かなりマジ

二つ目の渡渉ポイント越えてまたパチリ☆彡




靴が水に浸かっても昨日の雨でどうせ濡れてるし~!
滑って転んで濡れる方が嫌なので、ここでは両手ストックを出して慎重に渡りましたq(^^)p

Tさんの奥様はかなり足に疲れが出ているご様子で、皆で休みながらとにかくゆっくり~♪

あまりの暑さに帽子を川の水で濡らしたら、めちゃ冷たくて気持ちが良い~(o^o^o)


そしてまた滑りやすい道を降ります(^^;




3つ目の渡渉にさしかかる時、濡れた大きな岩の上で山登なでしこはツルっと滑ってお尻からストン…(≧▼≦)

幸いにも上手く滑ったので、ザックのお陰でお尻も尾てい骨も打たずにセ~フ♪

そして今から渡る3つ目の渡渉ポイントをパチリ☆彡




その後も滑りそうな嫌らしい道を気を抜かずに降って行きましたε=┏( ^^)┛

がぁ………………………

Tさんの奥様が体力的にも精神的にもちと限界!?

その先を悠々と進む旦那さんのTさんにストップしてもらって、また休憩する事に…

時計を見たら山頂から約6時間15分経過!
地図で確認するとそこは穴滝付近で、残りの距離は約1時間☆彡

ここまで来れば渡渉もあと1つが残るのみ♪

でも…
奥様が私とKさんにかなり気を遣われて、先に降って下さいと~(m'□'m)

私とKさん『ここまで一緒に頑張って、やっとここまで来られたのに~!ゆっくりで良いから最後まで一緒に歩いてゴールしましょう☆ヽ(▽⌒*)』

奥様『クリヤ谷を降れて本当に冥土の土産になったゎ~(≧▼≦)』

私とKさん『こちらこそ、旦那さんに先導して頂いて心強かったです(o^o^o)』

私達は時間がまだありますので構いませんから~♪と伝えても、先に降って欲しいと…(;o;)

これ以上は反対にTさんご夫妻に気を遣わせてしまいそうなので、私達は後ろ髪を引かれながらも先に下山をする事にしましたm(_ _*)m

振り向き様にお二人をパチリ☆彡




ブレブレでごめんなさいm(__)m

ほんまにここまで先導して頂いて有難うございました☆彡

山登なでしこはソロで降るつもりだったので、ほんまに心強かったです(*^^*)カンシャ



穴滝から中尾高原登山口につづく…